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2020年2月16日日曜日

ボディコートで低速域での空力!?(GRエアロスタビライジングボディコート)

空力と言うのは大雑把に言うと速度の二乗で効いてきますから、ウィングなどをつけることで質量が増えることなくグリップを増大させたりすることができると強い武器になります。
逆に低速域ではほとんど意味がないことから、空力よりはメカニカルグリップに頼るしかありません。

ちなみに以前のブログでふれたファンカーであれば低速でもダウンフォースを手に入れられますが。。。。


ところがトヨタのGRからこんな製品がラインナップされたという記事を発見しました。



ボディに塗るとことで帯電をコントロールできるという商品。
確かに帯電をコントロールすることで空気の流れが変わることは事実だとは思います。以前アルミテープを車体に張り付けることで帯電をコントロールする商品も同じくGRからリリースされていた記憶があります。

個人的に気になるのが上のTweetでも触れましたが、こちらの記事の後ろの方にあるこの写真


こちらの写真を見ると、スラロームで1車身弱差がついている結果を示されています。

例えば富士スピードウェイのストレートのような高速域であればちょっとした空気の流れの差で1車身ぐらい変わってくるというのであれば理解できますが、パイロンスラロームでこれだけの差(車速を考えると0.2~0.3秒ぐらい?)が出るというのは素人目には信じがたい効果ですね。。。


もしこれだけの効果があるのであればジムカーナやショートサーキットでもタイムに影響がありそうですが…実際どうなのでしょうね?
帯電とは違う視点ですがSUBARUは塗装表面をザラザラにした方が空気抵抗が少ないと言っていたこともありますし、素人には検証難しいですね。。。


関連記事などは↓の関連ページや検索等からご参照ください。

I found the review of GR AERO STABILIZING BODY COAT. Is that effective for lap time??

2020年2月7日金曜日

雁が原スキー場(ジムカーナ、ドリフト場)の閉鎖

自分は遠方のため行ったことはありませんが、北陸では有名なジムカーナやドリフトの練習場であった雁が原スポーツランドが自己破産申請したと言う記事です。



暖冬の影響がこんなところにまで響いています。
続いてこんな記事も出ていました。



行政が介入して再建する可能性があるのかも?
モータースポーツができる環境を少しでも残せることを願うばかりです。

Today, I saw the news of "Karigahara sportsland filed for bunkruptcy".

2020年1月12日日曜日

東京オートサロン2020(Tokyo auto salon)

今年も行ってきました。

今回北ホールを中心に、新しいタイヤが目白押しだったのでとても見ていて楽しいオートサロンでした。
と言うことで個人的に気になった出展物をご紹介。


先日のブログで取り上げたRYDANZ(レイダン)タイヤ。
手で触ってみると03RSと33RSではゴムそのものの柔らかさが全然違います。
トレッドウェアは140となっていましたが、数字以上にR33RSはかなり柔らかいく感じたので、サーキットの連続周回には向かないイメージを持ちました。

レイダンタイヤについては別途詳しくまとめます。




ホンダアクセスの出展。
ネット上でも騒がれていましたが、本田からEK9シビックやS2000の新しい形の提案&部品の再販をアピールしてました。
シビックはウィンカーの部分のデザインがおしゃれですね。



ZESTINOの新しい日本名義である5FIVEX(ファイベックス)タイヤ。
別のブログで詳しくまとめますが、新しいコンパウンドのタイヤを用意されていましたが、シーランド比(タイヤの溝の割合)が溝が少なすぎて日本の公道は走れないタイヤなのだとか。
カーボンホイールも用意されていましたが、強度基準とバランスがとれるのか確認してみたいですね。




VITOURタイヤ。
以前も触れていますが、テンペスタ エンツォをアピールされていました。
ちょっと硬めで、温度が入ればとても良いタイヤなのだとか。グリップとコストのバランスが周回アタックにはもってこいでしょう。



ナガオテクノさん。
日産やトヨタのFRの強化ミッションを販売されている会社さん。
リーズナブルで助かりますね。またプリウス等のハイブリッド車のバッテリーリビルトや、強化ドラシャも販売されていました。
今後要注目中な会社さんですね。

DURATURNタイヤ。
以前ブログで触れたように、Neolinブランド等を展開する中国のタイヤメーカーです。
今回は大型4駆のタイヤメインで、ハイグリップタイヤの展示はありませんでした。




タイヤとしては大手の横浜からはADVAN Neovaのコンセプトモデル、ブリヂストンからはRE-71RS、ダンロップからはβ05が発表されていました。
横浜は昨年もコンセプト発表していたような気がしますが。。。


その他、全日本ジムカーナの西野選手のマシンが飾ってあったり


EV化された70スープラがあったり

お買い得な?リフトが売っていたり。

大手だけでなく、色々なメーカーが立ち上がり、面白い製品が年々増えていて見る側としてはとても楽しいオートサロンでした。
タイヤを始め、個々に気になってインタビューしたりしたものについては別途まとめます。

I visited TOKYO AUTOSALON 2020 @ MAKUHARI MESSE.

2019年11月8日金曜日

Garrett E-Turbo(ギャレット E-ターボ)

発表されています。




ターボの弱点である「低回転での効率」と「ターボラグ」を解消する画期的な製品です。

低回転でのブーストを高めるのであれば、小さいタービンにするかスーパーチャージャーにするかという2択だったかと思いますが、ピークパワーが得にくくなったり、スーパーチャージャーだとメカニカルな機構が大きく、駆動ロスが生じてしまうという問題点がありましたが、このE-Turboだと見事に解消することができます。

(これまでの技術だと低回転のトルクを得るためにツインスクロールターボとかもありましたが、排気効率が悪いですし、メカニカルなスペースの問題がありました。)





まだ出たばかりで2021年発売予定の量産車から搭載予定とのことですが、この技術をアフターパーツメーカーが作るタービンに採用することが出来たら、これまでビックタービンを付けると問題であった「低回転のトルクがなく、ドッカンターボ」という扱いづらい挙動を消すことが出来そうですね。



さらにこのタービンについているモーターは、駆動させていない時(アクセルオフ時や、ある程度のエンジン回転数で排気ガスのみでタービンブレードを回している時)は発電に用いることができ、ハイブリッド車であればエネルギー回生に使えるという優れものです。



回生機能はしばらくアフターでは生かせそうにありませんが、軽自動車であれば100ps以上でるような大型のタービンであっても低回転のトルク確保が出来たり、ドリフトではビッグタービンにしてもピークパワーだけでなく低回転領域のトルクも確保できたりといった革新的なチューニングが流行りそうな気がします。

ちなみにギャレットのケーススタディによれば、E-Turboの搭載により定格出力が16%、トルクが10.5%増加しするとのこと。またエンジン回転数が低い時(1,500rpm)でタービンを回した時、通常だと目標トルクに到達するのに4.5秒かかるところを1秒で到達可能なのだとか。



これだけターボラグが無くなるようであれば軽自動車のチューニングカーが増加したり、サーキットアタックでもクロスミッションを搭載するよりもワイドレンジなミッションにしてシフト回数を減らした方が早いケースも出てきそうですね。(いつアフターマーケットにこの技術が降りてくるかはわかりませんが。。。)


他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。


Yesterday, Garrett release a new product “E-Turbo”. Is that can improve low rpm torque??

2019年10月30日水曜日

タイヤの保管期間・劣化(硬化)について

サーキットや競技でタイヤを使われる方や、スタッドレスタイヤの硬化というのは気になる問題かと思います。

そんな気になる疑問に対し、先日こんな記事を拝見しました。







要は冷暗冷所、空気流入が激しくないところで保管していれば3年ぐらいは劣化をほぼ考えなくてもよいとする記事です。

もし上記記載した条件で保管できるのであれば比較的長い期間タイヤをフレッシュに使うことができそうですね。



一方で気を付けるべきこととして、上記で劣化しないとしているのは熱等の影響を一度も受けていない「新品」のタイヤであって、一度使用しているタイヤというのは「自動酸化」と呼ばれる劣化が勝手に進んでしまいます。
(製造時の釜の熱で、配合する添加物によっては新品でも酸化してしまうこともあるみたいですが)

詳しいことはコチラの論文に記載されていますが、要は一度熱を入れてしまったり紫外線等に当ててしまうと、酸素と化合して酸化、つまり劣化してしまいます。さらにその劣化した部分を起点に、劣化していない部分も自動的に劣化が進んでしまうと読めます。

(イメージ的には、鉄における錆のような感じでしょうか。一部がサビるとどんどん錆が広がる感じ)




ということは一度使ったタイヤというのは冷暗冷所に保管(ラップでぐるぐる巻きにしたり)した方が勿論良いですが、新品タイヤのように3年も劣化が進まないわけではないという解釈になるかと思います。

逆に少し古いロットの新品タイヤ(ちゃんと保管されていたもの)で、叩き売りされてればラッキーかもしれませんね。





また最近の海外製のタイヤは海上輸送されてることが多いため、暑い時期に搬送された製品だと新品とは言え劣化している場合もありそうなので注意が必要です。


他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。


How to progress of rubber deterioration? Is the method correct that of storing in a cool and dark place?

2019年10月5日土曜日

アストロプロダクツの買収について(ロイヤルホームセンター)

輸入の格安工具で近年店舗数を拡大しているアストロプロダクツ(株式会社ワールドツール)がロイヤルホームセンターに買収されたそうです。



大和ハウスグループ傘下に入ったことになりますね。



昨年お話を伺った時には会社が急拡大しているというお話を伺っていたので、業績悪化ではないかなぁと考えていたのですが、「薄利多売で業販では赤字の案件もあり中々動けない」ようなことも言っていたのでもしかしたら経営的には厳しかったのかもですね。

どちらにしろ一般消費者的には便利なお店ですから今後も拡大を続けてほしいところです。



他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。

ASTRO PRODUCTS is the major car maintenance tool shop in Japan. The operating company Worldtool was acquired by Royal Home Center.

2019年9月29日日曜日

サスペンションプラスのUC-04

SUSPENSION PLUSと言えば以前も記載したように低反発UC-01と高反発のUC-03というスプリングをリリースしており、ここ数年で競技車への装着率というのはかなり上がってきているように感じます。

先日お話を伺うと、どうやらとあるGT500車両にも同社のスプリングが採用されたようで、同社の発展が伺えます。



んで、そんなGT車両に求められるスプリングと言うのは、同社が得意とする反応してすぐに求められるレートが発生することは勿論、「公差がないこと」が求められるそうです。



公差とは何か、と言うと、例えば10kg/mmのレートとして市販されているスプリングも、実際に測定してみると10.1kg/mmだったり、9.8kg/mmだったりと多少指定レートからズレが生じています。
これを公差と呼び、メーカーによってその許容値は違うと思いますが、2本購入して全く同じレートになることはほぼないのが一般的です。(つまり左右の実際のレートはズレがある)




GT車両レベルになると、この公差すらも許容できないので求められるレートで、さらにすべて差異がないスプリングが求められるそうです。

そんな高レベルなスプリングを、サーキットタイムアタック、ジムカーナ、ドリフトなどで足回りへの細かな要求が必要なドライバーに向けて「UC-04」という製品名で販売を開始されるとのこと。



現在のところcoming soonとしてHPに掲載されていますね。

聞いてみると公差がない2本を製作するためには数十本バネを作って、その中から公差がない数本を選定し、さらにその中からレートの立ち上がり等の検査で一番バランスが良い2本を選定…という工程を経て販売されるそうで、2本を作るために他のバネは捨てることになるからどうしてもコストが高いそうです。(とはいっても数十万になるわけではないそうです。)

また特性についてはUC-01やUC-03と違うのか確認したところ、UC-04についてはすべてがオーダーメイドになるため、その辺も考慮して製作してくれるそうです。
サスペンションプラスだけでなく、ハイパコやスイフト等の市販スプリングで満足できない方や公差を嫌う方にとっては選択肢が増えてよさそうですね。

自分はそこまで違いが判らないでしょうから市販品で十分ですが。。。


ということでUC-04は新しい特性のバネと言うわけではなく、オーダーメイド(オリジナル)スプリングという事でした。



他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。

What is SUSPENSION PLUS UC-04?? Is it different from UC-01 and UC-03??

2019年9月16日月曜日

86やBRZのサイドターン(スピンターン)の不調の原因について

最近ブリヂストンからはRE-12D、ダンロップからはβ10、ADVANからはA08Bというスーパーハイグリップタイヤが続々と登場しています。

これらのタイヤは86レースやジムカーナなどのタイムトライアル専用に開発されているだけあって、とてつもないグリップを発揮します。
それこそ、はがれかけのコンクリートならばタイヤにくっついてきてしまうぐらい強烈なグリップを発揮しており、グリップすると同時に車体にもいろいろと負荷がかかっていることは間違いありません。


数ある負荷箇所のうちのひとつで、ジムカーナにおいて要となるサイドターンに必要なサイドブレーキの性能についてはもともとインナードラム式ということもあってロックさせやすいのですが、上記したようにだんだんハイグリップタイヤが登場してきたことによってどんどんロック性能を求めていくことによってバックプレートが歪んだりといった症状が頻発しているそうです。
バックプレートが歪むとサイドレバーを引いてもロックせず、結果としてサイドターンができないという症状に陥ります。


画像はプロミューさんのバックプレート



通常であればバックプレートやサイドワイヤー、そしてサイドブレーキシューを交換すれば大体は元に戻ることが多いのですが、近頃自分の周りを含め全国的にさまざまな部品を交換しても一向にロックしない=元に戻らない症状を訴える選手が多く、知人はハブベアリングも含めて交換できる部品は全部交換しても症状が改善されていません。

この結果から考えられる可能性として「バックプレートの製造元がロットによって違い、駄目な製造元のロットはバックプレートのピンの剛性が弱いのではないか」と考えていたのですが、まぁ製造元をそんなに変えることもないでしょう。
そこでロックしない多くの選手と、逆にその症状が出ていない選手を比較した時にひとつの共通項にたどり着きました。


それは症状が改善しない選手は皆同様に最近のロットのサイドシューを使っている、ということです。
(ある時期までのロットだと症状がでてないようです)


これが原因かどうかは、この考察に基づいて知人がテストされるそうですので注視していきたいと思います。


他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。

What causes hand brake feelings bad??

2019年9月8日日曜日

本庄サーキットのドリフト禁止について

表題のとおり、関東近県のドリフトスポットのひとつであった本庄サーキットでのドリフト走行が来年の2020年から禁止となるそうです。




近くにお寺があるのだとか。

Google Mapでみてみると


たしかにすぐ裏にお寺があるのですね。

騒音問題はどこも悩ましい問題で良し悪しあるかと思いますが、ドリフト走行される方は来年以降、本庄サーキットではイベントや練習会が開催されないということを認識しておかないといけないですね。


In HONJOU Circuit, Drift event will be banned next year(2020).

2019年9月5日木曜日

ADVAN A08B SPEC G(アドバン、ヨコハマタイヤ)

が発売される旨、発表されていますね。


まず発売されるのは205/50R16 87Vの1サイズで、公式サイトによると


>「ADVAN A08B SPEC G」は、サーキット走行やラリー、ジムカーナなど様々な競技に使用できるストリートラジアルタイヤ「ADVAN A08B」をベースとしながら、ジムカーナ競技において高いグリップ性能を発揮する目的で開発したタイヤ。ジムカーナ競技向けに最適化したコンパウンドを新規採用することで、ドライおよびウェット性能を高次元で実現しています。

と記載があります。


低温からいきなりグリップするコンパウンドなので、ウェット路面のタイムアタックやドリフト、冬場のサーキットタイムアタックでも使えそうですね。
現在販売されているスーパーハイグリップラジアルタイヤとしてブリヂストンのRE-12Dやダンロップのβ10は、同社のRE-11Sや03Gに比べてもタイムが出るそうですので、その対抗馬として発売されたこのA08Bもかなり戦闘力は高そうです。

価格も同じサイズのβ10がヤフオク価格で20,460円、A08Bの現行販売コンパウンドが22,190円ですので似たような価格ですね。

すでに販売店にはデリバリーされているようで、このタイヤの第一インプレッションを拝見すると「RE-12Dと同じように、プラスチックスロープに乗せてジャッキアップすると、スロープがくっついて車体と一緒に持ち上がる」旨の記載があったので、ゴム自体もかなり柔らかそうですね。

今週末の全日本ジムカーナ九州ラウンドに合わせて発表、販売開始しているでしょうから、その結果が楽しみですね。



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Yesterday, YOKOHAMA ADVAN A08B SPEC G was unveiled. Why was it announced by this timing?

2019年8月30日金曜日

2020年度の車両規則(JAF)

JAFから来年の車両既定の変更点について発表されていますね。


トピックとしては

・SA車両のECU交換解禁
・PN車両のファイナル交換解禁
・アンダーカバーはこれまで最低地上高9cmに含まれていたが外され、寧てい5cm以上に(あくまでアンダーカバー等の指定部品のみ)
・ステアリングの大きさ自由(350mm以下でも認められるように)


と言ったところでしょうか。
特にSA車両のECU交換解禁とPN車両のファイナル交換解禁は大きなトピックですね。

SA車両と言うと今の主力はDC2インテグラ、EFのCR-X、FD3SのRX-7、NAのNSX、SW20のMR2、ランエボ、インプレッサあたりでしょうか。

特にターボ車のECU変更は出力向上に大きく効果がありそうですね。
特に3速以上を使うような広大なステージになればなるほどタイムに効いてきそうです。
また以前ブログに書きましたが、シフトチェンジというのはできるだけしない方が良いので低回転からトルクが出るようになればギア比をワイド化するというのも選択肢としてあり得るかもしれません。


ただドンドン規則がややこしくなっているような気がするので、個人的には「車検通ればOK!」の「B車両」がわかりやすくて好きです。
ただこれだとエンジン載せ替えや車幅も無限に(?)広げられてしまうので、地方によっては「B車両だが車検証に「改」がつく改造は禁止」という規定があります。これだと過激になりすぎず、わかりやすい規定だなと個人的には感じています。
(「改」がつく改造だとエンジン載せ替え、調整式アームへの変更、オーバーフェンダー等になるでしょうか)

一応自分の車もB車両ですが「改」がつく改造は行っていないので車幅もアーム類もノーマルですし、エンジンもノーマルで、吸排気とECUのみの改造です。
車両規程はB車だと誰しも参加できそうですし、最近クラス分けを車ではなく「タイヤの銘柄と幅」で分ける案もあるそうです。それはそれでアリですね。



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New vehicle regulation of 2020 was announced by Japan Automobile Federation(JAF).

2019年8月19日月曜日

5-0 Ignite(50イグナイト)のイグニッションコイルについて

最近イグニッションコイルを色々見ているのですが、オーストラリアのこんなコンバージョンキットが日本に入ってきているようです。


"5-0イグナイト"というオーストラリアの会社。
こちらはアウディのR8のコイルを流用するキット等を販売しているようです。なぜR8のを流用するのか調べてみると、
こちらのメーカーが言うに、海外において流用強化コイルとしては下記4種類が人気あるそうです。

①GM LQ9/LS2 D585 ‘truck’ ignition coils
②Toyota Yaris ignition coils
③Audi R8 ignition coils
④Nissan R35 GTR ignition coils

それぞれ長所短所があるようです。こちらのページのメリット・デメリット部分の意訳です。


LQ9/LS2 D585 Coils (GM車のコイル)

利点: (オーストラリアやニュージーランドやアメリカでは)中古が手に入りやすく、安価である。
欠点: ドエル時間を長くとりすぎるとエンジンブローさせるリスクがある。また中古品だと劣化具合を見極める必要があり、偽造品が出回っている。


Yaris Ignition Coils(日本ではヴィッツのコイルでしょうか)

利点: 特になし
欠点: ほかのコイルに比べて強力と言うわけでもなく、純正品は少し高いですし、中古品は劣化しているものがある。


Audi R8 Ignition Coils

利点: (デンソーで作っているR8用コイルは)品質が安定している。点火エネルギーも高ブーストや高馬力においても十分飛ばすことができる。(650PHぐらいまでと書いてありますね)

欠点: Haltech、Link、Motec、PowerFC、Nistune、MaxxECUあたりの社外ECUでの制御がオススメ


R35 GTR Ignition Coils

利点: R8用よりも点火エネルギーがやや優れている。
欠点: 1,000PH以下の出力のエンジンにおいてはオーバースペックであり、高価。


ということで35GT-Rのコイルが一番優れているが、普通のチューニングにおいてはR8のコイルでも十分であり、安く済むというのがメリットのようですね。



コチラのメーカーはコイルだけでなくプラグコードもセットで販売してくださっているようですね。値段を見てみるとキット価格がオーストラリアドル$338で輸送費が$63.23とのことなので合計すると45,000円弱と言ったところでしょうか。
既にECUがハルテックやニスチューンに変わっている方はこの価格でプラグコードも新品になると考えると良いかもしれませんね。

純正書換やポン付けしたいという方は以前ブログを書きましたが、上記でも最高級品と記載されている35GT-Rのコイルを用いているIPコイル(イグニッションプロダクツ)のコイルの方が日本においてはお手軽かもしれません。


プラグコードは含まれていませんが、ポン付けと言うことを考えたり、スペックを考えるとこちらもお手軽ですね。

(2020.8.20 公式ページが少し更新され、上述した内容が変わり、ポン付けできるようになったようですので続きのブログはコチラに)


他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。



How about ignition coil of 50ignite?? Is it to enhance ignition systems?

2019年8月16日金曜日

2020年オリンピック期間の富士スピードウェイの閉鎖について

来年の2020年はオリンピックが開催されますが、モータースポーツのメッカである富士スピードウェイは自転車競技の会場として使用されます。


これに伴い富士スピードウェイが準備期間を含めて使えなくなるという情報を入手しました。
オリンピックは2020年7月24日~8月9日、パラリンピックが8月25日~9月6日という日程です。
うち自転車競技についてはパラリンピックの9月4日が最終日となるようです。

オリンピック期間はサーキット従業員の方も入れないそうですが、準備期間等を含めていつからいつまで閉鎖されてしまうのか聞いてみたところ2020年6月~2020年9月下旬まで閉鎖されてしまうとのことでした。
(2020.4.3追記)
オリンピックが延期になったため、2020年内各種施設が使えるようになったとのことです。


まだ確定ではないかもしれませんが、少なくとも4カ月程使えない期間が発生するようです。
個人的には一番近いサーキットだったので月1〜2回利用させて頂いてますが、期間中は他のところで開催される練習会等を探さざるを得ないですね。

オリンピックに向けてなのか現在もジムカーナ場の上にあるP11もきれいに舗装されていましたし、西ゲートのところにも何か建てるみたいです(ハイアットホテルだとか?オリンピックには間に合わない気がしますが。)。サーキットの目の前に小山インターや富士モータースポーツビレッジが出来たりと、どんどんあのあたりが変わっていきそうですね。


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How long will Fuji international speedway be closed by the TOKYO 2020 Olympics?

2019年7月23日火曜日

シュアラスターのLOOPパワーショットについて

最近こんな記事を見かけました。




凄いですね。これを入れるだけで約10馬力、パーセンテージで言うと3%ぐらいパワーアップしているそうです。



この商品に配合されている成分としてPEAとPIBAと言うのがあります。

PEAについては以前書いたWAKO'Sのフューエルワンに配合されている成分と同じ成分で、デポジット等の汚れを強力に洗浄できる優秀な成分です(高価なのが難点ですが)

(価格だけで言うとフューエルワンの方が安いんですね)

さてもう一つのPIBAについて調べてみるとあまりいい記事が見つかりませんでした。
海外のこちらのサイトでも

・PEA:強力な洗浄剤で燃料系の洗浄剤としてはスタンダード
・PIBA:PEAほど強力ではないが、燃料系の堆積物を除去するのに役立つ


と書かれており、これだけ読むとPEAが入っているならPIBAを配合する意味があるのだろうかと疑問に思います。
高価なPEAだけにしてしまうとコストがかかることからPIBAも配合して価格を下げているのだろうかとも考えてしまいますが、公式HPによると

洗浄効果の高いPEAは増粘効果もあり、PEA濃度が高すぎるとオイルと混ざったときにオイルの粘度が上がり燃費が悪くなる危険があるため、LOOPはバランスの取れた濃度を入れさらに、PIBAを入れることで洗浄力を高めています。

と記載しています。エンジンオイルを頻繁に交換しない方にとってはオイルの増粘は燃費悪化を招くので良くなさそうですが、しょっちゅう交換する方はあまり気にしなくてもよさそうです。


ただ製品としては洗浄性能にかかわる上記の2成分だけではなく、「特殊潤滑剤」と呼ばれる別成分等の影響もあってパワーアップに結びついているのかもしれませんね。
「特殊潤滑材」とやらが何なのかはとても気になるところなので、そちらもどんな成分が配合されているのか開示頂けるとより納得感が増しますね。


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What is surluster loop?? Is that helpful in removing deposits throughout the fuel system??


2019年6月13日木曜日

ドラシャやハブの社外補修部品

日産車の社外のドライブシャフト、ハブベアリング、ステアリングラックがD-MAXと言うドリフトパーツを販売しているショップから販売が開始されるようです。





ドンドン純正部品が生産終了&値上がりする中で、社外の補修部品が出てくれるのはありがたいですね。

ネットで純正部品の値段を調べてみると

フロントハブベアリング(1個) 16,905円
リアハブベアリング(1個) 10,217円
ドライブシャフト(リビルト)(1本)  19,998円
ステアリングラック(中古) 約50,000円


ドラシャはリビルト、ステアリングラックは中古しか軽くネットで調べた限りは出てきませんでしたが、高いですね。。。
とは言え、今回出る社外の補修部品のクオリティはどうなのか気になります。
安くてもすぐガタってしまたり、折れてしまっては意味がないので製造元と品質検査基準が気になるところです。



そのほかにもヘッドライトの社外品まで出てきています。

78WORKSというメーカー。
デザイン性にも優れていますが、車検は通らないという噂も聞きますしどうなのでしょうか。

いずれにしても社外部品が多いのはユーザーとして嬉しいですね。



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Recently, aftermarket parts manufacturers have started selling replacement parts.

2019年6月2日日曜日

セラメタのクラッチについて

先日、ジムカーナ会場でこんなクラッチディスクメーカーをご紹介頂きました。


セラメタと言う会社。

聞いてみると元々カヤバ(KYB)のクラッチ部門が分社化?独立して出来た会社さんだそうです。

元々純正のクラッチを製造してたみたいですから、その品質については間違いなさそうですね。
自社でディスクを製造できる工場も持っていることから、リビルトのクラッチディスク作業も請け負えるそうですし、もう製造していない車種用のディスクも製造出来るのだとか。




値段は少し高いみたいですが、今はお試し価格で調整して頂けるみたいなので、クラッチの交換を考えている方は検討しても良さそうですね。


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What is CERAMETA clutch?? Does the quality of clutch disc is available for competition use??

2019年5月14日火曜日

エンジンオイルのカートリッジ式(Nexcel)

2015年に発表された技術だそうですが、最近こんなものを見つけました。




Nexcelと呼ばれる、いわゆるエンジンオイルとオイルフィルターを一体にしたカートリッジ。
これによってオイル交換は90秒で完了され、オイル潤滑はこのセルの中に電子チップが埋め込まれていて、最適な量をコントロールすることができるのだとか。


現地のHPを見てみると、現在のドレンボルトからオイルを排出するオイル交換は20分以上作業時間がかかり、なおかつ再精製のためにリサイクル工場に運び込まれるのは出荷量の60%程なのだとか。
もしこのNexcelを全車種に適用できた場合、回収率をほぼ100%にできることからタンクローリー20万台以上分のオイル製造を削減できるのだとか。



またハイブリッド車等の環境性能が高い車にも適用性が高いみたいなことを動画で言っていますが、なぜ適用性が高いのか調べてみるとエンジンオイルを暖気時においては必要な量だけ循環させることができ、少ないオイルのみ使用というやり方が可能なため、暖気時間が飛躍的に短くなるのだそうです。
なんかドライサンプみたいだなぁと思ってたら、アストンマーチンのヴァルカンというスーパーカーにも搭載されているみたいです。


毎分600Lの吐出量にも耐えられる信頼性があるのだとか。


日本においてもエンジンオイル交換している人が少なくなっていますし、世界的に環境問題が話題になっているからもしかしたら今後どんどんこの形式が増えていくかもしれませんね。



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What is Nexcel?? Is it revolutionary technology that makes oil changes??

2019年5月6日月曜日

ブリヂストンのRE-12D typeA

今年のオートサロンで発表されたブリヂストンのRE-12D typeA




ジムカーナ用、つまりウォームアップしなくてもいきなりタイムアタックできるコンパウンドという理解で良いのではないでしょうか。
真冬のサーキットタイムアタックにも適してそうな気がします。



路温10度程の際の、ジムカーナ2本走った後のタイヤの表面。凄い。。。


先日エビスサーキットで開催された全日本ジムカーナ第3戦でも、同タイヤを履くPNクラスにおいて表彰台をにぎわしていたのが記憶に新しいです。
(試合結果についてはブリヂストンのHPにて)

この結果からみると、以前はダンロップのβ02等の方が低温域に強く、気温が低い時やウェットジムカーナにおいては強いイメージでしたが、このtypeAが出てきたことによってブリヂストン勢が巻き返してきたような感じを受けました。

いま試合に出るならこのRE-12D type Aがよさそうですが、その値段がとてつもない値段がします。



86/BRZサイズでこの値段。
ヴァリノタイヤなら2本買えますね。。。。。


公式戦等のタイヤレギュレーションもどんどん変更されている方向で動いているようですし、今後の他メーカーの動向も注目してみたいと思います。

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Does the BRIDGESTONE RE-12D type A have incredible grip??