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2019年9月29日日曜日

サスペンションプラスのUC-04

SUSPENSION PLUSと言えば以前も記載したように低反発UC-01と高反発のUC-03というスプリングをリリースしており、ここ数年で競技車への装着率というのはかなり上がってきているように感じます。

先日お話を伺うと、どうやらとあるGT500車両にも同社のスプリングが採用されたようで、同社の発展が伺えます。



んで、そんなGT車両に求められるスプリングと言うのは、同社が得意とする反応してすぐに求められるレートが発生することは勿論、「公差がないこと」が求められるそうです。



公差とは何か、と言うと、例えば10kg/mmのレートとして市販されているスプリングも、実際に測定してみると10.1kg/mmだったり、9.8kg/mmだったりと多少指定レートからズレが生じています。
これを公差と呼び、メーカーによってその許容値は違うと思いますが、2本購入して全く同じレートになることはほぼないのが一般的です。(つまり左右の実際のレートはズレがある)




GT車両レベルになると、この公差すらも許容できないので求められるレートで、さらにすべて差異がないスプリングが求められるそうです。

そんな高レベルなスプリングを、サーキットタイムアタック、ジムカーナ、ドリフトなどで足回りへの細かな要求が必要なドライバーに向けて「UC-04」という製品名で販売を開始されるとのこと。



現在のところcoming soonとしてHPに掲載されていますね。

聞いてみると公差がない2本を製作するためには数十本バネを作って、その中から公差がない数本を選定し、さらにその中からレートの立ち上がり等の検査で一番バランスが良い2本を選定…という工程を経て販売されるそうで、2本を作るために他のバネは捨てることになるからどうしてもコストが高いそうです。(とはいっても数十万になるわけではないそうです。)

また特性についてはUC-01やUC-03と違うのか確認したところ、UC-04についてはすべてがオーダーメイドになるため、その辺も考慮して製作してくれるそうです。
サスペンションプラスだけでなく、ハイパコやスイフト等の市販スプリングで満足できない方や公差を嫌う方にとっては選択肢が増えてよさそうですね。

自分はそこまで違いが判らないでしょうから市販品で十分ですが。。。


ということでUC-04は新しい特性のバネと言うわけではなく、オーダーメイド(オリジナル)スプリングという事でした。



他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。

What is SUSPENSION PLUS UC-04?? Is it different from UC-01 and UC-03??

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