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2019年4月30日火曜日

ミラジーノ(旧型)の燃費

以前触れましたが、ミラジーノのエンジンオイルには現在ベルハンマーを入れています。




ベルハンマーを入れた状態で、スタッドレスタイヤの燃費は、山道や郊外ということもあり22キロちょっとを記録しました。




エアコンも使っていないですし、帰りの山道は下りなのでほとんどアクセル踏んでないのが好要因だったのだと思います。

そして気温が温かくなってきたこともあり、タイヤをノーマルタイヤに変更し、一般道:高速を約85:15(距離)ぐらい、エアコン使用率は20%ぐらい(こちらは主観)で、23区内しか走っていない状態での燃費は21km/lぴったりでした。


スタッドレスで同条件なら20km/l切っていたかもしれませんね。
軽自動車ということもあり、タイヤの影響も大きかったように感じます。


郊外のみ(60~70km)ぐらいで走り続ければ25km/l、高速(100km/l)巡行だと23km/l、一般道だと17~22km/lといったようなところが自分が乗っている限りではL700ミラジーノの燃費でしょうか。
(5速ギアをハイギアード化している影響は大きいと思いますが。)

燃費は気になる方が多いと思いますので、またデータがたまったら記載してみたいと思います。


他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。


Is DAIHATSU Mira Gino(L700) have good fuel efficient??

2019年4月29日月曜日

FacebookページのOPEN

今更ですが、Facebookページを作成しました。



記事の更新についてTwitterでも更新についてはお知らせしておりますが、Twitterをやっていない方や海外の方に向けてFacebokページを作成致しました。

Twitterばかりで更新できないかもしれませんが、Facebook使われている方はご利用いただければ幸いです。


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We started Facebook page. We look forward to following you on this page.

2019年4月28日日曜日

電スロの遅さについて

一昔前までアクセルとエンジンルームのスロットルはワイヤーでつながっていて、アクセルに対するエンジンの反応というのは何も考えなくてもリニアに反応していましたが、現行車ではワイヤースロットルの車はほぼなく、基本的には電子スロットル(電スロ)で、アクセルペダルはただのボタンと化しています。

なのでアクセル開度に伴う実際のスロットルの開閉量というのはECUが判断し、急発進しないよう等色々な要素を加味して行っているので、ペダルの踏み量と反応というのはイコールにならない(レスポンスが悪い)ことが多々あります。


私自身も86に初めて乗った時にはこのレスポンスの遅さにはびっくりしました。
特に顕著なのは0スタートやサイドターンあけのレスポンスです。
わかりやすい比較として、S15と86のサイドターンあけのレスポンスを比べます。(アクセル操作は一緒≒ドライバーの操作が変更できなかった。。。)
まずは昔ながらのワイヤースロットルであるS15のサイドターン



ちなみにこの時のこの車には機械式LSDが入ってなく、トルセンでした。



対象となる86をお借りして同じコースの同じサイドターンの箇所




ドライバーが一緒でポン乗りということもあり、アクセル操作等が変えられなかったため、S15の感覚でアクセルオンすると86では遅くて前に進められずタコっています。
なので86/BRZ乗りの方(そのほか電スロ乗りの方)はサイドターン中に早めにスロットルを踏み始めるようにして、ドライバー側で対応する必要が出てきます。



ただ一般的にはアクセルレスポンスはリニアな方が良いですし、走っていて気持ちいいと思いますが、これをリニアにするには書き換えという形になり、お金もかかるし出来るお店も限られてくるかと思います。

ただ86/BRZについてはこんな便利商品があります。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

感度MAX 86/BRZ
価格:42984円(税込、送料別) (2019/4/25時点)




GT500やD1のドライバーとして有名な織戸学選手がリリースする感度MAX 86/BRZという、スロットルコントローラー。
ネット上の評判も上々ですし、取り付けもスロットルのところの配線に割り込ませるだけというお手軽仕様。

これだけでアクセルレスポンスがリニアになるのであればありがたいですね。


86/BRZ以外のロードスターやスイフト等の車種でもこのような商品があるとありがたいですね。



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2019年4月26日金曜日

バイクブロスの通販サイトについて

以前のブログで触れたようにバイクブロスのサイトが閉鎖になりました。

調べてみると、バイクブロスのこれまでの通販事業についてはパークアップという会社が引継ぐようです。



代表の方もやはりバイクブロス出身の方のようです。


これまでと同じ規模でやるのは中々難しいかと思いますが、ユーザーの方やバイク業界の方はチェックしといた方が良さそうな会社ですね。

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Which company took over the business of BIKEBROSS?? What is company of perk up??

2019年4月25日木曜日

ダラーラのストラダーレ

日本に輸入販売されると発表されたダラーラのストラダーレ






何が凄いかというとファッション的なスーパーカーではなく、サーキットを走らせたらめちゃくちゃ速そうなレーシングカーのようなスペックです。
(大手メーカーだと規制とかが厳しくて作りたくても作れないのでしょうか)


・855kgの車体重量
・2.3Lエンジン、400HP


車体重量とパワーだけ見てしまうとじゃじゃ馬感がプンプンしますが、ダウンフォースが820kg(何キロの時かは発表されてません)ということと、ちゃんと風洞実験室で実験したうえで決定したエアロの形状ということもあり、高速域でもかなり安定していそうです。
また同社のHPを見てみると、ちゃんとABSやトラクションコントロール等の電子デバイスもついていて、しかも設計は信頼のBOSCH製ということもあり、安心してコーナーに突っ込めるみたいですね(?)

価格は日本円にして2,257万円。カーボンモノコックを使っているにしてはかなり破格な気がします。


ちなみにダラーラと言えば、日本ではスーパーフォーミュラのSF19を生産している会社として有名です。


フォーミュラカーをそのままロードゴーイングカーにしたような車なのでしょうし、ぜひ生で見てみたいですね。


What is Dallara?? What is stradale ?? Is the performance similar to Racing Car??

2019年4月23日火曜日

車の表面(マット塗装)の空気抵抗


空気抵抗に関するこんな記事を見つけました。




車の表面をザラザラに(マット塗装)にすると空気抵抗が下がるというもの。
得に空気抵抗がある箇所なのか、ミラー、ルーフ、フェンダーあたりはザラザラの凹凸を深くしてより抵抗を減らす工夫がされてあるらしいです。

調べを進めてみると、実は飛行機においてこのサメ肌塗装をすることで空気抵抗が減り、燃費が1%改善されたという記事を見つけることができましたし、2019年においてはフェラーリがF1で導入しているようですね。


ただ単純にマッド塗装すればいいだけなのか、それともザラザラにも種類があるのかは気になるところですね。

2019年4月19日金曜日

ツチノコ型のフロントパイプについて(S&Aとムーンフェイス)

フロントパイプについて。
自分は現在こんなものをつけいています。




MOONFACEが販売していた、タービンアウトレットとフロントパイプが一体化、さらに形がツチノコのような形をした特殊形状のもの。

何がよいかって。。。音です(ぁ


自分は排気効率うんぬんかんぬんよりも、(というより純正タービンなので社外であればそんなにフンずまらないので何でも良かった)音が良くなることを考えて選択しました。

この形状のおかげで共鳴するのか、フロントパイプが通る助手席下からいい音がします。



動画は使いまわしです。好みはあると思いますが、個人的にはシルビアっぽくなくて気に入っています。
ただこちらのフロントパイプは廃盤となっていますし、一体型故に割れてしまったりすることがよくあるそうです。

自分も割れたことがあり、修理をしています


最近も別のところが割れてきたので、廃盤ということもあり修理をする予定ですが、最近S&A Auto Create(S&A オートクリエイト)というところからこんなものが販売開始されました。


こだわりのツチノコ形状。アウトレットは一体型ではないですが、公式HPによると

アウトレット一体も削除したい項目になります。一体にする事で構造物として大きな物になり振れと言うか振動と言うかが大きくなりクラックや破損の原因にもつながるので、別の物になればボルト&ナットで止めるのでそこだけでも緩和される事になり有利と考えます。

だそうで、コストの問題と共に耐久性を向上させるためにあえてアウトレットと別体としているそうで、さらに蛇腹を入れ込むことでさらに耐久性を向上。
また気になる記述が。

SR20オーバルフロントパイプ。過去にも存在はしましたが長年使っている当社ユーザーのSR20は何故か調子が良い事は10数年前から知っていました。そんなフロントパイプは年数的に劣化が進み2年に一度は溶接修理を行いだましだまし使っていました。

~中略~

製作したフロントパイプですが使った印象はまず、音が軽くなりワイドオープンのアクセルにも反応を見せます。また、A/Fセンサーから見るとアクセルOFF時のリーンに入るスピードが格段にあがります。これは上手く伝えれませんが掃気が促進されていると考えれます。その状態から考察すると、シリンダー内の掃気も良く、残留物が低減され吸入されたガスはクリーンな状態に近い確率がうまれて燃焼効率が上がる雰囲気です。簡単に言うとトルクが向上しエンジン回転スピードが上がると言った事につながります。また、シリンダー内温度の低下も考えられ通常SR20の点火時期でノックする状態でもノックの確認は見られませんでした。ノックは様々な要因があるので一概には言えませんが。


ということで、この形状のおかげかどうかわかりませんが排気効率も普通の太くしただけのパイプよりも良いのかもしれませんね。
多分エキマニなどでよく考慮される排気脈動が影響しているのかな?とか考えたりしますが、結果としてよくなっているのであればそれが全てですね。

音もよければ排気効率も良いとなればよい選択肢になりそうです。

次修理する際にはこちらのフロントパイプも視野に入れておこうかと思います。

What is front pipe of S&A's??

2019年4月14日日曜日

5FIVEXタイヤ(Gerun51S Gerun 51R)

Twitterでこんな記事を記載してくださった方がいらっしゃいました。





日本で販売するために色々と苦労されたのでしょうね。。。。。


現在のところゼスティノのGredgeシリーズの07Rと07RSをそれぞれGerun 51SとGerun 51Rと言う名前で販売を開始されているようですね。
(07RRは売れ行き的にまだ先送りにしているのでしょうか。)



基本的には以前も少し記載しましたが、生産工場の会社のマイナーチェンジに合わせて変更されているモデルかと思います。

ただ最近同社を拝見していると中々勢いがありそうなので、もしかしたら開発や、以前はかなり気になるレベルの品質管理にもお金をかけ始めて頂けてればありがたいですね。

あと気になる点とするならば、どれぐらい毎に輸入されるかでしょうか。



ロットがいつのになるかはこの手のタイヤではシビアですし、あんまり暑い時期に海上輸送してきたタイヤだと硬化してそうです(笑)


輸入元の山添産業さんも調べてみると、メインはダクトのクリーニング剤を輸入されている貿易商社さんのようですね。



自動車のシャンプーとしても希釈すれば使えるようですね。
自動車関連にも少し明るい商社さんなのかもしれませんね。

2020.1.13
東京オートサロンでULTRAやZC01、そしてゼスティノとの違い等についてお話を伺いましたのでまとめました


他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。


What is 5FIVEX tires?? Is it different from ZESTINO??

2019年4月11日木曜日

PERFECT POWERバッテリー

先日弟子のパパ上からこんなバッテリーを紹介されました。


読み方が分からなかったのですが、調べてみるとパーフェクトパワーと読むそうです。

こちらのバッテリーは上部にボタンがついていて、現状の電圧が見れることと、バッテリーが上がってしまった場合、予備電源に切り替えてエンジン始動ができるそうです。

そんな機能がついていて、スポーツ車で一般的な19サイズでこの価格!



勿論鉛バッテリーに比べたら少し高いですが、リチウムイオンバッテリーにしてはかなり安価です。
品質についても、まだでたばかりなのか、使っている人に聞いても「燃えた」と言うような致命的なトラブルは無いようです。
もう少し耐久性等を見たいところですが、軽さ、安さ、そして機能面から是非検討したいバッテリーですね。

ちなみに似たような名前でPOWER START(パワースタート)というバッテリーもあります。



こちらは「充電制御車対応」となっていますが、そもそも充電制御車とは何なのか。

こちらのページによれば、「従来の自動車のバッテリー充電方式は、バッテリーが満タン状態であっても常に発電機(オルタネーター)が稼働し続け、充電を継続するものでした。 これに対して充電制御車は、一定の充電制御区間を設け、コンピュータ制御でバッテリーの充電と充電停止を切り替えるものです。 バッテリーが充電制御区間の上限まで充電されると、発電機の稼働を停止してバッテリーのみから電気供給を行い、やがて充電制御区間の下限まで放電されると再び充電を開始します。 こうして発電機の無駄な稼働をなくすことで、燃費向上を実現しているのです。」とのことで、車両型式に「CBA」や「DBA」が入っている車両はこの「充電制御車」とのことです。

ということはこのパワースタートという方が容量が多いのか、こちらによれば同サイズのパーフェクトパワーに比べて5%程重いようです。
こちらの商品は一回発火事故があったようで、現在は販売が中止されているようです。

What is PERFECT POWER battery?? (POWER START battery)

2019年4月9日火曜日

EPL(PL-500)について

最近こんな記事を見つけました。




エンジンやミッションに入れる添加剤のEPLのPL-500と呼ばれる商品です。
評価が高く、公式HPを見てみるとかなり古くからやっている商品のようで、即効性があることと、わりとどこの油脂に入れても問題ないというのが売りに見受けられます。


このPL-500の成分について調べてみると、Yahoo知恵袋によると塩素系の添加剤、つまりベルハンマーやナスカルブ、ゾイル(ZOIL)、ミリテックなどと同じ系統の添加剤であるらしいです。

ただベルハンマー等の注意書きと違い、EPLは車やバイクの「どこに入れても良い」という点が気になりました。
以前のブログでベルハンマーは塩素系でありつつも、ZnDTPというトライボフィルムを形成させる成分と、その上に摩擦を軽減させるMoDTCが入っているかもしれないので、メーカーから「LSDや湿式クラッチ等の摩擦を利用する機構が入っているところには使わないでください」という旨の注意書きが書いてあるのではないかと勝手に考察いたしました。(あっているのかについて、今度お話を伺いたいと思います。)


ところがこちらのEPL-500はLSDオイルへの注入も可となっていることから、純粋に塩素化パラフィンを主成分とした添加剤なのかもしれませんね。(塩素化パラフィンの効能については以前のブログも参考にしてください。)

2019年4月7日日曜日

ヴァリノGREEVAの新コンパウンド

先日ヴァリノタイヤの新コンパウンドについてブログを書きましたが、公式から正式に発表ありましたね。



どうやら現行よりも17%程度、固いコンパウンドをラインナップするようですね。
固い≒減りにくいので練習用としてはよさそうですね。


ゼスティノの時もそうですが、ゴムは硬いのに表面だけ溶けるあの感じであればめちゃくちゃ良さそうですね。



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2019年4月6日土曜日

ハイスパークイグニッションコイル

こんなイグニッションコイルメーカーさんを最近見つけました。


HIGH SPARK IGNITIONCOILという商品。
調べてみると日本で設計、ドイツと日本の部材を使って中国で組立をしているそうです。

お値段もお手頃で手を出しやすく、評判も調べてみると、みんカラをはじめ、今のところかなりの高評価ばかりです。




シルビア用で34000円を切るというのはなかなか魅力的ですね。
イグニッションコイルの火花が強くなると高回転はもちろん、燃費にも影響しそうです。

スプリットファイアやオカダプロジェクツのイグニッションコイルは良く聞きますが、品質に問題無いのであればこちらのイグニッションコイルはかなり気になります。
残念なのは今のところネットでは小売販売してないようです。

この手の部品は自分で交換される方も多いでしょうから通販があると便利ですね。(HPを見るともう少しで開始しそうな感じではありますね)
都内のお店のようですし、イベント等で出展されればぜひお話を伺いたいですね。

What is High spark ignition coil?? How was the review?? What country was this made in?


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2019年4月4日木曜日

ヴァリノタイヤの新コンパウンド?

先日、VALINO TIREのセカンドグレード、GREEVA使いである佐津川選手がこんな投稿をしてました。



ヴァリノが新しいコンパウンドになったとのこと。
今回の船便(ロット)分から少し何か変えたのでしょうか。


本当かどうか分かりませんが、どのような改良になったのか気になりますね。
ゼスティノのグリッジシリーズの時は途中で07RS-cという名前でゴム自体柔らかくしたやつが市販されたのが記憶に新しいです。

あ~ぼ〜む〜んの佐津川選手は勿論、今回のロットのレビューに注目しておきます。


(2019.4.7)
と思ったら、セカンドグレードのGREEVAの硬いモデルをラインナップすることになったようですので記事を更新しました。


I heard new compound of VALINO TIRES.

2019年4月3日水曜日

ベルハンマーの表面処理(ZnDTP)について

以前のブログで「ベルハンマーは塩素系で金属表面を軟化させたのちに平滑化した膜を形成する」ような効能があると担当の方からお話を伺いましたが、「表面が軟化」した後にどのようにして「平滑化した膜を形成」するのか。(スズキ機工公式HPでは「表面を鍛える」という表現がされています。)

調べてみるとこんな動画をアップロードされている方がいらっしゃいました。



本当かどうかわかりませんが、ベルハンマーには以前のブログで塩素化パラフィンの代わりに用いられる極圧剤として取り上げたZnDTP(ジアルキルジチオリン酸亜鉛)というものが含まれていて、これが表面を平滑化しているそうです。あくまでこのZnDTPというのは金属表面を平滑化するだけで摩擦を減らしてるわけではなく、一般的には摩擦低減剤であるMoDTCという有機モリブデンをセットで加えることによって摩擦を低減させることができるのだとか。(二硫化モリブデンというものとは違うそうですが、イメージとしては金属表面をパチンコ玉で埋め尽くして表面が転がりやすくするような感じでしょうか)


このZnDTPというのは、市販のエンジンオイルによく添加されている成分で、コチラのページによれば「酸化防止剤」として用いられているようです。
ただ一方で表面の平滑化として塩素化パラフィン等の極圧剤の代わりにもなりえるが、分解した際に発生したリンが触媒を痛めてしまうのだとか。

とは言えこのZnDTPは安価で手に入りやすく、トライボフィルムと呼ばれる金属表面に膜を形成することで耐摩耗性が向上するので、リンを含めたスラッジが発生してしまう問題を除けば有用で、長年エンジンオイルやミッションオイルに用いられてきたそうです。


さらに2016年に公開された昭和シェルの論文をみると、カルシウム・サリシレートと呼ばれる清浄分散剤を添加することで、ZnDTPの分解や酸化が抑えられ、スラッジの発生も抑制するそうです。


サリシレートは一番右のSalとなっているやつで、確かにスラッジも、同に対する腐食もあわせて減っています。

なので「塩素フリー」と呼ばれている極圧添加剤はこのZnDTPと清浄分散剤であるサリシレートの組み合わせの製品もありそうですね。(こちらのページにそのことが記載されています。)




以上のことから、塩素化パラフィンの他に本当にベルハンマーにZnDTPが配合されていると仮定した場合、スズキ機工の担当の方が言っていた「表面が硬化する」という表現があながち間違ってなさそうですし、さらにセットで摩擦低減剤である有機モリブデンが配合されているのであれば、この成分は湿式クラッチを滑らせてしまうらしいので、ベルハンマーの注意書きに「湿式クラッチには入れないでください」と書いてあるのかもしれませんね。


あくまで仮定論になってしまうので、改めてお話を聞く機会があれば聞いてみたいと思います。


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