Translate ~Select your language~

2026年6月11日木曜日

リアバンパーのパラシュート効果の考察

サーキット等でスポーツ走行される方はカナードやウィングを付けたりして空力を考える方は多いと思いますが、部品追加で空力を変えるのではなく、純正状態の空力を改善できないかという視点で「リアバンパー」に着目してみました。


車が受ける空気抵抗を構成するCd値という指標は「車両の大きさに関係なく、その『形そのもの』がどれだけ空気を受け流しやすいか」という数字になります。このCd値と前面投影面積や速度によって空気抵抗は決まります。



空気抵抗の正体は「前面で空気を押し分ける抵抗」だけではなく、車両の後方に発生する「渦の領域(Wake Region)」もあります。Cd値を下げるには、この後方の渦をいかに小さくし、空気をスムーズに収束させるかがカギを握ります。
(ちなみに一般的なセダンだとCd値が0.25~0.30、ミニバンで0.32~0.40といった数字になるそうです)

この渦の1つの要因としてリアバンパーが袋形状になっているため空気よどみが生じ、バンパー後部に負圧が発生して渦が出来る…という循環を繰り返します。
解決法としてリアバンパー下にリアディフューザーをつける方もいらっしゃいますが、アンチリフト効果だけでなくリアバンパー内に空気よどみを作らないようにするには効果的な手法になります。
ただ後付けするからには強度があるか、隙間なくつけることが出来るかなど、製品側への要求事項も多く、空力に対して効果的なのか疑問が残る製品も多いです。
なので空気抵抗という観点で確実な向上を求める場合はリアバンパーにダクトを設けることが一番近道だったりします。


AIで一般的な車におけるダクト加工とディフューザーの効果を算出させてみたところ、上図の結果となりました。

86を想定した車で計算してみると、100km/hの巡行であればCd値を5%改善できた場合、総抵抗に占める3%、燃費にすると2~3%、馬力にすると0.6PS程度改善できることになりますね。速度が150km/hになると燃費が3~4%、馬力にすると2馬力弱改善できることになります。

空力は小さなことの積み重ねと全体のバランスなのでこの通りにはならないかもしれませんが、お手軽改善としてリアバンパー加工はもっと流行ってもいい気がします。
ちなみに実際に穴あけ加工の効果を検証されているこちらのページでも紹介されているように、かなり効果としては大きそうですね。
自分も過去に空力に関しては色々調べているのでコチラからご覧いただければと思います。


他の記事をお読みになりたい方はサイトマップや↓の検索・ラベル等からご参照ください


---PR----
古い車やスポーツカーを始め、中古業者は相見積りしても買い叩かれそうだけど、個人売買は色々面倒。。。と言う方に業者オークションに出品できるユーカーパックをオススメします。買取屋にマージン取られず全国8000社以上の販売業者がオークション形式で直接買取してくれるので、普通より高く売れる可能性があります。



0 件のコメント:

コメントを投稿

人気の投稿