が発表されています。
ターボの弱点である「低回転での効率」と「ターボラグ」を解消する画期的な製品です。
低回転でのブーストを高めるのであれば、小さいタービンにするかスーパーチャージャーにするかという2択だったかと思いますが、ピークパワーが得にくくなったり、スーパーチャージャーだとメカニカルな機構が大きく、駆動ロスが生じてしまうという問題点がありましたが、このE-Turboだと見事に解消することができます。
(これまでの技術だと低回転のトルクを得るためにツインスクロールターボとかもありましたが、排気効率が悪いですし、メカニカルなスペースの問題がありました。)
まだ出たばかりで2021年発売予定の量産車から搭載予定とのことですが、この技術をアフターパーツメーカーが作るタービンに採用することが出来たら、これまでビックタービンを付けると問題であった「低回転のトルクがなく、ドッカンターボ」という扱いづらい挙動を消すことが出来そうですね。
さらにこのタービンについているモーターは、駆動させていない時(アクセルオフ時や、ある程度のエンジン回転数で排気ガスのみでタービンブレードを回している時)は発電に用いることができ、ハイブリッド車であればエネルギー回生に使えるという優れものです。
回生機能はしばらくアフターでは生かせそうにありませんが、軽自動車であれば100ps以上でるような大型のタービンであっても低回転のトルク確保が出来たり、ドリフトではビッグタービンにしてもピークパワーだけでなく低回転領域のトルクも確保できたりといった革新的なチューニングが流行りそうな気がします。
ちなみにギャレットのケーススタディによれば、E-Turboの搭載により定格出力が16%、トルクが10.5%増加しするとのこと。またエンジン回転数が低い時(1,500rpm)でタービンを回した時、通常だと目標トルクに到達するのに4.5秒かかるところを1秒で到達可能なのだとか。
これだけターボラグが無くなるようであれば軽自動車のチューニングカーが増加したり、サーキットアタックでもクロスミッションを搭載するよりもワイドレンジなミッションにしてシフト回数を減らした方が早いケースも出てきそうですね。(いつアフターマーケットにこの技術が降りてくるかはわかりませんが。。。)
他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。
Yesterday, Garrett release a new product “E-Turbo”. Is that can improve low rpm torque??
Translate ~Select your language~
2019年11月8日金曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
人気の投稿
-
車幅を広げるとコーナリング速度が速くなるのか気になり計算してみました。 結論としては1~2%、コーナリング速度が上がるようです。 (※下述の条件の場合) 感覚的に車幅が広ければコーナリングスピードが上がりそうな気がしますし、サーキットアタック車両等ではオーバーフェンダーをつけて拡...
-
今回はスクラブ半径のネタ。 自分のS15はフロントストラットのためか、ノーマルではハンドリングはだるいし、アンダーステアは酷いし。。。って感じています。 アンダーステアについては開発陣に聞いたところ、一般道でリアが出るよりアンダーが出たほうが初心者でも制御しやすいから、との...
-
海外のモータースポーツ系メディアのGrassroots Motorsportsにハイグリップタイヤの 評価一覧 がアップロードされていましたのでシェアします。 定量的な検証を年間とおしてやっているメディア&製品評価尺度が価格も含めて8つあり、中々信憑性高そうなランキングです。 評...
-
最近VITOURやVALINO等のからトレッドウェア(TW)が300付近のタイヤが続々とリリースされていることもあり、各社のタイヤのTWはどうなっているのか、そして価格はどうなのか気になったので知っているスポーツタイヤを一覧化してみました。 価格については変動もあるので、各商品名...
-
先日のジムカーナ会場にサスペンションプラスさんが出展されていたので、スプリングの特性についてお話を伺いました。 概要としては同社がラインナップするUC-01というのがいわゆる「超低反発」スプリングで、UC-03が逆に「超高反発スプリング」という立て付けだそうです。 以前のブ...

0 件のコメント:
コメントを投稿