今回はキングピン角(別名S.A.I)の話。
前回のブログの続きで、どうやったらハンドリングを良く出来るのか考察を進めていくと、キングピン角も1つの重要な要素という事が分かりました。
キングピン角の概要はこちらのHPやコチラのHPに良くまとまってますね。
上記のHPの中で注目したいのは「キングピン角があると、ハンドルを切るとタイヤの軌跡が車体を押し上げる方向に動く」という所です。
ということはコーナリング中、外側のバネは縮んでても、ハンドルを切れば切るほどタイヤだけ下方向に動き、結果車体が浮き上がるという現象が生じてしまうわけですね。
キングピンアングルによって持ち上げられる車高よりもバネの縮みの方が大きければコーナリング中のフロント全体の車高は下がります。(バネの縮みよりキングピン角によって持ち上げられる方が大きいという事はよっぽどバネが硬い場合だと思いますが)
よってフロントストラットの車でよくありがちなピロアッパーによってキャンバーを変化させたり、キャンバーボルトを使ってキャンバーを変化
こんな感じでネガティブ側に調整するとキャンバーと共にキングピン角も大きくなってしまうわけですね。
キングピン角よりもキャンバーのほうが実変化としては大きいと思うので、結論としてあまり気にする必要は無いかと思いますが、もし気になる場合は、キングピン角を減らすためキャンバーボルトでナックルをネガティブ側にし、ピロアッパーで調整して最終的にキャンバーをネガティブにすれば良いわけですね。
ただスポーツ走行をする車にキャンバーボルトはズレなどのリスクがある事からあまりオススメできません。
キングピン角の次にアッカーマンアングルについても考察して見たいと思います。
人気ブログランキングへ
Translate ~Select your language~
人気の投稿
-
TOYOのアメリカ法人が新しいトレッドウェア(TW)200クラスの Sport Rを昨年末発表し、ついにオーダー開始した ニュース を拝見しました。 このタイヤは北米を中心に盛り上がりを見せる、いわゆるTW200規制クラスに対応したスポーツタイヤです。 まだ発売されていないので評...
-
意外と気にしてなかった(知らなかった?)タイヤの真円度について。 モータースポーツ関連の方は自分やお知り合いの所で組まれたりすることも多いと思いますが、組込む際に気にするのがタイヤの黄色い印じゃないでしょうか。 このような印。 これはタイヤの中で一番軽い部分を示し...
-
先日関係の方にお話を聞くことができたので 以前のブログ の続きで、TAKUMIオイル(AKTジャパン)の製造元やその会社について。 以前のブログでネット上の情報から「製造元は中外油化工業らしい」ということを書きましたが、聞いてみたところ「中外油化工業」が製造元で間違いない...
-
サーキット等でスポーツ走行される方はカナードやウィングを付けたりして空力を考える方は多いと思いますが、部品追加で空力を変えるのではなく、純正状態の空力を改善できないかという視点で「リアバンパー」に着目してみました。 車が受ける空気抵抗を構成するCd値という指標は「車両の大きさに関...
-
ドリ車はワイトレや攻めたオフセットのホイールを使う事によって、スクラブ半径が大きくなる(ポジティブ)にもかかわらず、競技中のハンドリングはスクラブ半径が大きい方が良いというインプレが多いので、なぜなのか気になっていました。 (スクラブ半径とは?については 以前のブログ にて) ...

0 件のコメント:
コメントを投稿