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2018年7月20日金曜日

ゼスティノタイヤのグリップ(Gredge 07RR 07RS)

前回のブログの続き シリーズの中核モデルである07Rについては前のブログのとおりですが、一部のサーキットユース(タイムアタック等)やジムカーナ等の舗装競技ユーザーが気になるのは上位モデルである07RRや07RSではないでしょうか。




 Gredgeシリーズの中位モデルである07RR 07Rとゴム質(コンパウンド)およびタイヤ内の構造を変えたモデルです。タイヤ構造は端的にいうとSタイヤのように固く(07Rでも一般的な国産タイヤに比べ固いですが)、ゴム質もSタイヤのように温度感受性があります。 Sタイヤを使った事がある方なら分かると思いますが、そのコンパウンドにあった温度域でないと使い物にならない、という特徴がこのモデルからは顔を出します。 よって低温時やウェットなどは07Rより弱いですが、温度域に入った時の絶対的なグリップはSタイヤほどではないですが07Rより上になります。また特性も07Rに比べるとスライド領域が狭くなる傾向です。

 


Gredgeシリーズの最高位とされている07RS 一番Sタイヤに近いイメージのモデル。 構造は07RRと同じく固めで、コンパウンドがより温度感受性の高いゴム質になっています。よって温度域に入った時は07RRよりも強力になりますが、低温域では。。。ちなみにジムカーナではこのモデルのオイシイ領域まで発熱させる事ができませんでした。また特性もスライド領域がよりシビアな傾向です。また上記2モデルでも言えることですが、新品時の山がある状態だとタイヤ構造が固いためサイドウォールがヨレず、トレッドゴムだけヨレてしまい変な挙動をします。なのでタイムアタックなど本気で走るまでにある程度すり減らしたほうが・・・ww トレッド温度を上げた状態で走ると結構すぐ減ります。 上記2モデルも順次2018モデルに変わると思われますが、現時点では当方で把握していないのでなんとも言えません。 ちなみにゼスティノタイヤという会社が、ケースペックと言うカー用品の商社とグループ関係にあるため、通販で購入されるのであればゼスティノの倉庫から直に出荷できるケースペックオンラインが一番新鮮なタイヤが届く可能性有り!?
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ケースペックの商品の中でドリフト等で有名なホイールスペーサーのDIGICAMがありますが、ゼスティノタイヤの開発ドライバーである日比野選手のスポンサーにもなっていることから深い関係があるのかと推察できます。


ただサイズによっては国産タイヤでもそうですが少し前の在庫品が出荷される事がありますし、そもそもゼスティノタイヤは生産国の中国から輸入しているため、どうしても倉庫にある最新ロットでも、少し時間があいているロットになってしまいますのでそのあたりはご愛嬌ですね。 グリッジシリーズはその他に07RKと呼ばれる物もあります。




シリーズの軽自動車用モデル。ほぼ07Rと同等と考えて問題ないようです。 ただし軽自動車でハイグリすぎると転倒の危険性があるためその辺を考慮してるとのことですが、自分自身はテストした事ないので何とも言えません。。。
上記したグリッジシリーズとは名前が違いますが、ACROVA(アクロバ)と呼ばれるタイヤもラインナップされています。




 Gredgeシリーズのトレッドパターンのまま、新品時の溝を高く、またゴムを固くする事でより減らないようにしたモデル。 開発ターゲットとしては、「ハイグリで練習したいけどコストとライフに悩みがある」人向けです。特性は07Rをマイルドにし、ライフを伸ばした感じらしいですがコチラも自分自身はテストした事ないので確かな事は言えません。。。 ただし溝の深さはGredgeシリーズより約2mm高い約8mmで出荷されています。 各モデルのイメージとしては以上となりますが、前シリーズに共通して国産タイヤより熱の入りが悪いです。 一方でタイヤのライフ(削れにくさ)はドリフト用に開発されただけあって国産以上ですし、熱が入りにくいその特性から耐久レースに用いるにはもってこいのタイヤと思います。 (温度が高い状態になってもタレにくい・・・というより滑っている状態のコントロール性が良いため、タレて滑り始めてもあまりフィーリングが変わらないため気づきにくいです。) また空気圧は一般的なタイヤでは考えられない程低圧で使用できます。 D1のテストでは0.6スタート等あるみたいです。 グリップでは冷感1.3ぐらいまで落とすとたわませやすく使いやすいですが、やはり空気圧が絶対的に低いのでレスポンスは悪化します。結局1.6~2.1ぐらいの間で好きな空気圧にするのがベターでしょうか。 以上を踏まえて、どのタイヤがベストなのか選んでいただき、新鮮なタイヤが欲しければケースペックオンラインでゼスティノの倉庫から直送してもらうのが良いかもしれません。


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