車を購入・選定するにあたり何を基準に選定したのか、特にシエンタと比べられる方も多いと思うのでまとめました。
~新しい車への要求事項~
購入に至った経緯は以前のブログを参照頂くとして、「軽量で低燃費」「マニュアル」「ターボ」なミラジーノから乗換えるにあたり、要求事項としては
・MT車、もしくはAT車でもエンジンのダイレクト感があって面白い車
・モーター駆動も良いですが、高速や山道の長距離移動があるため日産e-powerのように電池切れでスローモードになる車は不可
・なるべく車重が軽い車
・荷室が広く、東京23区(居住地)は駐車場が狭いのでスライドドア
・燃費はこれまで乗っていたL700ミラジーノ以上(平均約20km/l以上)
・必須ではないが家族と知人を乗せることがあるので6人乗り(7人乗りも可)
こんな感じで絞っていくと必然的にトヨタのシエンタ ハイブリッドか、ホンダのフリード ハイブリッドになってきます。
両車とも車重約1.4トンと、近年の車としてはハイブリッドかつスライドドア車と考えれば比較的軽量です。この2車種はスペック的には殆ど一緒なので、最終的にはデザインで比較される方が多いと思いますが、自分は下記3項目が決め手でフリードを選択しました。
~フリードを選んだ3つの決め手~
①駆動系(ミッション)の違い
トヨタのハイブリッドに採用されている電気式CVTはモーターとエンジンの切替がスムーズかつベルト式CVTではないのでダイレクト感が比較的ありますが、スムーズ過ぎて面白みがない(←褒めてます)駆動系です。
一方でホンダのハイブリッドに採用されているi-DCDは、大まかな構造としてはスポーツカーの代表格である日産35GT-R等と同じくオートマ免許で乗れるMT車(2ペダル式のAMT車、DCT車とも呼ばれます)ですからダイレクト感MAXですし、乗っていて癖があって(←褒めてます)面白いです。
駆動系を比較すると、マニュアルミッションにモーターがついたHYBRID車、それでいて燃費にほぼ差異がないのでホンダの方が好みでした。
②内装の違い(キャプテンシートの採用)
内装については好みの問題も多分にあると思いますが、2列目のシートについてシエンタはベンチシートしか選べませんが、フリードは高級ミニバンのアルファードと同じく左右が独立したキャプテンシートが選択でき、長距離移動でも快適なため家族からも高評価でした。ちなみに3列目を廃したフリード+ではベンチシートのみです。
一点残念なのが3列目のシートの収納方法が跳ね上げ式のため、高さのある積載物(タイヤとか衣装ケースとか)を積みにくいことでしょうか。
片方跳ね上げた状態。
とはいってもミニバンなので十分な積載スペースではあります。
③マイナーチェンジのタイミングとi-DCDの集大成
たまたま購入を考えているタイミングでマイナーチェンジの発表がありフリードは後期型になったこと、そして今後ホンダのハイブリッドはe:HEVと言って日産e-powerみたいな駆動方式になるので、おそらくi-DCDという面白い機構は後期型フリードが最後のリリースモデルになること、また一部の高級スポーツカーを除いて国産車でデュアルクラッチ機構のミッション(DCT)を積んだ車は今後現れる可能性が非常に低いことから、フリードを含めi-DCDを積んだフィット、ジェイド、ヴェゼルは今が買い時だと考えました。
そして何よりi-DCDは登場当初はその制御が難しいためリコールが多発していましたが、近年は問題が起きていないことと、後期型フリードはi-DCDの最終ファームウェアを搭載したモデルであることを考えるともう大丈夫だろうという安心感?もあって購入に踏み切りました。
選んだグレードは後期型で初めて設定されたSUV的な見た目の「クロスター」というグレード。こちらを選択したのは完全に家族の好みですが、走りや機構、車高等の大きなところは変更ありません。
個人的な好みでウィング(テールゲートスポイラー)のみ外装はオプションを選択しました。走りや燃費を出すための運転方法など、色々なインプレはやっていきますがEVモードに入れるのに一癖ありますね。
まず最初のクルマいじりは走行中にもDVDが見れるようにすることや、EV走行するためにどのぐらいアクセルを踏んでいるのか、バッテリー状態等をモニタリングすることからです。
今後は普通のフリードとの違いにも触れていきますが、フリード関連のブログはこのブログの「フリードハイブリッド」タブ(ラベル)にまとめて行きますのでご覧頂ければと思います。