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2021年8月19日木曜日

K&Pオイルフィルターのメリット・デメリット

繰り返し使える上に、オイル流路抵抗が激減すると噂のK&P製オイルフィルターの記事をよく目にします。




中身のフィルターはステンメッシュで出来ており、洗浄すれば繰り返し使用することが可能という製品です。
飛行機等にも純正採用されているそうですが、車に純正採用されている普通の紙オイルフィルターと比べ、デメリットがないのか調べてみました。


①濾過能力について

K&Pオイルフィルターはレーザー加工された35μmのステンメッシュで、小さなスラッジも濾過できると謳い文句があります。
一方で普通の紙オイルフィルターは、20μm程の粒子を捕捉できるものが多いようです。
よって濾過能力だけを見るのであれば、やはり紙フィルタに軍配が上がりそうです。

ただし紙フィルターであっても、特に高回転時や目詰まりした時のためにリリーフ機構が設けられていてそこからオイルが素通りするので、全部が捕捉できるわけではありません。





内部構造については上画像のコチラのページが詳しくて分かりやすいです。


②リリーフバルブスプリングの設定について

エンジンによって油圧や油流量は異なります。
純正品はリリーフバルブ閾値も確認していると思いますが、K&P製をはじめとした社外品の設定値はどうなのかが気になります。
いくらフィルターが優れていたとしても、バルブが開いてオイルがフィルターを素通りしている状態であれば意味がありません。

この辺の情報は開示されていないので推測の域を出ませんが、コチラのサイトで純正品とK&P製を付け替えた時の出力差を検証されています。



どの回転域でも出力向上=オイルポンプ抵抗が少ない(フィルタの抵抗が少ない)結果だそうです。

個人的にはリリーフバルブが比較的閉じているであろう低回転域でも違いが出ていれば、フィルター自体の抵抗の差であると推察できますが、上記のページの実験3と4で低回転域の結果が前後しており、結論としてはよくわかりません。
純正含め、各回転域においてどの程度バルブが開いているのか、データが欲しいところです。


という事で、リリーフバルブについては分かりませんが濾過能力については純正品に劣る可能性があります。
またフィルターは繰り返し使えますが、Oリングは消耗品なので要注意です。

一方のメリットは

・繰り返し使用可能
・温度上昇による濾過能力に変化が少ない(ステンレスフィルタのため)
・フィルター抵抗が少ない(濾過能力の裏返しですが)

このフィルタを使う方はオイルもまめに交換される方が殆どだと思いますので、多少濾過能力が劣っていたとしてキチンとオイル交換されればメリットの方が大きそうです。
価格は純正品の10倍程しますが、長い目で見ればローコストになりそうです。



微々たるものだと思いますが、表面がフィン形状なのでオイルクーラー的な役割も期待できるかも?しれません。


他にもオイルに関する豆知識を記載してたりしますので是非ご覧下さい。その他は↓のラベルや関連ページ等からご参照ください

2021年8月16日月曜日

アルミホイールナットの強度について

バネ下の軽量化はとても重要で、ホイールのみならずナットも軽量化される方も多いと思いますが、特にアルミのホイールナットは以前も触れたように、強度的に不安な部分がありますが、こんな投稿を見かけました。


 

単位が違うところが気になりますが、要はアルミであればA7075-T6という超ジュラルミンでギリギリという考察をされています。

やはりホイールナットはアルミを使うのであれば使い捨て、できればチタンもしくはクロモリ等の強度があるナットを用いた方が良いのかもしれません。



この手の大手のKYO-EIやDIGICAMも基本的にはクロモリやチタンを推していることからも、リスクを考えるとアルミは避けた方が良いかもしれませんね。


金額だけ考えるとクロモリの方が現実的ですね。

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2021年7月28日水曜日

リンロンTW200 Flash HEROの販売開始

LINGLONGタイヤの新しいドリフト向けの競技タイヤ、FLASH HEROがBUY Now Japanさんから発売されるようです。




今のところFDJ等の競技でよく使われる265/35/18のみのサイズ展開のようです。
パターン的にはR1Rのような模様で、熱の入りは良さそうですが連続周回した場合が気になります。


以前も取り上げましたがTW200のタイヤなのでそこまでよれないゴムなのかもしれませんね。

価格も高くなさそうなので?評価に注目です。

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2021年7月27日火曜日

国産タイヤでも品質管理は微妙?

ロータリーエンジン車のチューニングとして有名な藤田エンジニアリングさんのこんな投稿を見ました。


タイヤのビードが歪んでるという投稿です。
写真を拡大すると




個人的には海外の生産工場から搬送する際の「レース積み」による歪みな気がします。

イメージとしてはこんな感じ。
積み方としては効率的ですがタイヤが歪む可能性があります。


もし国内受入時の検査で引っ掛からず出荷され、ユーザーが知らないまま組んでしまうと、空気漏れやブレによって事故に繋がる可能性もあり、品質管理上、結構問題だと思われます。

この辺は日系メーカーほど徹底していると思ってましたが、海外での生産品も増えてますので過信せず、ユーザー側でも使用前のチェックが必要な時代なのかもしれません。

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2021年7月23日金曜日

VALINO VR08GPの夏特価スタート

筑波で最速アジアンタイヤ?といわれたVR08GPですが、再び特価セールがスタートするようです。


普段より安くなり、お求めやすいですね。
最近は国産タイヤに近しい値段になって手がつけにくいような話が何故か自分のところに来ていたのでこれは朗報です。

評価は高いタイヤなので価格が安いとありがたいですね。

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2021年7月22日木曜日

車両盗難防止対策GPSの種類

昨今ニュースでも国産スポーツカーの盗難が取り上げられるぐらい、盗難被害が増えています。
一番なのは取られないようにセキュリティを強化することも必要ですが、それでも盗られてしまった場合にトラッキングできるGPSを車両に取付する対策も必要な時代になったと考え、どんなサービスがあるのか調べてみました。

1.ココセコム
ホームセキュリティで有名なセコムがリリースしているサービス。
車両に発信機を取り付けることで、万が一車両盗難されても追跡可能な上、セコムが現地に駆けつけてくれるサービスです。



月額1320円で契約できます。
もし遠方まで持っていかれた場合でも国内であれば別料金ですが駆けつけてくれるのでありがたいですね。
これと同じようなサービスは何種類か展開されていますが、代表的なココセコムを取り上げました。


2.AirTag
こちらはAppleがリリースするGPSトラッカー。
このトラッカーの近くにiPhone等のApple製品を持った人が近づいた場合、その端末を介して場所をトレースできるサービスです。
普段はご自身の携帯電話やiPadを親機として設定し、もし親機から離れてしまった場合にトラッキングできる(上記の制約はある)ものです。



こちらの利点は何といっても月額0円、タグ購入時の4000円程の費用でずっと使える点です。
またボタン電池を入れておけば長期間交換不要という点もいいですね。
難点は近くに人が通らないような山奥だと見つけられないことやリアルタイムでの追跡ができないこと、そして親機から8時間以上離れてしまうとタグからアラーム音が鳴ってしまう事でしょうか。
ご自身の携帯電話を親機として登録した場合、車を自宅に置いたまま出かけるとアラームが鳴りかねないので、自宅に据置のiPad等を用意する必要がありそうです。

3.携帯電話トラッカー
携帯電話をなくした際に自宅のPC等でトラッキングできるアプリは多数ありますが、そのアプリを搭載した携帯電話を乗せておくことでトラッキングできるようにする方法です。
楽天モバイルが1GBまで毎月無料なので、トラッキング用の携帯と割り切れば実質タダで電波があればどこまでも追跡できるので、現状ではベストな方法かもしれません。新規加入もネット上で出来るので手軽です。

↑楽天モバイルのページから簡単に新規でサブ携帯が作れます。

どの方法にするにしても発信機が見つかって捨てられてしまうと意味がないので、設置場所を工夫する必要がありますね。