2018年の夏に、トヨタからこんなオイルがリリースされました。
GRモーターオイル。
トヨタの公式ページにそのうたい文句等が記載されていますが、まとめると
①粘度指数VI値(低温でも高温でも粘度が変わりにくい≒柔らかいオイルでも固いオイルと同じように高温でも粘度が保てる)が大きい
②FM剤(摩擦低減剤)によるフリクションロスの低減
だそうです。
メーカーが出すぐらいですし、実際評価も高いようなので気になって調べてみました。
②を謳ったオイルは様々なメーカーから「レーシングオイル」として軽くふけあがるように摩擦を減らすようなものを配合した製品がありますが、高温時の粘度を満たすためにどうしても固い粘度グレードのオイルになりがちです。
ですがこの粘度指数が高ければ、低粘度のオイルグレードでも高温で油膜維持ができるのでサーキット等の過酷な条件でも使用することができ、かつ街乗り等の低温時でも軽いふけ上がりを実現するというもの。
①を満たすために何をしたのかというと、エンジンオイルの約8割を構成しているといわれるベースオイルの開発だと思われます。
そのベースオイルはどこで作っているのか、製造元を調べてみると、JXTG、他のブランドで言うところのエネオスのオイルだそうで。
ベースオイル=原油からの精製物なので原油を掘っている企業が出している商品が一番強そうですね。
エネオスのWBASEオイルの説明にもGRモーターオイルと同じように「粘度指数を従来より15%向上した」旨の説明文が書いてあります。(科学的な考察をされている方のページもありました)これらをベースにトヨタとお金をかけてさらに進化させたのでしょうか。
ラインナップとしてはTouringとCircuitというのがあります。
こちらがツーリング。粘度は0w-30です。
エネオスで言うところのZPテクノロジーとやらで硫黄分を低減して交換サイクルを長くしているのでしょうか。ちなみに交換サイクルは15,000kmをメーカーが推奨するぐらいですからほんとにロングライフなのでしょう。
こちらはサーキット。粘度は0w-20.Translate ~Select your language~
2019年1月30日水曜日
GRモーターオイルについて
上記のFM剤を配合することで低フリクションになった代わりにライフが短くなったタイプ。短いといっても5,000kmですから実用的ですね。
こちらを使うことで0→100mが0.24秒早くなるぐらいレスポンスが上がるとのこと。これはワンメイクレースやジムカーナ等の改造が出来ない競技においては大きなアドバンテージになりますね。
ただHPにも書いてあるように、昔のエンジンやターボ車には不可となっています。
以前も書いたようにエンジンのクリアランス等の問題で低粘度が使えないのかもしれませんね。
もしGRモーターオイルを入れたいと考えているターボエンジンや少し古いエンジンの方はエネオスサスティナを検討してもよさそうですね。
自分は以前のブログに書いたようにTAKUMIモーターオイルを使用しており、今のところ問題ないですが、機会があればGAZOO RACINGのGRモーターオイルを試してみたいですね。
This blog is about "What is GR motor oil(TOYOTA GAZOO RACING oil)? Is it different from the other Engine oil??" If you want to read this blog, please press "Translate" buttons near the top of this blog.
https://outlaw-atsu.blogspot.com/2019/01/gr-motoroil.htmlGRモーターオイルについて
登録:
コメントの投稿 (Atom)
人気の投稿
-
TOYOのアメリカ法人が新しいトレッドウェア(TW)200クラスの Sport Rを昨年末発表し、ついにオーダー開始した ニュース を拝見しました。 このタイヤは北米を中心に盛り上がりを見せる、いわゆるTW200規制クラスに対応したスポーツタイヤです。 まだ発売されていないので評...
-
意外と気にしてなかった(知らなかった?)タイヤの真円度について。 モータースポーツ関連の方は自分やお知り合いの所で組まれたりすることも多いと思いますが、組込む際に気にするのがタイヤの黄色い印じゃないでしょうか。 このような印。 これはタイヤの中で一番軽い部分を示し...
-
先日関係の方にお話を聞くことができたので 以前のブログ の続きで、TAKUMIオイル(AKTジャパン)の製造元やその会社について。 以前のブログでネット上の情報から「製造元は中外油化工業らしい」ということを書きましたが、聞いてみたところ「中外油化工業」が製造元で間違いない...
-
サーキット等でスポーツ走行される方はカナードやウィングを付けたりして空力を考える方は多いと思いますが、部品追加で空力を変えるのではなく、純正状態の空力を改善できないかという視点で「リアバンパー」に着目してみました。 車が受ける空気抵抗を構成するCd値という指標は「車両の大きさに関...
-
評判の良いイグニッションプロダクツ(IP)のコイルを 導入してみました のでその評価等です。 以前のブログ で書いたように、高負荷で高回転まで回した後のアクセルオフ等で失火症状が出てしまい、かぶってしまう症状が出ていました。 この動画で言うところの10秒や25秒あ...

0 件のコメント:
コメントを投稿