今回はブレーキバランスについて。
一般的に車のブレーキバランスはフロントがリアより先にロックするように純正では設計されています。
理由として聞いているのは「リアがロックするとスピンモーションに入りやすく、いくら車側で制御しても一度モーションに入ってしまってから立て直すのは難しいため」だそうです。
一方でフロントが先にロックした場合は「一瞬まっすぐ進むがABS等でロックを解除する等の補正が入れやすい」とのことです。
ということで純正の状態のブレーキバランスではフロントロックが先に起こりがちですが、サーキット等を走るにあたっては「良く止まる」「コントロールしやすい」バランスを模索したい所です。
さらにジムカーナやドリフトにおいては「リアをロックさせる」というギミックも必要です。
社外ブレーキローターを入れてローター径を変えていたりすると話は別ですが、ラリーやジムカーナにおいては前後統一のパッドではなく、ブレーキバランスを調整するためにフロントとリアでパッドの銘柄や番手を変えるのが一般的です。
社外パッドの中でも大手のエンドレスでもサーキットコンパウンドシリーズにおいては色々な番手が展開されていますが、自分の周りの競技をしている方(ジムカーナ)はBRIGやプロジェクトμ、そしてWinmaxのItzzシリーズを使っている方が殆どです。
Winmaxが展開する競技用スポーツパッドのItzzシリーズでも上図のように、パッドの番手が分かれています。
R1が一番ブレーキが効かないパッドで、R11が一番効くパッドになります。更にその上にRM1とRM2という、リア専用のサイドブレーキによるロック性能を重視したモデルが展開されています。
ジムカーナにおいては、例えばDC2インテグラではフロントにR2~R3、リアにRM1~RM2を使用している方が多いかと思います。
S15においてもフロントにはR1~R2、リアにRM1~RM2が一般的でしょうか。
ただS15に関しては、パイロンコースやミニサーキットの1速に落とすようなタイトコーナーへの進入におけるブレーキにおいて、R1等の効かないパッドを入れても先にフロントがロックしやすい傾向があります。
対策としてはフロントの減衰を弱めたり、フロントのバネレートを落とすという車体側のセッティングで何とかなる場合もありますが、自分は根本的にブレーキバランスを変更したかったのでブレーキマスターを変更し、フロント:リアのブレーキバランス(フルード吐出量)をS15純正の7:3から6:4にしています。
Itzzの場合は通常のRM1やRM2だけでなく、RM1.5やRM2.5等の、細かな番手調整もしてくれるので大変助かっています。
ドライバーによって好みも違うと思うので一概に言う事はできませんが、自分の場合はフロントのロックコントロールしやすいパッドを一度決めたら、スピードレンジによってリアのパッドのみ交換することでバランスを調整する事が多いです。
(サーキットや競技場に持っていくパッドが少なくて済むため)
FFはリアが軽くてロックしやすいのでリア側で調整が付かなくてフロントを交換することもたまにありましたが、FRにおいては3速以下のコースにおいてフロントを交換しなければならないと感じたことはあまりありません。
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