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2019年8月27日火曜日

JMRC関東チャンピオンシリーズ(ジムカーナ)@さるくらモータースポーツランド①

車の失火症状がだいぶ良くなってきたり、少し時間ができたタイミングで弟子君が今年初参戦すると言うことで、自身も3年だか4年ぶりに公式戦シリーズにエントリーしてみました。


長野県の奥地(?)にある、さるくらモータースポーツランド

カートコースみたいな感じですね。四輪車が走るには少し狭いステージです。
久々&初めて走るコースなので下見をかねて前日の土曜日から現地入り。

ちなみに道中、真夜中のSAでかっこいい車と遭遇。

ヴェルサイドのFDでしょうか。
どこかでイベントがあったのかもしれませんね。

その後サクサク進んで現地入り。


ハイカムが入ってアイドリングがかっこよくなっています。
高原だからか、日差しは暑いですが気温は快適です。



パドックにテントが並んでいる光景をみると試合っぽい感じがして気合が入ります←





そして前日連のコースはこちら。



島が多くて、ここのステージに慣れてないとミスコースしそうですね。
あと思っていた以上に凹凸が激しいことと、傾斜が付いていて所によってはアウト側に膨らまない方がよいところがあったりと難しい路面です。
凹凸が激しいうえにフロントが入らないのでセッティング用にバネを持ってくればよかったと激しく後悔しながら走ってみました。




自分の運転では慣れていないこともあってこんなもんです。。。うまいドライバーの方が乗ればあと1.5秒ぐらいいけそうな気がしますが、
車が富士の路面にあわせたアンダー気味のセットだと話にならないぐらい頭が入らないです。。。おまけに3年落ちのタイヤというのも。。。

が、次の日の本番であろうとこのタイヤしか持ってないのでこれで出ます←


ちなみに弟子君。



終始「ブレーキどこまで詰めたらいいのー?」って感じで戸惑ってました。


二人とも初めてのコースということもあり、走行を解析してその場でできそうな改善点を見つけ出して翌日に進みます
ちなみに夜はみんなでワイワイおいしい焼肉に行かせて頂きましたが、あの辺焼肉屋さんがやたら多いのはなんなんでしょう??


We participated in JMRC kanto champion series(Autoslalom, Gymkhana) at SARUKURA motorsports land.

2019年8月23日金曜日

低速における車のダウンフォースの獲得

モータースポーツをする上で無視できないのが空力です。

この空力によってF1などでは大きな差がつくのはご存知の通り。一般車のように1Gではなく3Gぐらいタイヤに掛けることが出来るので速いコーナリングが可能な訳ですね。



でも低速コーナーやジムカーナにおいてはどうだろうか?




空力はジムカーナのように速度域が低いことや、空力を得るには車高が高すぎるためほとんど頼ることが出来ないので車の基本的な性能だけで勝負が決まることが多いです。
だからこそ全日本選手権レベルになると、ドライバーの腕の差が少ないのに車の性能差があると勝負にならないため、そのクラスに出場している車種がみんな一緒になる(一部例外アリ)わけです。

ということで基本性能を上げていくことが今後弄っていく上で重要なファクターですし、ジムカーナだとみんなそこをどうやってレベルアップさせて1Gを使い切るかに躍起になるわけです。



では基本性能だけで本当に空力に頼ることが出来ないのか?




それこそ他人がやっていない低速のダウンフォースを味方に出来れば大きなアドバンテージになるはずという安直な発想から考えてみました。


ここで話は戻りますが、そもそもダウンフォースはどうやって発生するのか?


ダウンフォースとは逆に揚力の話ですがwikiによれば

>揚力は、物体が流れを変えた事で生じた圧力差により、その反作用として生じる。 上図のように、平板が流れに対して斜めに存在する場合、流体は平板に沿って流れる。平板の下面においては流れと平板が衝突する事によって、平板の上面ではコアンダ効果によって流れが平板に引き寄せられる事によって、流れの方向が斜め下向きに変えられる。流れが上下非対称になり、平板の下面より上面の方が圧力が低くなる。(上図において、流線の間隔が詰まっていると圧力が大きく、開いていると圧力が小さい事を示している。但し、流線の密度が常に圧力を表しているわけではない。)その圧力差によって揚力が生じる。


らしい。つまり物体を挟んで上下の圧力差を作って、圧力の低いほうにその物体が引き寄せられるという物。
F1のウイングなどではこの作用を利用し、ボディ下面ではグランドエフェクトを得ています。
グランドエフェクトとは、調べると連続の方程式(断面積が狭ければ流体の速度は上がる)とベルヌーイの定理(流体の速度が上がれば圧力は下がる)によって発生するものらしい。
だからGTカーなどは車高を低くして断面積を狭くし、流速を上げてボディ下面の圧力を下げてやることによってダウンフォースを得ることが出来るみたいです。



でもこれは上にも書きましたが、あくまで車高が低くて速度が速くなければ獲得することは難しいのです。



じゃあここで発想を昇華させて。強制的にボディ下面の圧力を低くしてあげたらいいのではないのか?
実は自分のこの疑問を実行している人達がいました。それは
「もしこの世にレギュレーションなど存在せず、サーキットにおいて最速の車を作るとしたらどうなるのか?」という考えのもとつくられたのがこの車。(といっても結構前)


レッドブル X2010-X2011


これはGT5(ゲームです)の架空世界の車ですが、現在の最先端のテクノロジーを結集して出来た車だそうです。
この車は以前話したように乱気流を発生させるタイヤにはカバーをしたりウイングを可能な限りバランスを見ながら大きくして、レギュレーションに縛られずセオリー通りの事をとことんやっています。(ちなみにニュルブルクリンクでF1より20~30秒速いそうです!!)

中でも自分の疑問に対する答えが


コレ。一昔前にはファンカーと呼ばれて出場した試合ではあまりにラップライムが速すぎて即座に出場停止となった仕掛け。ちなみに2010年モデルから2011年モデルではより効率の良いファンへ変更しています。
何をしているのかというと、このファンによって強制的に下面の流速を上げ、かつ空気を抜き取り圧力を下げることが出来るので走っていなくてもグランドエフェクトを発生させることが出来ます。これによってこのマシンは理論上スペースシャトルの離陸を遥かに凌ぐ8.25Gのコーナリングができるらしい!?
実際にあったらドライバーの気力が持ちませんね(笑)

結局言いたかったことはこのような反則ワザを駆使すれば低速においても空力を味方につけることが出来る!?と言うことでしょうか。


しかしこんな感じのファンにエンジンの動力を伝える構造は個人レベルだと製作不可能です・・・重くなりそうだし。
一方で効果は圧倒的に落ちますが簡単な構造で強制的にボディ下面の圧力を下げる方法はあるのでやってみようかな?と考えてます。(体感できるほど効果は無さそうですが…)




プラスしてGTウィングやダウンフォースにはならないですがプリウス等で採用されているグリルシャッターの方が効果は簡単に体感できるかもしれませんね。


他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。

How to get ground effect(downforce)?? Is it get at slow range of speed??

2019年8月21日水曜日

L700ミラジーノでヤビツ峠

先日、暇な時間を見つけてやりたいと思っていた街乗り車であるミラジーノの足回り評価のために、ヤビツ峠に行ってきました。
この車にはRS-RとKYBのNew SRがついているのでその評価がメインです。


まずは宮ケ瀬方面からヤビツ入り。

普段の街中でも感じていたことですが、このショックは縮み始め初期が硬く、奥が柔らかいように感じます。
逆に伸び側は癖もなくスムーズに伸びる感じなのですが、フロントとリアのバランスが悪く、フロントに荷重をかけても素直に、言い換えるとすぐに伸びてリアに荷重が移動しやすくて曲がりにくいと感じました。
バネ自体は癖もないので良いと思いますが、バンプの奥の方、特に底づくあたりのレートまであまり変動がなく、いきなり底づいて突きあがる感じがしました。




NewSRなんて特に車種ごとにそこまで開発予算かけれてないでしょうから仕方ないですし、もしスポーツ走行したいなら車高調等の減衰調整できるモデルに変えるしかないですね。





夜になると夜景がきれいな駐車場。昼間来ると展望台とかもあって結構広いんですね。
久々にヤビツ走りましたが昔より落とし穴的な凹凸が減ったような??


という久々の暇な日中を活かして山道散歩という話でした。


I want to YABITSU. I reviewed KYB NewSR and RS-R down spring.

2019年8月19日月曜日

5-0 Ignite(50イグナイト)のイグニッションコイルについて

最近イグニッションコイルを色々見ているのですが、オーストラリアのこんなコンバージョンキットが日本に入ってきているようです。


"5-0イグナイト"というオーストラリアの会社。
こちらはアウディのR8のコイルを流用するキット等を販売しているようです。なぜR8のを流用するのか調べてみると、
こちらのメーカーが言うに、海外において流用強化コイルとしては下記4種類が人気あるそうです。

①GM LQ9/LS2 D585 ‘truck’ ignition coils
②Toyota Yaris ignition coils
③Audi R8 ignition coils
④Nissan R35 GTR ignition coils

それぞれ長所短所があるようです。こちらのページのメリット・デメリット部分の意訳です。


LQ9/LS2 D585 Coils (GM車のコイル)

利点: (オーストラリアやニュージーランドやアメリカでは)中古が手に入りやすく、安価である。
欠点: ドエル時間を長くとりすぎるとエンジンブローさせるリスクがある。また中古品だと劣化具合を見極める必要があり、偽造品が出回っている。


Yaris Ignition Coils(日本ではヴィッツのコイルでしょうか)

利点: 特になし
欠点: ほかのコイルに比べて強力と言うわけでもなく、純正品は少し高いですし、中古品は劣化しているものがある。


Audi R8 Ignition Coils

利点: (デンソーで作っているR8用コイルは)品質が安定している。点火エネルギーも高ブーストや高馬力においても十分飛ばすことができる。(650PHぐらいまでと書いてありますね)

欠点: Haltech、Link、Motec、PowerFC、Nistune、MaxxECUあたりの社外ECUでの制御がオススメ


R35 GTR Ignition Coils

利点: R8用よりも点火エネルギーがやや優れている。
欠点: 1,000PH以下の出力のエンジンにおいてはオーバースペックであり、高価。


ということで35GT-Rのコイルが一番優れているが、普通のチューニングにおいてはR8のコイルでも十分であり、安く済むというのがメリットのようですね。



コチラのメーカーはコイルだけでなくプラグコードもセットで販売してくださっているようですね。値段を見てみるとキット価格がオーストラリアドル$338で輸送費が$63.23とのことなので合計すると45,000円弱と言ったところでしょうか。
既にECUがハルテックやニスチューンに変わっている方はこの価格でプラグコードも新品になると考えると良いかもしれませんね。

純正書換やポン付けしたいという方は以前ブログを書きましたが、上記でも最高級品と記載されている35GT-Rのコイルを用いているIPコイル(イグニッションプロダクツ)のコイルの方が日本においてはお手軽かもしれません。


プラグコードは含まれていませんが、ポン付けと言うことを考えたり、スペックを考えるとこちらもお手軽ですね。

(2020.8.20 公式ページが少し更新され、上述した内容が変わり、ポン付けできるようになったようですので続きのブログはコチラに)


他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。



How about ignition coil of 50ignite?? Is it to enhance ignition systems?

2019年8月16日金曜日

2020年オリンピック期間の富士スピードウェイの閉鎖について

来年の2020年はオリンピックが開催されますが、モータースポーツのメッカである富士スピードウェイは自転車競技の会場として使用されます。


これに伴い富士スピードウェイが準備期間を含めて使えなくなるという情報を入手しました。
オリンピックは2020年7月24日~8月9日、パラリンピックが8月25日~9月6日という日程です。
うち自転車競技についてはパラリンピックの9月4日が最終日となるようです。

オリンピック期間はサーキット従業員の方も入れないそうですが、準備期間等を含めていつからいつまで閉鎖されてしまうのか聞いてみたところ2020年6月~2020年9月下旬まで閉鎖されてしまうとのことでした。
(2020.4.3追記)
オリンピックが延期になったため、2020年内各種施設が使えるようになったとのことです。


まだ確定ではないかもしれませんが、少なくとも4カ月程使えない期間が発生するようです。
個人的には一番近いサーキットだったので月1〜2回利用させて頂いてますが、期間中は他のところで開催される練習会等を探さざるを得ないですね。

オリンピックに向けてなのか現在もジムカーナ場の上にあるP11もきれいに舗装されていましたし、西ゲートのところにも何か建てるみたいです(ハイアットホテルだとか?オリンピックには間に合わない気がしますが。)。サーキットの目の前に小山インターや富士モータースポーツビレッジが出来たりと、どんどんあのあたりが変わっていきそうですね。


他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。


How long will Fuji international speedway be closed by the TOKYO 2020 Olympics?

2019年8月13日火曜日

IPコイルの評価について(SR20)

評判の良いイグニッションプロダクツ(IP)のコイルを導入してみましたのでその評価等です。



以前のブログで書いたように、高負荷で高回転まで回した後のアクセルオフ等で失火症状が出てしまい、かぶってしまう症状が出ていました。



この動画で言うところの10秒や25秒あたり。
カブって加速出来なくなっていました。

原因としては点火が弱いことによるカブりと現車セッティングのミス等が考えられました。(マップ側での吹き返し対策)
現車合わせについてはこの症状が出てから2回ほどリセッティングし、だいぶ症状が出てこなくなってはいましたが暑い時期になると特に出てきてしまうことから、SR20の泣き所であるイグニッションコイルが熱でダメになったかもしれないと考え、点火系を見直してみることにしました。

昨年純正のイグニッションコイルに交換したところ症状が改善されたのですが、暑くなってきてまた症状が出てきてしまい、同じことをやっても面白くないので違うイグニッションコイルを試してみようと、以前ブログにまとめたIGNITION PROJECTSという、R35GT-Rのコイルをベースにしたイグニッションコイルがドリフト等の競技でも評判が高いことや、ドエル時間が長くとれる等の利点があることから導入してみました。



取り付け方がちょっと特殊ですね。
(今年の夏以降のモデルは現在は形状が純正と同じような外観に変更し、取り付けも簡単になっているそうです。)


取付をして街乗りをしてみると違うと感じたのは下記2点です。

・坂道での1,300~2,000rpmあたりのトルクがある気がする。(それ以上の回転では違いが全く判らなかったです)
・アクセルオフでエンジンブレーキを使っているとき、これまである特定の回転域におけるエンブレではマフラーからパンパン音が出ていた(未燃焼ガスが排出されていた)のですが、ほぼ音が出なくなりました。



1点目についてはプラシーボ的な感じなので明らかに差があるかは微妙なところですが、2点目については明確に差が出ました。
このことから言えることは、今までよりも燃焼効率が上がっているのではないかと推察できます。



街乗りでの違いについては上記な感じですが、一番肝心な競技走行時(全開走行時)における失火が出ないかというポイントです。
先日の富士スピードウェイでの走行においてはこんな感じです。




2速から1速へのシフトダウン回数が結構あるコースでしたが、1度も症状は出ませんでした。
あとは昨年交換した純正コイルは1年しか持たなかったので、それと比べて耐久性については様子見と言ったところでしょうか。
(なお全開走行における出力向上については、改善しているのかもしれませんが自分の体感ではわかりませんでした。)



いずれにしても35GT-Rがベースと言うことで、熱耐性、耐久性や性能も大きく向上しているでしょうから、今後イグニッションコイルを交換される際は選択してみてもよさそうですね。

IGNITION PROJECTS/イグニッションプロジェクツ パワーコイル マルチスパーク S15/SR20DET 商品番号:IP-M134405
by カエレバ

性能は勿論のこと、耐久性もよさそうですし2回以上コイルを交換するようであればイグニッションプロダクツのコイルを選択した方がコスト的にも賢い選択になるかと思います。
(ちなみに以前記載したSplit Fireも安価ですから単純な交換ならば良いと思いますが、製造元が純正と同じ所なので耐久性は純正と似たり寄ったりかと思います。)


2019.9.13
点火だけでなく、吹き返しによるストールも発生したので追記しました。


他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。



How about ignition coil of IGNITION PROJECTS?? Is it to enhance ignition systems??