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2018年9月8日土曜日

VITOUR TIRE(ヴィツァータイヤ)について

今日は新しいタイヤメーカーについて。

新しいといっても2015年頃から日本に入ってきていたみたいですが、VITOUR(ヴィツァー)という中国のタイヤメーカーです。
このメーカーのトピックはトレッドウェアが600という、国産エコタイヤが400ぐらいのところを大きく上回る耐摩耗性能を保有したタイヤを生産していること、今では見かけることの少なくなったホワイトレタータイヤを生産していることでしょう。


ほんとに600と書いてありますね。


このホワイトレターは上からペイントしているわけでなく、ゴム自体が白いのを使っているのか(?)、多少縁石などでこすったとしても取れることがないそうです。(画像は拾い物です)




値段も調べてみると「爆安」というほどではないですが、そこそこお手頃価格です。


普段乗りでタイヤ交換をできる限り減らしたい、ホワイトレタータイヤが欲しいという方にとっては耳よりなメーカーではないでしょうか。



んで、モータースポーツ的に気になる製品がラインナップされるとの噂を聞きました。
TEMPESTA ENZO




こちら。同社のテンペスト?テンペスタ?エンツォと呼ばれるシリーズがデビューするとのこと。
トレッドウェアは200とのことで、ADVAN A052と同等の耐摩耗性ですね。
気になるのはサイドウォール剛性と熱の入りでしょうか。


いずれにしても注視していきたいと思います。

2018.11.10
昨日メーカーテストが行われ、テストドライバー曰く、ゼスティノとかのハイグリップタイヤに比べてグリップはワンランク落ちるが減りは遅いみたいです。
来季までに改良が入るみたいなので楽しみですね。


2019.12.21
新しコンパウンドが発売開始されるようです。続きはコチラ


他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。



This blog is about "What is VITOUR tires? What is TEMPESTA ENZO series?". If you want to read this blog, Please press "Translate" buttons near the top of this blog.

2018年9月6日木曜日

TCRジャパンシリーズについて

今日は日本における新たなモータースポーツカテゴリについて。


WTCRというシリーズがあるのをご存知でしょうか。
現行シビックとかがヨーロッパで参戦しているレースです。



こんな車両たち。

SUPER GTは、もはや市販車の原型を留めていない車両ですが、このTCR車両は市販車が基本のチューニングカーレースになります。
規程的には下記のようになります。詳細はこちらのHPをご覧下さい。


・4ドアもしくは5ドアの車両
・全長が4.2m以上、全幅が1.95m以下
・最低重量は1250kg以上(ドライバー込。レース用ギアボックスだと1285kg)
・排気量は1,750~2,000cc(ターボ可)
・ドライサンプ禁止
・ABSやトラクションコントロールなどの使用禁止
・触媒は純正品
・2輪駆動のみ
・ブレーキはフロント6ポッドキャリパー、ディスク最大380mmまで
・リアブレーキは2ポッドキャリパーまで
・ホイールは10J×18インチ
・最低車高は80mm
・ウェイトハンデあり

ということでSUPER GTと違い、街中を走っている車で参戦可能なツーリングカーレースとなっています。
この車両規程で走れる日本のレースは今のところスーパー耐久しかありませんが、先日こんなニュースが発表されました。




なんとTCR車両専用のレースができ、スーパーフォーミュラと併催される可能性があるとのことです。
日本でTCRレースが人気、つまり市販車ベースのチューニングカーレースが人気となればモータースポーツ人口が飛躍的に増加するような気がしています。あわせて各チューニングメーカーや小さなショップでも参加可能であろうことからアフターパーツマーケットも賑わってくるように思います。

いずれにしても、開催されたらぜひ見てみたいですね。
チームを組んで参戦してみるというのも、わりと敷居が低いかと思います。




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2018年9月2日日曜日

ドライバッテリーについて

今回は前回の続きでバッテリーの軽量化について。

前回触れたように普通の鉛バッテリーより軽量化したければリチウムイオンバッテリーにするというのが現在のトレンドという話でしたが、値段が3万円を超えてくるという大きな問題点がありました。

バッテリーは定期交換品ですし、値段はある程度抑えたい所です。


そこで値段はそこそこに、軽量化が出来ないか?ということで登場するのが昔ながらの、いわゆる「ドライバッテリー」です。
現在販売されているドライバッテリーで比較的入手しやすくお手ごろなのがKTSが販売するこの商品ではないでしょうか。



↑こちら。

1万円ちょっとで6.6kgと、普通の鉛バッテリーに比べて1kg軽く、尚且つ値段もそこそこ安いということでバランスが取れているかと思います。
自分もこちらの商品を買って現在使っています。商品の謳い文句のように、自然放電も少なく、バッテリーの弱りも真冬の朝のクランキングでもあまり感じませんでした。





ただ6.6kgということで確かに軽くなっていますが、リチウムイオンバッテリーに比べるとやはり重いので、もし買うならもう少しお手頃なら迷い無く「買い」だと感じていました。

ということで探してみると、このKTSのバッテリーの製造元と思われるメーカーの商品を見つけることが出来ました。



↑こちら。

台湾のLONGと呼ばれる老舗のバイク用バッテリー(ドライバッテリー)メーカーです。
外形や電圧など、KTSのホームページに乗っているバッテリープロフィールそのままです。

KTSはコチラの商品にバッテリーターミナルをセットにして、オリジナル商品として販売しているのだと思われます。

LONG製の製品を直接買えば、更にお買い得に、普通の鉛バッテリーと同じぐらいの値段で買うことができ、軽量化することが出来ます。


KTSのドライバッテリーを検討されている方は是非参考にして下さい。

リチウムイオンバッテリーについても、バッテリー開発者の方にお話を伺いました

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This blog is about "How about weight reduction of battery ? How to buy the KTS Dry-battery more cheap?". If you want to read this blog, Please press "Translate" buttons near the top of this blog.

2018年9月1日土曜日

バッテリーの軽量化について

今回はバッテリーの軽量化について。

モータースポーツをする上で、軽量化というのは皆さん一度は考えた事があると思いますが、軽量化する部位の1つとしてバッテリーがあるかと思います。

バッテリーを軽量化するには小さくするか、バッテリー形式を変更するかになると思います。
普通の鉛バッテリーですと19サイズというのが一般的に一番小さいサイズですが、あまり売られていませんが更に小さい17サイズというのがあります。



ビートなどの一昔前の軽自動車に採用されていたサイズですね。
自分も17サイズのバッテリーを積んでたことがあって、昔のブログに書いたように19サイズよりも1kgほど軽量化することができます。





といっても鉛バッテリーですので7kgはある感じですが、これ以上に軽くしたいとなると形式の違うバッテリーが登場します。
ドライバッテリーについては次回触れますが、現在は携帯電話等にも使われているリチウムイオンバッテリーが主流になりつつあります。
なかでも現場で一番良く見るのがSHORAIバッテリーです。



一般的な国産車であれば上記のLFX27A3-BS12が無難なサイズだと思われます。
これで重量は1.8kg程とのことなのでかなり軽くする事ができますが、値段が3万円越えと中々のお値段です。。。
さらにこのままだとバッテリーターミナルが付かないのでこのようなものを買う必要があります。



このターミナルにM5のボルトを買って初めて車には搭載できるようです。

リチウムイオンの特性ですが、携帯電話を長年使っている方は分かると思いますが段々容量が減っていきます。またバッテリーの中には「セル」と呼ばれる部屋にいくつか分かれているのですが、それぞれの部屋の電圧がバラついた状態で充放電を繰り返すと、弱いセルの劣化が格段に進んでしまうため、BMU(呼び方BMSだったりもします)と呼ばれる「バッテリーマネジメントユニット」が各セルの状態を把握し、充放電を一番弱いセルに合わせてコントロールする必要があります。
これでキチンとコントロールしていないとあっという間に寿命を迎えてしまいます。
(メーカーによってはセル自体の構造を強くしてBMUをつけないでコスト削減している商品があるようですが、リチウムイオン電池であれば本当に大丈夫なのか、長時間使用したレビューをしっかり見てから購入されたほうが良いと思います)

このようにそもそもリチウムイオンセルが高いというのもありますが、BMUを搭載しないと使い物にならないため価格が高いというのが欠点です。


では現在においてコストと軽量化のバランスを取った物は無いのかといわれれば、昔ながらの「ドライバッテリー」と呼ばれる商品が当てはまるように思いますが、それについては次回




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2018年8月29日水曜日

デュアルマスフライホイールについて

前回のブログでも触れましたが、今回はデュアルマスフライホイールについて。


聞いたことない方もいるかもしれませんが、こんなものです。



フライホイールなのにメチャクチャ動きますね。
要はエンジンやミッションの振動の吸収と、クラッチ蹴りなどで劇力が加わった際にここで吸収するというものです。

一般的には、クラッチを繋ぐ際の衝撃というのはクラッチディスクにバネのダンパーをつけるという製品が多いかと思います。


こんな感じ。
このダンパーというのはミッションやドライブシャフト等、駆動系が弱い車種であればあるほど有用で、ダイレクトにしてしまうとブローの可能性がより高まってしまいます。

クラッチディスクにつけるタイプのダンパーというのは、一定の入力値に対してはダンピングするようですが、細かい微振動や一定以上の入力は吸収できないので注意が必要です。

このクラッチディスクダンパーでは吸収できない振動をいなしたいとメーカーが判断した場合出てくるのが、上の動画のようなデュアルマスフライホイールです。
デュアルマスフライホイールの構造はこのようになっています。



複数のバネが埋め込まれて微振動や一定以上の入力に対して吸収できるような構造となっています。S15の純正フライホイールもデュアルマスフライホイールですが、これはアイシン製のFS6R92Aが共振音が多いことと、ミッションの強度がないためフライホイールで逃がそうというメーカーの考えかと思います。

よくこのデュアルマスフライホイールを「重い」とすぐ捨ててしまうパターンが多いと思いますが、単純に重量だけをみると普通のフライホイールに比べて重いですが、かなりの高回転で回るフライホイールですから、円周部が重いわけではなく、中心側が重くなるように設計(中心寄りにバネが配置されている)されているため、見た目の重量ほど「重たいふけ上がり」にはなっていないはずです。

設計的には素晴らしいこのデュアルマスフライホイールですが、これだけ動きますので寿命があります。
メタルクラッチとかでフライホイールを定期的に交換されている方ならあまり問題ないかもしれませんが、デュアルマスフライホイールは1つの単価が10万円を超えるほどの価格だそうなので、定期的に交換というのも考えものですね。


他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。



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2018年8月28日火曜日

S15純正ミッションFS6R92Aについて

今回はS15純正6速ミッションであるFS6R92Aについて、前回の続きです。

2018年8月28日現在において、1速及び2速ギアの純正部品は終売となっていました。
一方でミッションAssyは2機のみ在庫があるとのことで、値段も28万3千円とのこと。

NISMOミッションが35万円ですから、2割強安いですね。

ギア比は純正とNISMOを比べるとNISMOが発表しているとおり


3速、4速はほぼギア比そのままに、1速、2速をハイギアード化してクロスしています。
6速は5速よりにローギアード化して全体的にクロスとなっています。


ただジムカーナやショートサーキットでよく使うのは1速~3速で、4速は岡山国際サーキットでジムカーナしたときは4速も使いましたが、それ以外は一度も使ったことがありません。ちなみに以前のブログで書いたとおり、シフトする時間というのは意外とタイムロスにつながりますので、エンジン回転のトルクバンドをよほど外さない限りはシフト回数は減らしたい所です。

よって基軸となるのは1速と2速、時々3速となりますし、競技をしていると高速移動も多いので6速はハイギアードであればあるほどありがたいところです。

なので・・・・


純正ミッションを買うのは今がラストチャンス!ということで残りの2機のうち1機を購入してしまいました(ノ∀`)



ただこのまま使っていればまたいつブローするかわからないので、下記事項を気を付けていこうと思います。

①ミッションオイル量を多めに入れる
②クラッチ側で高トルクがかかった際は吸収できるようにする


①について、ブローした際に実はオイルの攪拌抵抗を少なくしたかったため1.4?しか入れていなかったことも原因だと思われるので、今後は上から入れて2?は入れたいと思います。
ちなみに今まで2ℓ入れてたのですが、ブローした時のみ1.4ℓにしてたのが大きな原因だと思われます。。。
ただ規定量以上入れると昔ブログでも書きましたがブローバイガスだけでなく、ミッション後方のシールからオイルが漏れてきてしまうのは仕様であきらめるしかないですね。


②については前回のブログでも触れましたが、クラッチディスク側にダンパーをつけるというのが大前提となりますが、それ以外に「あえてクラッチを滑らせる」ということも考慮にいれて行こうかと思います。
一般的に強化クラッチということで、メタルやカッパーミックスなどのクラッチ版を使うと思いますが、あえてノンアスディスクを用いることで繋いだ瞬間わずかに滑らせて劇力緩和を行えばより保護に繋がると考えています。

一番いいのがS15やアルテッツァ等で採用されている「重い」と悪評の高い純正フライホイールですが、これはデュアルマスフライホイールと呼ばれ、結構高機能なものです。

値段的に純正フライホイールは高いのでそれについてはまた次回のブログで。


20180917
新品ミッションを搭載しました。


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