Translate ~Select your language~

2023年1月21日土曜日

断熱&放熱塗装について(HDP)

エキマニ等の排気系に塗装を施すことによって断熱できるものがあることを最近知り、効能について調べてみました。




株式会社三陽さんより

排気系に塗装することで断熱できるのでエンジン近くのホース類や配線系に熱害(劣化)がおきにくくなるのがメリットでしょうか。
またターボ車であればエキマニを断熱すると排気流速が落ちにくくなるので、以前は断熱材をグルグル巻いている車もありましたが、塗装でキレイに同じ効果が見込めそうですね。

一方でデメリットはエキマニの素材によっては熱の逃げ場が減るので、サーキット走行を繰り返すと割れやすくなる可能性がありますね。



逆の効果をもたらす放熱型の塗装もあるようです。




これはインタークーラーに塗装した例ですね。(少し黒っぽい)
金属の表面を伝熱性のよいザラザラの素材で塗装することで実行表面積を広げ、冷却効率が上がるという代物です。
三陽さんの結果だと同条件で32℃→25℃と、約20%ぐらい冷却効率が上がっています。
(フィンの奥まできちんと塗装しないと効果が得難いと思いますが、、、)

あとは塗料のベースに含まれる素材が銅系なのか、アルミ系なのかでも特性が変わりそうですね。(銅は自己放熱性が高く、走っていなくても放熱しやすいですが重い。アルミは風が当たると放熱してくれるが止まってると放熱しにくい)


これらの塗装は近年のJAF競技を始め、あまり改造が出来ないクラスのターボ車でちょっとでも差をつけたい方は効果的な手法かもしれませんね。

また他に使えそうな場所としては、ブレーキの熱害影響が大きい、タイヤの空気圧変動を少なくするためにホイールの内側に塗装を施すことで周回レースではタイヤマネジメントがしやすくなるかもしれませんね。(断熱した方が良いのか、放熱しやすくした方が良いのかは実験してみないとわかりませんが、、、)


他の記事をお読みになりたい方はサイトマップや↓の検索・ラベル等からご参照ください

2022年12月25日日曜日

VALINO新グリップ用タイヤと2023スカラシップ

ドリフトのタイヤとして有名、かつ実績があるヴァリノの2023年スカラシップが開始されています。


ここで気になるのは筑波のタイムアタックでも最速ラジアルと言われたVR08GPがスカラシップ対象製品に含まれていない事です。

サーキットアタックやジムカーナ等、JAF競技で使いたい声も少し聞いていたので追加が待ち遠しいですね。

またこんな発表もありました。



VR08GPのNEUMAとSPORTと言う製品です。
詳細は公式発表されていませんが、VR08GPの特性を持ったグリップ用の新作です。
ちなみちペルギアのD1用と言うことで08R JPNと言うのも出るようで、こちらは昨今厳しくなるタイヤ規制の転がり抵抗数値等が改善されているようです。


来年はドリフトもグリップ競技も色々規則が変わって新しい製品が出てきそうなので楽しみです。


他の記事をお読みになりたい方はサイトマップや↓の検索・ラベル等からご参照ください

2022年12月4日日曜日

スピードパーク恋の裏の閉鎖⁉︎

年の瀬のこのタイミングで驚きの投稿を拝見しました。


今月末で閉鎖されると言う内容です。



内容をよく読むとオーナーとのコミュニケーションに課題があったようですが、まだ公式HP等で案内されたわけではないので、この内容の真偽を含めて続報を待ちましょう。
(SNS上で2023年に同サーキットで主催されている方のところにも閉鎖のお知らせが届いた旨、見かけたので信憑性は高そうです)

もし本当なら来年の全日本ジムカーナ選手権はじめ、色々な競技にも影響がありそうですね。


他の記事をお読みになりたい方はサイトマップや↓の検索・ラベル等からご参照ください


2022年11月30日水曜日

ダンロップのβ11

JAFから来年の2023年におけるPNクラスで使えるタイヤ一覧が発表されました。
その中で気になるのがDUNLOPがまだ発表していないDIREZZA β11と言うタイヤです。






まだ発表されてないタイヤがJAFから先に公開されてしまいましたね。

もうここに乗ると言うことはテストも終わってかなり市販が近いと思いますので年明けオートサロンあたりで発表、発売されるのでしょうか。

なお以前記載したとおり、ある程度硬いゴムでないと2023年の規定を満たさないハズですので、Z3の後継というイメージでしょうか。

いずれにせよダンロップからは久々の新製品(な気がする)なので楽しみですね。


他の記事をお読みになりたい方はサイトマップや↓の検索・ラベル等からご参照ください



2022年11月11日金曜日

ND幌ロードスターに2Lモデル追加?

日本におけるロードスターのラインナップは1.5リッターの幌タイプと2リッターのハードトップ(RF)の大きく2タイプでしたが、幌タイプに2リッターが追加になるようです。



開発主査の発言なので可能性高そうですね。

軽量で足回りに定評のあるNDロードスターの幌タイプにパワーのある2リッターエンジンが組み合わさることで、現代のS2000(言い過ぎ?)的な車になりそうですね。





競技する上でもこの情報はかなり重要になる人は多いと思いますので今後の発表を待ちたいところです。

他の記事をお読みになりたい方はサイトマップや↓の検索・ラベル等からご参照ください

2022年11月1日火曜日

新品タイヤは「慣らし」が必要?

新品タイヤを買った際に「皮むき」と呼ばれる、タイヤを作る際に金型と触れていた面を削るために少し走行されたりすることがあるのは見たことがありますが、「慣らし」と言うのを初めて聞きました。

今回の出所である海外のタイヤ情報満載のモーターサイトであるGrassroots Motorsportsの記事によると、新品タイヤをタイヤウォーマーや実走行でゴムの分子を整える「慣らし」を行うと良いと書いてあります。

以下上述HPの内容です。

Proper heat cycling involves not just heating–which weakens those bonds and makes them less resilient–but bending and stretching of the tread, which helps more consistently align the granular structure of the elastic tread.ヒートサイクルでは、単に加熱するだけでなく、トレッドを曲げたり伸ばしたりすることで、トレッドの粒状構造をより安定的に揃えることができます。※編注 タイヤを縦方向にストレスを与える、すなわちハードブレーキング等で熱を与えたりしてヒートサイクルを行う)

 When the tire is heated, the weakest molecular bonds are broken and then realigned by the dynamic forces of the tread on the pavement. As the tire cools to ambient temperature, those bonds relink in a stronger, more consistently aligned fashion. Tire warmers, on the other hand, preheat the tire to operating temperature before it’s sent out on track for a massage; then they can be used to slowly cool the tire over 24 or even 48 hours.(タイヤが加熱されると、最も弱い分子結合が破壊されて再調整されます。タイヤが常温まで冷えると、これらの結合はより強く、より密度が増した状態になります。また別の方法としてタイヤウォーマーを使ってタイヤを予熱して(軽く走らせた方が良い?)、24時間または48時間かけてゆっくりとタイヤを冷やす方法もあります。)

Heat cycling dynamically stretches and heats the rubber in the tires, further strengthening the molecular bonds in the tread and carcass by reorganizing the granular structure of the material. It’s a process not unlike heat treating metals. (ヒートサイクルは、タイヤのゴムを動的に伸ばして加熱し、材料の粒状構造を再編成することで、トレッドとカーカスの分子結合をさらに強化します。これは金属の熱処理と同じようなプロセスです。)

The Falken RT660, in particular, greatly benefits from proper heat cycling: improved lap times, longer service life and reduced wear. Competitors have also found reduced instances of unusual wear patterns, like center tread rib graining or separation. (特にファルケンRT660は、適切なヒートサイクルによってラップタイムの向上、耐用年数の延長、異常摩耗の低減といった大きな恩恵が受けられます。競合他社でも、トレッドリブの中央部の粒状化や剥離など、異常摩耗が減少していることも確認しています。) 



 気になるのは最後の部分で、「適切なヒートサイクルによってラップタイムの向上、異常摩耗が減少する」という記載です。




今回の記事はアメリカ等で主流となっているTW200クラスのタイヤにフォーカスしているのでSタイヤのようなタイヤまで含まれるかは不明ですが、日本においてこのような「慣らし」をしている方はあまり見ないですし、聞かなかったのでちょっと実験してみたいですね。

ちなみに調べを進めてみると、例えばブリヂストンのHPにもタイヤの慣らしはした方が良い旨、記載があるので自分が知らなかっただけかもしれません。


他の記事をお読みになりたい方はサイトマップや↓の検索・ラベル等からご参照ください