株式会社三陽さんより
排気系に塗装することで断熱できるのでエンジン近くのホース類や配線系に熱害(劣化)がおきにくくなるのがメリットでしょうか。
またターボ車であればエキマニを断熱すると排気流速が落ちにくくなるので、以前は断熱材をグルグル巻いている車もありましたが、塗装でキレイに同じ効果が見込めそうですね。
一方でデメリットはエキマニの素材によっては熱の逃げ場が減るので、サーキット走行を繰り返すと割れやすくなる可能性がありますね。
逆の効果をもたらす放熱型の塗装もあるようです。
これはインタークーラーに塗装した例ですね。(少し黒っぽい)
金属の表面を伝熱性のよいザラザラの素材で塗装することで実行表面積を広げ、冷却効率が上がるという代物です。
三陽さんの結果だと同条件で32℃→25℃と、約20%ぐらい冷却効率が上がっています。
(フィンの奥まできちんと塗装しないと効果が得難いと思いますが、、、)
あとは塗料のベースに含まれる素材が銅系なのか、アルミ系なのかでも特性が変わりそうですね。(銅は自己放熱性が高く、走っていなくても放熱しやすいですが重い。アルミは風が当たると放熱してくれるが止まってると放熱しにくい)
これらの塗装は近年のJAF競技を始め、あまり改造が出来ないクラスのターボ車でちょっとでも差をつけたい方は効果的な手法かもしれませんね。
また他に使えそうな場所としては、ブレーキの熱害影響が大きい、タイヤの空気圧変動を少なくするためにホイールの内側に塗装を施すことで周回レースではタイヤマネジメントがしやすくなるかもしれませんね。(断熱した方が良いのか、放熱しやすくした方が良いのかは実験してみないとわかりませんが、、、)
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