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2023年10月9日月曜日

86/BRZ用の前後114.3変換ハブのリリース決定

海外のドリフトナックルやアームで知名度のあるGK techから、以前アナウンスされていた114.3への変換ハブベアリングASSYが前後でリリースされる旨、発表されました。




アナウンス内容はこちら。

概訳:
数カ月前に86/BRZ用の114.3×5ハブコンバージョンキットをアナウンスし、予約者リスト入れて頂くようお願いしていましたが、情報アップデートです。

我々はフロントだけでなくリアのハブコンバージョンキットも作ることを決めました。そして900時間以上の走行耐久テスト(含む、スポーツ走行)を行っている最中です。

この新製品を待ち望んでいる皆様に感謝するとともに、製品が期待に応える状態になったので新たな一歩を踏み出すことが出来ました。もしわれわれの予約者リストに載っていない方は連絡ください。もし予約者リストに登録されると新しいニュース、予注開始の早期アナウンスが可能です。


と言うことで、114.3ハブが現実味を帯びてきたようです。
ホイールサイズも選びやすくなるのでありがたいですね。
前回までのいきさつや、GK techへの連絡等については前回記事のコチラをご覧下さい



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2023年10月4日水曜日

新製品VR08GP NEUMAとSPORT

以前から何回か登場してますが、ヴァリノタイヤから新しい製品のVR08GP NEUMAとVR08GP SPORTが受注開始されました。




どちらも、標準のVALINO VR08GPの深溝バージョンとなっています。
NEUMAが摩耗指数をさすトレッドウェア(TW)200で、SPORTSが300となっています。

私もテストさせてもらい、標準品と構造も若干変わっているそうですが体感できるほど差は感じられず、むしろ溝が増えたことによる縦横のトレッドの動きが出るようになりました。

評価として、ゴム自体はサーキット周回向けでペルギア等に比べてTW200のニューマでも固く、ヨレを感じにくいです。
逆に言うとドリフトやジムカーナの冷感時のゼロ発進はそんなに得意ではありません。

これからサーキットアタックシーズンに入るので値段も標準品とあまり変わらない上にライフが伸びているので、サーキットユーザーの方は是非体感頂ければ幸いです。
(ハイグリップタイヤのTW一覧はコチラ

まだ公式HPで案内開始していませんが、受注スタートしており、初期ロットはデビューキャンペーンで安いようですのでネット購入が良さげです。

VR08GP NEUMA
( TW200 )
インチサイズ価格
19
285/35/19Yahoo  楽天
265/35/18Yahoo  楽天
18
255/35/18Yahoo  楽天
225/40/18Yahoo  楽天
17
255/40/17Yahoo  楽天
225/45/17Yahoo  楽天
16205/50/16Yahoo  楽天

TW300のスポーツは追ってデリバリー予定です。

VR08GP SPORT
( TW300 )
インチサイズ価格
19265/35/18Yahoo  楽天
18
255/35/18Yahoo  楽天
225/40/18Yahoo  楽天
17
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2023年10月2日月曜日

2023TMSCシリーズとタイヤテスト

久々の更新。このブログ開始して以来、投稿が0件だった月は無かったのですが、ついに9月はなにも投稿せず終わってしまいました。。。

今年は「全日本ジムカーナとTMSCジムカーナシリーズに参戦」と言う予定でしたが、5月ぐらいまで車がディーラーではなくトヨタ本体での修理案件でまともに動かすことが出来ず、やっと参戦できたのが全日本の名阪ラウンドだったのは以前の記事のとおりです。

このヴァリノプロジェクトは、主に新しいタイヤのテストをかねた参戦計画でしたが、慣れない車に本番だけポン乗りで参戦、というのも厳しい所であったり、真の目的であるタイヤテストも色々と障害があり、ヴァリノの方とも相談して全日本は名阪とスナガワで今年は一旦参戦を取りやめた、というのがこちらの記事でした。

一方でTMSCシリーズは地元(?)のFSWで開催されるということもあり、テスト参戦をしてきました。
1戦は上記の理由で走れず、2戦~4戦で参加。
第2戦はまっすぐ走れるものの、別の部分に障害を抱えたままとりあえず完走できた状態。
やっと競技車として走れるようになったのは第3戦からでした。



こちらがVALINOのVR08GPの新しい製品

3戦も4戦もウェットというコンディションでタイヤテスト的にはいいデータが取れたと思います。
第4戦はこの車で初めて優勝という結果をご報告できましたが、まだまだ前途多難。。。です。

走行動画はテスト品ということもあり貼付できませんが、製品としても「まだまだ進化します」というメーカーからの心強いお言葉があるので私も期待しています。


色々なテストをさせてもらい、楽しくもありますがジムカーナに適した「形」にする、と言うのは非常に難しいな、とヒシヒシ感じています。


という、いつもとは歯切れが違って中々記事化できない部分も多く、ブログでのご報告はここまでですが、各スポンサーの皆様に大変お世話になりました。
(その分、来年は色々と面白い?内容が書けると思います)


来年の予定も未定ですが、記事化できるところは記事化していきたいと思います。
ワークスプロジェクト以外では全く自分の車に触れる時間はおろか土日も時間が取れない状況ですが、別の事に熱中しています。車好きの方々にも刺さる内容だと思うので別途ご紹介します。



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2023年8月24日木曜日

激安TW200タイヤのDAVANTI PROTOURA RACE

輸入タイヤ販売元大手のオートウェイからDAVANTI PROTOURA RACE(ダヴァンティ プラトゥーラ レース)と言う、TW200のタイヤを日本発売することがアナウンスされました。


驚くべきは軽自動車サイズがあることと、何より価格がかなり安いことです。




昨今、色々な国のタイヤが日本に入って来てますが、ここ最近のハイグリップタイヤの主流である摩耗指数を示すTW200クラスのタイヤとしては破格かと思われます。

気になる評価、レビューですが86レース等に出場されている橋本選手の記事がありました。



タイヤに多少関わっている私的に気になるのは記事における上記画像です。
路温50℃における袖ヶ浦で8周したトレッド面とされる画像。
さらにタイムは1分18秒999と言うことでほぼ19秒フラットです。

乗ったことも触った事もありませんが、ここまでの情報から以下のようなタイヤかと推測されます。

⚫︎TW200にしてはゴム自体はかなり硬め
⚫︎タイムの結果だけ見るとグリップレベルはADVAN NEOVA AD09あたりと同等?


ゴムは少し硬め?
摩耗指数を示すトレッドウェア(TW)は数字が小さければ小さいほど、柔らかいゴムになる傾向で、柔らかくなると言うことはハイグリップになる事が多いです。
ちなみにもう少しTWが柔らかい(180)ですが、ヴァリノ ペルギアだと1分程度のジムカーナ16本(走行時間合計約15分)でこうなりました。



特にフロント(画像左側)センターグルーヴは走っている最中にヨレて斜めになり、グルーヴの片方だけ変摩耗しています。またトレッド面全体がヨレるので波打ったような表面です。
ここから、今回のPROTOURA RACEの表面を改めて見てみるとかなりキレイで、50℃の路温で8周ということは、ジムカーナより熱条件が過酷で、トレッド温度は80℃も超えているであろう熱でもヨレない、シッカリしたゴムであろうことが想定されます。


コンパウンド次第ではありますが、一般的には熱が入らないとグリップしにくそうな印象を受けます。逆を返すと減りにくいのでお財布に優しいタイヤのような印象を受けます。


グリップレベルはAD09あたり?
86レースで好成績を残されている橋本選手と言うドライバーが265幅を履いて袖ケ浦を19秒という数字は客観的にどのあたりなのか、そもそもテスト車両のスペックが分からないので一概に言えませんが、ADVAN AD09の袖ヶ浦における同じGR86で235幅のタイムが19秒と言う記事がありました。



上記の記事よればA052はそこより1秒弱早いとなっていますが、KYBのテストドライバーの方が同じ幅のGR86で17秒台が出ている記事も見かけました。

できるだけ気温(夏)や車両条件(ほぼノーマルGR86)が近しいテストをしている記事を持って来ましたが、勿論同じ条件では無いので、あくまで参考にです。

またこのタイヤは海外のレビューがなく、軽自動車サイズがあることからまだ日本以外に展開されていない可能性もありますので国内のレビューが待たれますね。

と言うことでまだ未知数なものの、新たな選択肢が増えたことは素直にうれしいですね。

ハイグリップタイヤのトレッドウェア一覧はコチラをご覧ください


2023年8月10日木曜日

VITOUR TEMPESTA Wraith(P1)のグリップ評価

以前も記事にした、VITOURの新しいハイグリップタイヤWraithがついに日本でも発売を開始する旨が発表され、すでにHPでも公開されています。


まだ日本国内では評価や結果があまり出回っていませんが、今回、アメリカではVITOUR P1と呼ばれるWraithの評価記事の情報を頂きましたのでまとめてみます。
この記事の結論として、TW200のP1は「NankangのCR-Sよりラップタイムが速い」そうです。



トレッドパターンは外側のブロックを広くしてコーナリング時のヨレ対策をしているのはA052を始めとした近年の常套手段ですね。

実際の評価動画はこちら。




まず前提条件として、タイヤサイズが若干異なっています。
ナンカンCR-S:225/45R15
VITOUR :225/40R15

若干VITOURの方がハイトが薄いので加速に有利、とは書いてあります。

テスト者はオートクロスで優勝経験もあるようなドライバー2人で、両者ともCR-Sより1週約50秒のコースで1秒近くタイムが速いというのが結果のようです。




コチラの図がオートクロスをトミーさんとサミーさんが走った結果だそうです。
2人ともCR-Sは普段から使っていて慣れており、車もそれに合わせてセッティングしているため、もしこのP1(Wraith)に人も車も合わせ込めたらもっとタイムが出ると動画で語っています。
ちなみに今後NDロードスターでほかのドライバーにタイヤ銘柄を伏せた状態でテストしてどうなるか検証してみる、と言っているのでこの動画の続きが気になります。

と言うことで、TW200でCR-Sよりオートクロス、日本で言うところのジムカーナ競技で速いのでTW100がどうなるのか、非常に楽しみですね。

2023年8月5日土曜日

タイヤ保管は横積み?縦積み?

スタッドレスタイヤや予備タイヤを保管する際、現実的には置くスペースの面積に左右されると思いますが、タイヤにとっては真円を維持するにも「横積みが良い」とメーカーからも教えていただいて来ましたし、そうしてきましたがこんな記事を見つけました



X(旧Twitter)のラバー博士さんの投稿。
拡大するとこんな記事。



驚くことに縦置きが推奨されていますが、この投稿のリプライを見れると、メーカー推奨の横積みの方がベストであると言う意見が多いですね

ちなみにタイヤをコンテナ輸送する時にレース積みと言う手法がとられます。



この方法だとどうしてもタイヤに「ゆがみ」が出てしまうため、出来ればしたくないですが、コンテナに隙間無く乗せる(一本でも多く載せてコストを抑える)にはこうせざるを得ない背景もあります。
(一般流通品においてもゆがみリスクがある、というのはコチラの記事)

と言うタイヤの置き方の話でした。