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2020年10月12日月曜日

50Igniteの非接触カム角センサー(5-0ignite Cam Trigger Kit)

オーストラリアの5-0Igniteから、SR20エンジン用の非接触式カム角センサーが発売されます。

こちらの製品の長所を読んでみると、これまでのカム角センサはカムについているスプロケットとカム角センサ側の回転センサをギア駆動で回してセンシングしていましたが、高回転になるとギアのバックラッシュ等の遊びに起因して点火タイミングが詰め切れないことがあったそうです。(とは言え、RB26等のタイミングベルト式に比べるとタイミングチェーン式のSR20では誤差が少ないそうです。)


どうやらドリフトの高回転常用中では、メーカーHPによると点火タイミングが66%改善されたと記載されています。逆を言うと純正センサーではかなり点火タイミングがズレてしまっていると言っているわけですね。

(それを考えるとRB26等のタイミングベルト方式のエンジンはどれだけズレているのか気になりますが。。。。RB系のエンジン用キットも発売されています。)


そのズレを解消すべく、カムシャフトエンドにつけた回転体の回転を非接触で計測するセンシング方式に変更したのが今回の5-0Igniteが作ったCam Trigger Kitになります。

値段も$428AUDなので日本円にすると35,000円弱なのでお手頃ですね。



ただ注意点として純正ECUやパワーFCでは使えない24パルス形式らしいので、ハルテック等のコンピュータに変更してある必要があるそうです。

またSR20の高回転化となると、縦置きのSR20DE系からSR20VE系の横置エンジンのヘッドに乗せ換えてある方もいらっしゃると思いますが、あくまで縦置きのSR20DE系にしか使えないようです。


前も触れましたがイグニッションコイルだったり、インジェクターだったり、エアフロセンサー等、エンジンを制御するセンサー類が最新のものがドンドン流用されたり製品がリリースされているので、一昔前のエンジンとは言え第一線のパフォーマンスが発揮できるようになるのはありがたいですね。

(某ショップによれば、上記のエンジン補器類を使えば最近の排ガス規制も通過できるレベルまで完全燃焼させることができるのだとか)

という事で、ドリフトやサーキットで高回転を多用する方はブローの一因でもある(?)点火タイミングについて見直しされても良いかもしれませんね。


2022.6.8
V2が発表され、スタイリッシュになったのと共に気筒判断とかも出来るようになったようです。


 I found that 5-0ignite will release new product "Cam trigger kit". 

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2020年10月7日水曜日

ヴァリノVR00βのインプレッション

今年末に発売を予定しているヴァリノのVR08GPのβテストタイヤ、 VALINO VR00βのとても参考になるインプレッション記事を発見しました。


凄い詳しいインプレッションです。

こちらの方曰く、内側と外側でブロック形状が違うので接地圧が掛かる場所が変わるとフィールが変わるようです。A052もブロックパターンですが、あまり聞いたことがないインプレなので、A052はサイドウォール設計とかでこのあたりをバランスさせているのでしょうか。

暖まりは悪そうなトレッドパターンなのでサーキット周回には向いてそうですが、RE-12D typeAのようによっぽどゴム自体を柔らかくしないとジムカーナやドリフトの冷間スタート、サーキット1Lapアタック(ウォームアップ無し)では使いずらいかもしれませんね。


まだβテストの段階なのでもしかしたら改善される可能性もあるので期待大ですね。それにしても先日取り上げたA052のライバルであるNANKANGのCR-1に然り、SAILUNのPoleDに然り、トレッドウェア200近辺のトレッドパターンが大型化したハイグリップタイヤの開発が色々なメーカーで行われていますね。どんどん出てくるのでこのクラスも引続き情報をフォローアップしていきます。

(トレッドウェア一覧はこちらをご参考下さい。また市販版のVR08GPを評価しましたのでご参考にして下さい。)

I found good review article of VALINO VR08β.

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2020年10月5日月曜日

フリードハイブリッドの燃費(制御)について

ご要望頂いていた、ホンダi-DCD、フリードクロスター、フリードハイブリッドについてです。


最近は気温も下がり、エアコンを使わなくなったので燃費が出しやすい条件となりました。

先日3名乗車で首都高メインで走った時の燃費。29km/lを超えてきており、周りの流れに合わせた普通の運転でこれなので、深夜等で自分のペースで運転できれば30km/lは余裕で超えそうな気がします。

i-DCDは制御さえ理解すればEV走行しやすく、DCTなのでエンジンの出力がダイレクトなので高速道路でも快適です。


そんなi-DCDを燃費運転するために知っておいた方が良さそうなポイントをまとめてみました。


・メーターに設置されている「Power」ゲージは、アクセル開度が約8%までが1メモリ、約9%~18%が2メモリ、19~25%が3メモリ程度。

・渋滞中などでアクセルを少ししか踏まない場合(アクセル開度5%以下)のまま時速15kmまで達すると、EVのまま3速にシフトチェンジされる。(それ以上踏むとエンジン始動)

・EVモード中は約60A以下で継続運行できる。(アクセル開度的には概ね15%以下)

・3速巡行では69km/hまでしか加速できず、それ以上はエンジン始動(アクセル開度が10%以下で70km/hに達した場合はEVのまま5速にシフトチェンジ)

・5速でEV巡行していても、65km/h以下になったら3速にシフトダウン

・5速のEV巡行は85km/hまで(下り坂等だと90km/hぐらいまで)

・ブレーキを踏むと基本的に5速の時は3速、7速の時は5速になり、回生量を増やそうとする。

・EVになりにくい時はアクセル開度を15%以下かつ車速変化量を少なくするとEVへ移行しやすい(ブレーキを一瞬当ててあげるのも効果的)


例外条件や複数の要因が重なった時の挙動もあるのですが、だいたいは上記さえ理解していればEV状態への移行、維持がしやすく燃費に効果が出やすいと思います。ただしバッテリー残量は以前記事にしましたが20%~88%ぐらいの間でしか基本は使えないので、下り坂に入る前にバッテリーを消費しておくなど「バッテリー運用」も考えながら走るとより良いと思います。

またクロスターの良いところとして、子供がイスを蹴ったりするのですが汚れが目立ちにくいので助かります。


フリード関連のブログはこのブログの「フリードハイブリッド」タブ(ラベル)にまとめてますのでご覧下さい。

2020年9月30日水曜日

SAILUN Gene R Podium DとPole Dタイヤ(サイレン ポディウムD)

以前も紹介しましたように、D1の2020シーズンにおいて中国のサイロン?サイレン?サイルン?日本語での読み方が分かりませんが、SAILUNタイヤが好成績を残しています。
このタイヤの商品名すら知らなかったのですが、どうやらジーンR ポディウムDという製品名のようです。 調べていくと中国とロシアでは展開しているようで、日本の正式導入はまだのようですね。
同じトレッドパターンでストリート用のポールDという少し硬いゴム、コンパウンドもあるようです。
よって最上位モデルとしてはPodium D、セカンドモデルがPole Dという形でしょうか。

 2020年発表された新製品であるPodiumDは「すぐ発熱してグリップする」と、うたい文句があり、昨今のドリフト競技で求められる冷間でのグリップが優れているようです。またネット上ではSAILUNタイヤは表示サイズよりやや太めである写真を見たことがありますが、センターの2本の溝が比較的広いので、実行トレッド面積を稼ぐために全幅が広くなっているのかもしれないですね。 

サイズラインナップはPoleDが7種類、15インチも入っています。一方PodiumDは今の所4種類のようですね。 トレッドパターン的にはヨレにくそうなので、ジムカーナやタイムアタック等のグリップ走行でも無難に使えそうです。 
日本への導入については以前の記事の関係もあるのでSAILUN名義になるか分かりませんが、注視していきます。 

 This year, SILUN TIRES released Gene R Podium D. I looked into it detail. 
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2020年9月29日火曜日

ブッシュリムーバルツール(SST)

イケヤフォーミュラさんからこんな商品が販売開始されました。

ブッシュリムーバルツールという、ブッシュ打ち抜きに使えるツールです。

以前ホームセンターでボルトを買ってきて、適当なコマを当てて作業を試みたことがありましたが、ボルトが伸びたり当ててる金属板がゆがんで結局抜けず、プレスで打ち抜いた経緯があります。

一般的にプレスがおうちにある方は少ないと思うので(?)、一気に足回りをリフレッシュを考えている方であれば、このツールを購入した方がショップ等に委託するよりも安上がりになるかと思われます。

ただしメンバーブッシュ等の大型ブッシュはプレスじゃないときついと思いますが。。。


いずれにしろ、DIY派にとって強い味方ですね。

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Today, IKEYA FORMULA announced of new products that “Bush removal tool”.

2020年9月23日水曜日

Garret(ギャレット)の破産

ターボ車に欠かせないタービンメーカー大手のギャレットが破産申請している旨のニュースを見つけました。 かなりの技術を持っている会社なだけに、引続き運営されることを切に願います。 個人的には以前触れたEターボという技術がアフターパーツとして出回れば、小排気量車や低速トルクが厚くなるターボ車が出来そうで期待しています。
Eターボについては以前の記事にまとめてますのでご覧ください。 いずれにしてもターボ業界に激震ですね。

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