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2020年9月9日水曜日

タイヤの真円度、組み方について

意外と気にしてなかった(知らなかった?)タイヤの真円度について。
モータースポーツ関連の方は自分やお知り合いの所で組まれたりすることも多いと思いますが、組込む際に気にするのがタイヤの黄色い印じゃないでしょうか。



このような印。
これはタイヤの中で一番軽い部分を示しており、一般的にはこの黄色い印をホイールの一番重い部分であるエアバルブの所に来るように組むことでバランスをとるようにしている方が多いのではないでしょうか。
一方、少なくとも自分の周りには気にされてない方が多い(?)もう一つの印である赤い印はユニフォミティマークと呼ばれ、タイヤのハイト(厚さ)が一番厚い所になります。

最近はこの赤印の方を重要視して組み付けることが多くなってきているそうです。
特にエコランをされる方や、高速域でのサーキット走行される方であれば、いくら燃費の良いorグリップの良いタイヤを使ったところで、路面に対してタイヤ外周が丸くないと抵抗が増えたり、グリップに乱れが出てきてしまうそうです。

確かに先日新車で購入した車の純正装着タイヤはまさにこの赤印を重視して組み付けてありました。


上の写真の使い回しですが、赤印と、ホイール側の外周で一番凹んでいる所(という表現でよいでしょうか)である白印を合わせており、自動車メーカーとしても真円率を重視していることがわかります。
ただ一番凹凸がある所に印がついているだけで、実際はホイールもタイヤも結構凹凸があるそうで、真円率を追い込もうとするとかなり前の記事なりますが、こちらの記事に出てくる京葉タイヤサービスさんのような匠に組んで頂くのが良いかもしれませんね。

またこちらの記事に書いてありますが、海外から輸入しているタイヤについては例外なく相互にコンテナに積み込む「レース積み」をしているので、工場出荷後にユニフォーミティが悪化する可能性があるそうです。

という事で一般的にはホイールに白印がある場合は、赤色を目印に組込む方が良いような気がします。

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2020年9月1日火曜日

SAILUNタイヤとLINGLONGタイヤの躍進!?

"Last week, D1 Rd.3 was done at EBISU. SAILUN TIRES and LINGLONG TIRES has good result in the end. How about these tires??"

先日福島のエビスサーキットで行われたD1の結果(最終順位)がとても興味深いです。
これまで参戦していたTOYOやVALINOは勿論、サイレン(サイロン?)とリンロンタイヤを使う選手が追い上げているように見えます。


順位選手使用タイヤ
1小橋 正典LINGLONG
2末永 直登LINGLONG
3中村 直樹VALINO
4藤野 秀之TOYO
5川畑 真人TOYO
6横井 昌志NANKANG
7田中 省己SAILUN
8畑中 真吾SAILUN
9日比野 哲也SAILUN
10髙橋 和己TOYO/RYDANZ
11木口 健治DUNLOP
12上野 高広SAILUN
13齋藤 太吾ZEKNOVA
14末永 正雄NANKANG
15内海 彰乃SAILUN
16笹山 栄久VALINO

使用タイヤメーカーを横に記載してみました。
トップ2はエビスサーキットを拠点としているチームオレンジが独占です。
LIONGLONGはまだネット上に詳細情報が何も出てないのですが、動画で車の動きを見る限り凄いハイグリップタイヤであることがわかります。



サイレンタイヤについては以前記事にしましたが、日本でこれらのタイヤが販売されるとしたらRoadXブランドとして出てくるかもしれません。
またこの試合結果は車両トラブル等でたまたま結果が残せなかった選手もいらっしゃいますので、これがそのままタイヤ性能差ではないですが、タイヤ競争に新しい風が吹いてきたことは間違いなさそうです。

という事で今後要注目な銘柄ですね。

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2020年8月24日月曜日

NANKANG CR-1 sportnex tires(ナンカン CR-S)

"I was introduced of the new tire “NANKANG CR1 sportnex", so I looked into it. Is that better than A052??(Is that have review??)"

ナンカンタイヤから新しいタイヤがリリースされる旨、情報を頂いたのでリサーチしてみました。



アメリカTouge Factoryのサイト画像です。
うたい文句を見るとドリフト用ではなくラップタイムを削れるタイヤ、つまりグリップ用のタイヤとのこと。
また別のサイトを見てみると「氷点下での使用、保管、移動には使うな」と書いてあるので、トレッド温度がある程度確保できる環境下でないと使えないみたいです。(Sタイヤのように温度感受性が高いのでしょうか)


Nankang CR-S
インチサイズ価格
15
205/50R15
225/45/R15
245/40R15
17
245/40R17
255/40R17
275/35/R17
18
235/40R18
245/40R18
255/35R18
265/35R18
275/35R18
275/40R18
285/30R18
315/30R18
19
245/35R19
275/35R19
305/30R19
20
245/35R20
305/30R20
325/30R20


気になる評判、評価、レビューですが、そもそも本国のサイトやUSAのメーカーサイトを探してみてもこの製品の情報がないので、SNSも含めてサーチしたところ、このタイヤのテストを行っている方(チーム?)の2020年8月22日付の投稿を見つけることが出来ました。
要約・意訳すると下記の通りです。

「Gridlife Holizon festivalでNankang Motorspot CR1の275/35/R18とYokohama A052の265/35/R18を比較した。
イベントは金曜日~日曜日の3日間で、金曜日及び土曜日はA052、日曜日にCR-1に交換したところ0.6秒ラップタイムを短縮し、順位も1位になることが出来た。
性能比較するにあたり、10名のドライバーの1~3日目のタイム変遷を確認したところ、日曜日にタイム更新できたのは3人のみで、10名の平均は土曜日に比べて0.2秒タイムが遅くなっていた。(つまりコンディション的に悪かった日曜日で0.6秒も更新できたのはタイヤが凄い)
印象としてはA052そっくりで、走行1週目以降のタイヤに熱が入ってくると少しグリップが落ちるところまでA052と似ている。(Nankangが別に出しているAR-1では無かった)
結論としてはTW200クラスとしてはA052と同等、もしくはそれ以上の性能であり、今後のメインタイヤとして使用していきたい。」

(各社トレッドウェア一覧もあわせてご覧下さい)

Gridlifeというのはちょろっと調べた感じとしてはかなり大規模のイベントのようですね。
アメリカではTW200クラスというサーキットアタック・クラスが盛んなようです?
確かアメリカでは溝が8mm以上ないといけないルールがあり、日本と違ってA052も深溝タイプが販売されています(特定の地域、イベントだけかもしれませんが)。
縦溝2本やシーランド比規制を保ちつつブロック剛性を確保しようとすると、どの会社もトレッドパターンが似通ってきますね。。。
A052よりCR-1は優れているようですが、上記したようにCR-1は寒い環境下では性能を発揮できず、A052は割と広い温度域で使用出来るので、その部分が違うかもしれませんね。

という事でテストを周回レースの方が行っていることからも、RE-12Dやβ02のようなスタート直後からグリップする代わりにライフが短いタイヤではなく、ある程度硬いゴムでライフが長めなサーキットユース寄りなハイグリップタイヤであることが推察されます。
いづれにしてもまだテスト段階かつ、先週テスト行ったばかりなのでまだまだ情報が無い状態ですが、引続き調査していきたいと思います。(USAでの価格はA052よりかなり安いですが、アメリカと日本では工場からの輸送費がだいぶ違うので注視します)

2020.12.31
日本導入予定についてメーカーにお話を伺いました

2021.9.2
製品の名前が変わるようです。

2022.2.8
日本における発売予定がアナウンスされました。

2022.3.7
実販売サイズと値段について表を更新しました。

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2020年8月22日土曜日

VALINOタイヤ VR00β完売

先日紹介した、ヴァリノタイヤから発売されたテストスペックのVR00βが既に完売したとのことです。



すごい人気ですね。1カ月も経たずして売り切れたことになります。

既に購入された方のブログを拝見すると、かなり浅溝ですし、ブロック剛性も高いのでタイヤ挙動が掴みやすそうです。
あとはトレッドゴムがどんな特性のものなのか気になりますね。


年内に市販バージョンであるVR08GPが発売されるとのことなので、今回のβ版とどれぐらい違うのかも注目ですね。


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Yesterday, The VR00β, new series of VALINO TIRES are sold out. I think a lots of people have been waiting for this kind of tire.

2020年8月20日木曜日

50ignite(5-0イグナイト)の評価⁉︎

純正ではなく社外のダイレクトイグニッションコイルが色々なメーカーから出てきていますが、最近は以前紹介した5-0Igniteというオーストラリアのメーカーのコイルが話題に(自分の中で)なっています。


このコイルの特徴は以前の記事をご覧いただければと思いますが、要はAudi用のDENSO製コイルを他社種に流用できるようキット化されている製品です。
ドエルタイムと呼ばれる、コイルの中にどれだけ電気をため込むことが出来るのか指数が高いのがR35GT-Rのコイルになりますが、コチラのショップのブログを読むと、このAudi用は直噴エンジン用という事で火の飛ばし方が違うようです?
オカダプロジェクツのイグニッションコイルはマルチスパークと言う、一回の爆発に対し複数回点火する方式もありますし、点火方式にも色々あるのかな?
(ちなみにドエルタイムが長いのはガソリンエンジンではなくLPGガスエンジン用のコイルで、検証結果については以前のブログをご覧ください)

説明書を読む限り「純正ECUでも使えるけど社外ECUがオススメ」的な感じなので、基本的にはニスチューン等のコンピューターに変えてセッティングを取る必要があるようです。
R35コイルを使ったiGNITION PROJECTSもそうですが、近年の強化コイルの性能をフルに生かそうとすると、ポン付けではなくコイルにあわせてセッティングする必要がありそうです。

コイル周りも年々進化しているので見ていて面白いですね。


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I found review and set up of 5-0 ignite. Is that sparks stronger than the others??

2020年8月17日月曜日

2020TMSCジムカーナシリーズ第2戦

コロナの影響で延期となっていましたシリーズ第2戦に参戦してきました。
スポーツ走行どころか、車に乗るのが5か月振りとなり、久々のMT車でクラッチ操作がガクガクですw




舗装が変わった富士スピードウェイのジムカーナ場では初めての走行。
コース図だけ見るとそんなでもないですが、パイロン配置が絶妙で一日悩まされたコースはコチラ。



エントリーしたクラスはSタイヤやPNタイヤ(RE-12D等の超ハイグリップタイヤ)がエントリーするタイヤ無制限クラス。
VALINO PERGEAでどこまで行けるか挑んでみました。
ただ真夏の炎天下という事もあり、走行後のトレッド温度は60℃越えになり、タイヤの仕様から外れた条件の中での走行でしたので厳しいなぁという考えのもとスタート。



ドライバーのハンドルさばきが追い付いてないため、動画の34秒あたりで2秒程ロスってます。。。
もっとタイムアップできる要素は沢山あったのですが、路温も気温も上がってタイヤも、なにより人間がダメダメで、その後はタイムダウンww
ハンドルが忙しく、何よりグリップが上がったフロントタイヤのステアリングが重くて回せません…貧弱なので筋トレが必要ですが、ステア操作は腕立てとは違う筋肉っぽい気がするので、どうトレーニングするか悩み中です。

というドライバーに問題ありな感じでしたが3位に入ることが出来ました。
久々に走れたことと、クラス内の生タイムが接戦でとても楽しかったです。


ちなみにラジアルタイヤクラスエントリーの下ぼk…弟子君はフロントに変わったタイヤを履いてエントリー。
リアとフロントのバランスが悪く、フロントが逃げて大変そうです。


この後、弟子君に別のタイヤテストもしてもらってこの日は帰路へ。
インプレ等からちょっとした発見もできたので収穫大です。


次回の走行は9月の予定ですが、色々重なっているので調整難航中です。。。
この気温下でのヴァリノのインプレもそのうち更新します。


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