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ラベル オイル の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2021年12月23日木曜日

ギアオイルの欠品情報(LOVCAオイル)

昨今、添加剤不足によるGL5規格ギアオイルの欠品情報が相次いでいますが、ラブカオイルも例にもれず、工場からの出荷が難しくなっているそうです。



種類(カタログ)は以前ご紹介したようにたくさんある中の、「レーシングギア」と「スポーツギア」になります。
もし購入を検討されている場合は早めに在庫分を発注された方が良さそうです。

Racing Gear(硬さは3種類)
①75W-90

②80W-140

③80W-190

Sports Gear(硬さは1種類)
75W-90

上記の4種類のギア、デフオイルの確保が難しいそうですので、ご入用の方はお早めに。
ちなみにFR専用のGL-4規格オイルが発売予定だそうなので楽しみです。


なお下記の「ランニングコストを安く」がコンセプトなマルチギアシリーズはまだ大丈夫そうです。

MULTI-GEAR(硬さは2種類) 
75w-90


85w-140



他のタイヤ関連記事をお読みになりたい方は↓のラベルや関連ページ等からご参照ください

2021年11月9日火曜日

GL5規格のギアオイル納期について

世界的に半導体不足で新車のデリバリーも遅れていますが、石油製品であるミッションオイルのデリバリーも遅れているようです。


こちらは山形県のショップさんのTweetです。
以前のブログにも記載したとおりGL-5のみ影響を受けているということは、極圧剤系の材料の手配に難航している、と言うことでしょうか。

上記の情報以外にニュース等にもなっていないので真偽は不明ですが、冬でアタックシーズン到来し、オイル交換を控えている方も多いと思いますので在庫は多めに持っておいた方が良いかもしれません。




通販サイトでも「メーカー取り寄せ」等の商品の場合は、納期を確認した方が良さそうです。


他の記事をお読みになりたい方は↓のラベルや関連ページ等からご参照ください。

2021年8月19日木曜日

K&Pオイルフィルターのメリット・デメリット

繰り返し使える上に、オイル流路抵抗が激減すると噂のK&P製オイルフィルターの記事をよく目にします。




中身のフィルターはステンメッシュで出来ており、洗浄すれば繰り返し使用することが可能という製品です。
飛行機等にも純正採用されているそうですが、車に純正採用されている普通の紙オイルフィルターと比べ、デメリットがないのか調べてみました。


①濾過能力について

K&Pオイルフィルターはレーザー加工された35μmのステンメッシュで、小さなスラッジも濾過できると謳い文句があります。
一方で普通の紙オイルフィルターは、20μm程の粒子を捕捉できるものが多いようです。
よって濾過能力だけを見るのであれば、やはり紙フィルタに軍配が上がりそうです。

ただし紙フィルターであっても、特に高回転時や目詰まりした時のためにリリーフ機構が設けられていてそこからオイルが素通りするので、全部が捕捉できるわけではありません。





内部構造については上画像のコチラのページが詳しくて分かりやすいです。


②リリーフバルブスプリングの設定について

エンジンによって油圧や油流量は異なります。
純正品はリリーフバルブ閾値も確認していると思いますが、K&P製をはじめとした社外品の設定値はどうなのかが気になります。
いくらフィルターが優れていたとしても、バルブが開いてオイルがフィルターを素通りしている状態であれば意味がありません。

この辺の情報は開示されていないので推測の域を出ませんが、コチラのサイトで純正品とK&P製を付け替えた時の出力差を検証されています。



どの回転域でも出力向上=オイルポンプ抵抗が少ない(フィルタの抵抗が少ない)結果だそうです。

個人的にはリリーフバルブが比較的閉じているであろう低回転域でも違いが出ていれば、フィルター自体の抵抗の差であると推察できますが、上記のページの実験3と4で低回転域の結果が前後しており、結論としてはよくわかりません。
純正含め、各回転域においてどの程度バルブが開いているのか、データが欲しいところです。


という事で、リリーフバルブについては分かりませんが濾過能力については純正品に劣る可能性があります。

一方のメリットは

・繰り返し使用可能
・温度上昇による濾過能力に変化が少ない(ステンレスフィルタのため)
・フィルター抵抗が少ない(濾過能力の裏返しですが)

このフィルタを使う方はオイルもまめに交換される方が殆どだと思いますので、多少濾過能力が劣っていたとしてキチンとオイル交換されればメリットの方が大きそうです。
価格は純正品の10倍程しますが、長い目で見ればローコストになりそうです。



微々たるものだと思いますが、表面がフィン形状なのでオイルクーラー的な役割も期待できるかも?しれません。


他にもオイルに関する豆知識を記載してたりしますので是非ご覧下さい。その他は↓のラベルや関連ページ等からご参照ください

2021年5月28日金曜日

2輪にも使えるLOVCA Racing 10W-40の発売

ラブカオイルから新たにラインナップが加わっていたようです。


以前も紹介したとおり、LOVCAの最上級グレードの”Racing”ブランドでは大きく3つの種類があります。

・2輪対応
・スーパーアンチフリクションテクノロジー(SAFT)
・油膜強化タイプ

4輪レースのようなレスポンス重視であればSAFT、ドリフトのような熱環境が厳しいような条件であれば「油膜強化タイプ」、そしてバイクであればバイク対応(MA規格)という形で選べばよいかと思います。
今回この2輪対応品に粘度が追加されたようです。



ユーザーの声でどんどんラインナップが増えるのはありがたいですね。
その他各種類別、粘度一覧についてはコチラをご覧ください。

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2021年3月11日木曜日

レーシングクーラント(スポーツクーラント)の効果について

メンテナンスする上で外せないクーラント(LLC)ですが、モータースポーツをする方は「レーシングクーラント」と題された製品を聞いたことがあるかもしれませんが、具体的に何が違うのか気になったので調べてみました。

結論から言うと冷却効率だけで言えばあまり違いは無く、むしろ入れる濃度の影響が大きいようです。



①冷却効率の差

クーラントの主成分はエチレングリコールと呼ばれるもので、その他に消泡材等の添加剤が入っています。

エチレングリコールは防錆等の効果があり、重要な成分ですが熱伝導率が微妙なため、一般的にレーシングクーラントと謳われている製品には変わりにプロピレングリコールを主成分とし、熱伝導率を向上させているようです。

具体的にどの位変わるのか気になるところですが、文献等をまとめたこちらの方のページを参照すると、効率的には1%も変わらないようです。また日産自動車の論文の中にも出てきますが、LLCは薄い方が冷却効率は高くなることが示されており、成分の違い以上に冷却水に占める成分濃度の方が冷却効率に支配的であることがわかります。




なので冷却効率的にはレーシングクーラントに変えたところで濃度が同じならそこまで違いはないと考えられそうですね。


②消泡性能の差

ではレーシングクーラントを入れるメリットは何かと言えば、「消泡性能」の部分になると思われます。

冷却水はウォーターポンプで循環されていますが、高回転時には「泡」が発生して痛めてしまう可能性が高くなる=ブローするリスクが高くなるので重要な性能です。

どの位消泡性能に差が出るのかは分かりませんが、劣化具合について検証されているページがありました。

この消泡性能が劣化しやすいため、レーシングクーラントと呼ばれる製品の交換サイクルは早くなる傾向にあるようですね。

泡があると熱伝達効率は悪くなるので、結果的に消泡作用が優れているクーラントは「冷えるクーラント」と言われているのかもしれませんね。


③何を選べばよいのか

一般的な使い方であれば純正や量販店で売っている普通のクーラントを定期的に交換するのがベストだと思います。

強いて消泡性能を求めるのであれば、評判を見ている限りサーモスタット等の冷却専門メーカーであるBILLIONのクーラントが良さそうです。


上記したプロピレングリコールを主成分として少し効率を高めつつ、メーカーHPにも「消泡性能が違います」と謳われているので、消泡材が優れている結果、「よく冷えるクーラント」として販売されているのかもしれませんね。

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2021年3月8日月曜日

EV用のオイル、フルードについて

 EV化の流れに伴い、潤滑油もEV対応化の流れが出始めています。


エネオス以外にも海外ではREPSOLからも同様に発表されています。

これまでのエンジン用と違い絶縁性能だったり、クーリング温度域がバッテリーの場合高くても60度位までの管理になる事が多く、エンジンの100℃付近から使用領域が変わると言ったところでしょうか。



あとはエンジンより相対的に汚れにくい=交換しなくても良い認識が広がり、現代のエンジン車ですら交換頻度は減ってますがますが、よりロングライフが求められるようになりそうですね。
まだ大手からしか製品発表されてませんが、絶縁など特化したメーカーも出てきそうです。

また以前も記載しましたがモーターはギア比さえ決めてしまえばサーキットも楽しそうですね。

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2021年2月19日金曜日

ミッションオイルとしてのGL-5規格(腐食)

一般的にスポーツギアオイルとして売られている製品はGL5の事が多いですが、先日こんな記事を拝見しました。


その通りでGL-5オイルは極圧性能を高めるために添加剤がGL3や4に比べると多種・多量配合されてますが、そんな極端にシンクロを腐食させることがないよう、バランスさせて市販されているオイルがほとんどです。(GL規格とは?はこちらの記事

が、

一方で以前、関西のショップさんがこんな写真をアップロードしてました。

これはLSDの釜を撮った写真。
オイルによって腐食してしまってますね。このようになってしまうオイルが出回っていることも事実なので添加剤次第ではありますが、「GL5(とは限らない)がシンクロに良くない」というのは嘘ではないですが、正しくもないと言ったところでしょうか?

なので純正油がGL-4指定な車のミッションにGL-5規格のオイルを入れるのはオーバースペックな事がもちろん、劣化しやすいこともあるのでスポーツ走行をしないのであれば入れないように個人的にはしています。コストも安いことも多いですし。

ありきたりな結論ですが「実績あるオイル」を使うのが、目に見えにくい商品なだけに確実ですね。

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2021年2月7日日曜日

LOVCAオイルの種類一覧とSP規格対応品

 自分もお世話になっているLOVCAオイルが最新のAPI規格であるSP規格に一部商品が対応されているそうです。



2020年より運用開始されたSP規格というのは省燃費性能やタイミングチェーンの耐摩耗性能などが一個前のSN規格に比べて向上しているものになります。(詳しくは以前の記事をご覧ください)

最近の車はタイミングチェーンのエンジンが多いですし、手燃費性能が求められるのでSPが求められるようです。
LOVCAオイルにおいてもエコシリーズを始め、レーシングを除いた一般的なグレードに適用されているようですね。

LOVCAオイルは安価で種類が沢山ラインナップされているので、以前ラインナップ一覧をまとめましたが、一覧表を改めて作り直してみました。
価格を見るには下図の「粘度」の数字をクリックしてください。

大別製品名粘度/規格サイズ/価格
エンジン
オイル
Racing
0W-25 SN1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
0W-30 SN1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
5W-30 SN1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
5W-40
SN/MA2
1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
10W-40
SN/MA2
1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
5W-50 SN1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
10W-50
SN/MA2
1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
15W-55 SN1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
10W-60 SN1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
15W-70 SN1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
Semi-
Racing
10W-60 SP1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
SPORT
5W-40 SP1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
10W-40
SN/MA2/CF
1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
15W-50
SN/MA2/CF
1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
EURO-
SPORT
5W-30
SN/C3
1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
5W-40
SN/C3
1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
DIESEL-
SPORT
0W-40
DL-1
1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
HIGH-
STANDARD
5W-30
SP/CF
1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
10W-30
SP/CF
1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
ECO-
SPORT
0W-30 SP1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
ECO-
DRIVE
0W-20 SP1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
ギア
オイル
Racing-
GEAR
75W-90
GL5
1ℓ 4ℓ 20ℓ
80W-140
GL5
1ℓ 4ℓ 20ℓ
80W-190
GL5
1ℓ 4ℓ 20ℓ
80W-250
GL5
1ℓ 4ℓ 20ℓ
SPORT-
GEAR
75W-90
GL5
1ℓ 4ℓ 20ℓ
MULTI-
GEAR
75W-90
GL5
1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ
85W-140
GL-5
1ℓ 4ℓ 20ℓ
HYPER-
MTF
75W-90
GL-4
1ℓ 3ℓ 4ℓ 20ℓ


上図の「粘度」の数字をクリックすると価格が見えます。
最新規格に対応していて、この金額はありがたいですね。

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