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2018年12月28日金曜日

エンジンオイルグレードの選び方について

車が好きな方で比較的発生するイベントというのがエンジンオイル交換ではないでしょうか。
その時に選ぶオイルというのは千差万別で、好きなブランドだったり、ショップのオススメであったり、価格が安かったからであったり…色々あると思います。


ただ選んだブランド(メーカー)のオイルでも粘度は色々あって、0W-20や10W-50など、自身の車に合わせてチョイスされているかと思います。
この時に選ぶ粘度ですが、一般的に「高速道路やスポーツ走行をするのであれば固いオイル」という認識が自分もあり、あながち間違ってもないですが、なぜその粘度を選んだのか分かったうえで選択できると良いなと思ってまとめてみました。




具体的な違いについてはコチラコチラのページに0W-30、5W-30、10W-30を例に詳細が記載されていますが、●W-〇と記載されるマルチグレードオイルについて要約すると


・●W-〇という表記は、●が40℃の時の粘度、〇の部分が100℃の時の粘度
・〇が同じであれば●が違っても40℃や100℃の時の動粘度はほとんど変わらない

ということで、エンジンオイルの単純な「固さ」というのだけ見るのであれば〇だけ見ればよさそうです。


では低温側の●は気にしなくても良いのか?というとそういうわけでもなく?
上記のページとあわせてBPのコチラのページに詳細が掛かれていますが、まとめると

・●は-35~-10℃の時のエンジンオイルの粘度がどれくらいか。
・10w-30に比べ0w-30のように低温側の数字が低いオイル程、動粘度指数と呼ばれる、「40℃の時と比べて100℃でもオイルが固さを保てるか」の数字が高く、ベースオイルが良くないと作れない(≒高いベースオイルを使っていることが多い)
・エンジンのピストンやコンロッドとのクリアランスが狭いエンジン(新品エンジン)であれば粘度を高くしても抵抗になるだけでエンジン保護にはあまり役に立たない
・逆に使用過多なエンジンであればオイルを固くしてクリアランスを埋めることで圧縮漏れ等を抑制し、エンジン保護にもつながる
・高温側の〇が高いオイルを入れると、もともと固いので高温になっても粘度が保たれやすい

とのことで基本は「10w-30から0W-30へ低温側の●を変更しても〇側が変わらなければオイルそのものの固さに問題はなく、むしろ良いベースオイルの可能性が高い。また〇側はエンジンの設計や新品エンジンか否かで選べばよい」という感じですね。付随して「130℃等の高温になる使用条件があるのであれば高温側の硬いオイルを使うと粘度を保ち、保護につなげやすい」ということでしょうか。

ちなみに自分の場合、ジムカーナという短時間の競技ということもあり油温はいっても90℃(真夏で95℃)なので〇の部分がそんなに固いのを使う必要はないですが、競技で使っているのできっとピストン等のクリアランスは広がっていて40ぐらいが妥当かな?と思い、X-TREAMの0w-40を使っています。



SRエンジンは普通に使っている分にはどちらかというとオーバークール気味なエンジンなので、ドリフトや周回アタックをしなければそこまで固いオイルを使う必要はないですが、油圧機構であるNVCS等があるので柔らかすぎるオイル(0w-20等)はやめといた方がよいかなという判断です。以前も触れましたが今のところカジリとかスラッジも異音もないので良くも悪くもなく、使っています。
ちなみになぜかX-TREAMシリーズは0w-40と10w-40はSAE規格のSNなのに5w-50と10w-60はSM規格です。SNはSMに比べて省燃費性能0.5%、触媒に害をなすリンの発生を20%以下、そしてデポジット発生を14%以上低減していることになるので、規格だけ見ると0w-40や10w-40の方がよさそうです。ただメーカーの記載を見ると10w-40と10w-60がより良いベースオイルを使っていると書いてあるのでよくわかりませんね。

また上記はあくまで一般論であって、メーカーによっては表記上は固くなくても、良いベースオイルや添加剤を使っているオイルもあるのかもしれませんが、これは実際に測定してみないとわからないですね。
実際に測定されているサイトがコチラコチラにあるので、もし気になる銘柄がある方は参考までに。


2018年12月25日火曜日

車のリチウムイオンバッテリーについて

最近バイクや軽量化のためにリチウムイオンバッテリー(軽量バッテリー)を使うことがあるかと思いますが、「発火した」等のうわさもあることから気にはなっても手を出しにくいと言う意見を聞いたことがあります。
無難なのは以前のブログで触れたような鉛のドライバッテリーというのがお手頃ですが、「もっと軽量化!」となるとリチウムイオンになるかと思います。

そのリチウムイオンバッテリーについて、先日i-MiEVのバッテリー開発の方とお話させていただく機会があったので、実際のところどうなのか聞いてみました。


まずリチウムイオンバッテリーというのは管理が難しいという点があります。
詳しいことはコチラコチラのページを見て頂ければわかりますが、「軽い・高寿命」というメリット以外のデメリットの部分をお伺いし、まとめると

・貴金属等を使っているので原価が高い
・バッテリーの中はセルと呼ばれる乾電池(パックもある)が連なった構造をしていることが多く、ただ繋げるだけではなく、1つずつセルを管理しながら充放電をしないと崩壊する。
・上記をコントロールするためのユニットが必須
・高温に弱く、温度が高くなれば寿命が飛躍的に短くなる
・低温は電流を流しにくくなるため、セルスタートしにくくなる
・バッテリーを痛めないために実際は全容量の20~80%程の間でしか使用できない。
・充電回数は一般的に1,000回で寿命(一部除く)

だそうです。
確かに携帯電話だと毎日充電していると2~3年でダメになりますね。



エンジン駆動での車やバイクであれば始動時以外は基本、充電されたままなのでコントロールユニットさえしっかりしていればセルはあまり劣化しないのですが、課題はセルを回すときの大電流を流すのが鉛に比べて苦手で、特に低温になればなる程大電流を流すことが出来ないため冬は地域によっては始動できないことがあるそうです。

ちなみに自分も以前SHORAIバッテリーを使用していたことがあります。




コチラのバッテリー。
自分もそうですが、サイズ的には↑が4輪だと良く使われている気がします。

この商品においてはネット上の評判も、「発火した」等の大きなネガティブ要素は見当たらないのでコントロールユニットがしっかりしているのではないでしょうか。(その分高いですが)
実際4年ほど使って発火はしませんでしたww

利用していた中で、勿論数年使って劣化している可能性も否めませんが冬場は始動できなかったことが多々あります。
1週間ぐらい間をあけたときは勿論、1日あけただけでも寒い日はセルが全然回りませんでした。これも今思い返せば、鉛バッテリーでも冬場は弱いですが、よりリチウムイオンバッテリーは上記の特有症状で始動できなかったのかもしれませんね。(特に車両を停めているところが冬場だと氷点下になることがあるのも影響があるかもしれません)

競技車なので軽量化を第一にしていたためあまり気にしていませんでしたが、冬場は予備バッテリーを持ち歩いていましたし、もし利用されるならその点だけ注意が必要ですね。



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2018年12月22日土曜日

L700ミラジーノの冬支度(スタッドレスタイヤへ交換)

今年も寒い時期がやってきました。
雪道に行く事はあまり無いと思いますが、出先で凍結した路面やシャーベット路面を走る事は考えられる事から、我が家のファミリーカー、ジーノSもスタッドレスタイヤに交換です。


ジャッキアップして


昨年外して物置保管していたBLIZZAKへ交換。
冷暗所に置いていたとは言え3年落ちで、現行のVRX2でもVRXでもなくREVO GZなのでそろそろ心配ですが、ないより良いでしょう。
あまり距離は走っていないため山はバリ山です。


Before


After

ホイールはATECHのシュナイツァーという安めのホイール。
さらに純正の14インチから13インチに落としたのでムッチリ感アップです。

スタッドレスタイヤでトレッドが柔らかいことと、インチダウンした事により飛躍的に乗り心地が改善されました。

細かいことはまた今度触れますが、今使っているダウンサスとショックだと縮み側が強めで結構路面の凹凸を拾うので、タイヤが柔らかくなるとファミリーカーとしては助かります。(燃費はマイナスですが)

これでクリスマスのお出かけでも文句言われない(?)でしょう。

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2018年12月20日木曜日

A052のサイズ追加について

本日A052のサイズが大幅に増える旨の情報がありました。




関東のJAF下部組織であるJMRCの会議議事録を見ると、2019年における、いわゆる「ラジアルタイヤ」の基準は

「2018年12月31日までに30サイズ以上ある銘柄、もしくはトレッドウェアが240以上を満たしているタイヤ」

となっています。
現在これを満たしているのがダンロップのZ3とブリジストンのRE-71R、アドバンだとAD08ネオバでした。
このうち実質使われているのはZ3と71Rという状態でした。

A052はサイズが20種類ほどしかなかったため、ラジアルタイヤクラスには使う事ができませんでした。
(PNクラスは除く)


横浜タイヤが使われていない事に危機感を覚えたのかはしりませんが、上記の規定を満たすためにA052を年内に、しかもクリスマスにラインナップをふやすというので、ジムカーナを意識しているように感じてしまいます。

2018年12月15日土曜日

査定資格から中古車売却時のポイントについてまとめてみる

先日、中古車査定士の資格試験を受験(趣味)してきたので、中古車の売却・購入時の加点しなくてはならないポイントについてまとめてみました。
概要としては「車種によって基準価格は協会が決めていて、そこを基準に各販売店が加減点を行っている」ということです。

一応まず査定金額がどのように算出されるのかは基準によってきめられています。なので業者によって状態評価による加減点は一緒になるはずです。(基準上は)
概要は下記の通り。

~基準価格は全国一律(一部除外あり)~

査定協会というのがあり、そこが毎月車種ごとに「査定基準価格」というのを設定し、車屋さんに配布・連携しています。
車屋さんはその「査定基準価格」から販売するにあたって必要な「標準整備費」と場合によっては店舗間で輸送したりする必要があれば「標準諸掛」、そして利益などの「特別調整」というのを差し引いて「基本価格」というのを算出します。
この「基本価格」からさらに車の状態(修復歴や傷など)を差し引いたり、車検が長く残っていれば加点したりというのをして、最終的な「査定額」が提示されます。


というように「査定額」というのはもろもろ引かれてしまいますが、逆に査定時に「加点しなくてはならないポイント」というのがいくつかあるのでまとめてみました。
ちなみに加算額も決められています(あくまで基準では。。。)

①取扱説明書・定期点検記録簿・保証書は3つそろっていると1万円プラス

→逆に一つでも欠けていると減点されてしまいます。

②タイヤ溝は5mm以上で査定額がプラス

→インチによって違いますが、16インチであれば1本あたり5千円プラスにされます。

③法定点検が査定する日の1年以内だと1万5千円プラス
→査定してもらう日の1年以内に法定点検した記録簿があればプラスされます。ちなみに貨物だと半年以内です。やってなかったら査定日直前でよいので出来る方は自主点検記録をつけましょうw



もちろんその他車の内外装がキレイ、距離走ってなかったりといった他に、バックカメラを後付けしてたりといった点があれば加点となりますが、オプションで「お金をつけて付けてれば評価」されるものですので、沢山あってキリがないので割愛します。

あと以前のブログでも触れましたが、修復暦というのはフロントだとコアサポ交換、リアだとトランクのリヤエンドパネルの交換やリアフェンダーの交換は修復暦に含まれません。

もし少しでも査定結果が気になったら、その査定額を算出する根拠となる「カーチェックシート」と呼ばれる、査定した際に使用した加減点表みたいなものは提示を求めればお客に見せなければならない決まりとなっています。



こんなやつ。
タイヤ溝があるのに加点されていなかったり等の点があれば指摘することができますの見せてもらって損はないかと思います。


また事故してしまったりして大破してしまっていたり、部品取りしてしまってガ〇バーとかに査定してもらえないような状態であれば、事故車等の損害車買取をするTAUとかに見てもらうと良いかもしれません。↓↓↓





↑↑↑ここは事故車を海外に向けてインターネットオークションで売りさばいています。
なにげに高く売れるらしいので、部品需要が高い車ほど普通に国内で売るより高いそうです。
参考までに。

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2018年12月14日金曜日

バイクブロスのショッピングサイトの閉店の理由について

自分も利用していたバイクブロスの通販サイト、ショッピングサイトが閉店する旨の発表がありました。


バイク用の通販サイトだとかなりの大手だったのに何故だろうと思って知人に聞いてみると、親会社のプロトコーポレーションが運営するgooであったりといったサイトにおける広告収益を主軸としたビジネスに注力するため、広告ビジネスに比べると薄利なECサイトビジネスを中止する事になったとのこと。(事業自体は最近利益出てたらしいです)


またこれに合わせて雑誌事業(モトメンテナンスやロードライダーなど)も撤退し、ライターやスタッフをweb記事や広告スタッフに配置転換するそうです。

上記の発表については社員にも最近まで発表されていなかったようで、中はゴタゴタしているそうです。

2019/5/1
バイクブロスの通販サイトを後継する会社が決まったみたいなので更新しました


他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。