要約すると
・オイルに表記されている〇W-●●は硬さであって潤滑性能ではない
・高温でも潤滑出来るのであればできるだけ柔らかい方が良い
・潤滑性能はSMやSN、最新規格であるSPの規格に通っている方が大事
・エンジンオイルを食うエンジンはSN以上のオイルが推奨
・オイルが高温域で硬いか否かはHTHS数値を見る必要がある
・APIより厳しい欧州のACEA規格はHTHS数値も条件定義されている
・ACEAのC1、C2規格であれば粘度指数的には●●が30位になるが、HTHS(150度の時の粘度)は40と同等(つまり柔らかいのに、高温になっても油膜保持しやすい)
・柔らかいオイルの方が油温が上がりにくい
確かに〇W-●●という表記があれば、●●の部分はスポーツオイルになればなるほどエンジン保護を優先して高い数字のものを入れがちですが、●●の数字が大きくなれば大きくなるほど抵抗は大きく、また油温も上がりやすくなってしまうのですね。
気になるACEAの規格について一覧になってないかと思って調べてみたらこちらのページが良くまとまっており、表だけ改めて作成してみました。
自分の車はジムカーナレベルでは真夏でも100度行くか否かぐらいなのであまり気にしたことないですが、サーキット走行や連続走行をするのであればオイル選びはよりシビアに、その指標としてACEA規格をとっているオイルであればC1~5のどのレベルなのか、記載があれば見てみると良さそうですね。
(今年発表されたAPIの最新規格であるSP規格については過去記事をご覧ください)
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