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2019年4月7日日曜日

ヴァリノGREEVAの新コンパウンド

先日ヴァリノタイヤの新コンパウンドについてブログを書きましたが、公式から正式に発表ありましたね。



どうやら現行よりも17%程度、固いコンパウンドをラインナップするようですね。
固い≒減りにくいので練習用としてはよさそうですね。


ゼスティノの時もそうですが、ゴムは硬いのに表面だけ溶けるあの感じであればめちゃくちゃ良さそうですね。



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2019年4月6日土曜日

ハイスパークイグニッションコイル

こんなイグニッションコイルメーカーさんを最近見つけました。


HIGH SPARK IGNITIONCOILという商品。
調べてみると日本で設計、ドイツと日本の部材を使って中国で組立をしているそうです。

お値段もお手頃で手を出しやすく、評判も調べてみると、みんカラをはじめ、今のところかなりの高評価ばかりです。




シルビア用で34000円を切るというのはなかなか魅力的ですね。
イグニッションコイルの火花が強くなると高回転はもちろん、燃費にも影響しそうです。

スプリットファイアやオカダプロジェクツのイグニッションコイルは良く聞きますが、品質に問題無いのであればこちらのイグニッションコイルはかなり気になります。
残念なのは今のところネットでは小売販売してないようです。

この手の部品は自分で交換される方も多いでしょうから通販があると便利ですね。(HPを見るともう少しで開始しそうな感じではありますね)
都内のお店のようですし、イベント等で出展されればぜひお話を伺いたいですね。

What is High spark ignition coil?? How was the review?? What country was this made in?


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2019年4月4日木曜日

ヴァリノタイヤの新コンパウンド?

先日、VALINO TIREのセカンドグレード、GREEVA使いである佐津川選手がこんな投稿をしてました。



ヴァリノが新しいコンパウンドになったとのこと。
今回の船便(ロット)分から少し何か変えたのでしょうか。


本当かどうか分かりませんが、どのような改良になったのか気になりますね。
ゼスティノのグリッジシリーズの時は途中で07RS-cという名前でゴム自体柔らかくしたやつが市販されたのが記憶に新しいです。

あ~ぼ〜む〜んの佐津川選手は勿論、今回のロットのレビューに注目しておきます。


(2019.4.7)
と思ったら、セカンドグレードのGREEVAの硬いモデルをラインナップすることになったようですので記事を更新しました。


I heard new compound of VALINO TIRES.

2019年4月3日水曜日

ベルハンマーの表面処理(ZnDTP)について

以前のブログで「ベルハンマーは塩素系で金属表面を軟化させたのちに平滑化した膜を形成する」ような効能があると担当の方からお話を伺いましたが、「表面が軟化」した後にどのようにして「平滑化した膜を形成」するのか。(スズキ機工公式HPでは「表面を鍛える」という表現がされています。)

調べてみるとこんな動画をアップロードされている方がいらっしゃいました。



本当かどうかわかりませんが、ベルハンマーには以前のブログで塩素化パラフィンの代わりに用いられる極圧剤として取り上げたZnDTP(ジアルキルジチオリン酸亜鉛)というものが含まれていて、これが表面を平滑化しているそうです。あくまでこのZnDTPというのは金属表面を平滑化するだけで摩擦を減らしてるわけではなく、一般的には摩擦低減剤であるMoDTCという有機モリブデンをセットで加えることによって摩擦を低減させることができるのだとか。(二硫化モリブデンというものとは違うそうですが、イメージとしては金属表面をパチンコ玉で埋め尽くして表面が転がりやすくするような感じでしょうか)


このZnDTPというのは、市販のエンジンオイルによく添加されている成分で、コチラのページによれば「酸化防止剤」として用いられているようです。
ただ一方で表面の平滑化として塩素化パラフィン等の極圧剤の代わりにもなりえるが、分解した際に発生したリンが触媒を痛めてしまうのだとか。

とは言えこのZnDTPは安価で手に入りやすく、トライボフィルムと呼ばれる金属表面に膜を形成することで耐摩耗性が向上するので、リンを含めたスラッジが発生してしまう問題を除けば有用で、長年エンジンオイルやミッションオイルに用いられてきたそうです。


さらに2016年に公開された昭和シェルの論文をみると、カルシウム・サリシレートと呼ばれる清浄分散剤を添加することで、ZnDTPの分解や酸化が抑えられ、スラッジの発生も抑制するそうです。


サリシレートは一番右のSalとなっているやつで、確かにスラッジも、同に対する腐食もあわせて減っています。

なので「塩素フリー」と呼ばれている極圧添加剤はこのZnDTPと清浄分散剤であるサリシレートの組み合わせの製品もありそうですね。(こちらのページにそのことが記載されています。)




以上のことから、塩素化パラフィンの他に本当にベルハンマーにZnDTPが配合されていると仮定した場合、スズキ機工の担当の方が言っていた「表面が硬化する」という表現があながち間違ってなさそうですし、さらにセットで摩擦低減剤である有機モリブデンが配合されているのであれば、この成分は湿式クラッチを滑らせてしまうらしいので、ベルハンマーの注意書きに「湿式クラッチには入れないでください」と書いてあるのかもしれませんね。


あくまで仮定論になってしまうので、改めてお話を聞く機会があれば聞いてみたいと思います。


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2019年3月30日土曜日

ブッシュの打ち替えなど

本日は先日のブログで記載したように、アームのブッシュが春なので(?)芽吹いてきました。。。


ハンマーで入れ込める位ユルユルで、何回直しても出てきてしまうので新しく強化アームを作り直すことにしました。


予備アームにブッシュを打ち込みます。
近所の弟子宅のプレスでやろうと思ってたのですが、プレスが不調で圧力がかからないため中々抜けず、諦めて母校の20トンプレスをお借りしに。


ブッシュがかなり固着してたみたいで、精神衛生上よろしくない音をさせながらも順調に打ち抜きできました。


打ち抜きが出来たので打ち込みは簡単でした。
時間を見つけてこれを取付け、アライメントを取り直したいと思います。


そして弟子宅に戻ってしばしの休憩。

徐々に進化してる車達。


カプチーノもセットも見た目もバチッと決まって来てました。


大学で色んな車を見てヒントを得たのか、シートあたりをゴニョゴニョとしてる弟子君。

楽しそうな車を見てると走りたくなりますね。
4月は走る機会が無い予定でしたが、予定入れようか悩みます。

2019年3月26日火曜日

TAKUMIモーターオイルのベースオイルについて

以前製造元や評価についてブログを書きましたが、製造元はしっかりしていたとしてもエンジンオイルやミッションオイルの大部分を占める「ベースオイル」がどのようなグレードのものを使っているかでその製品の品質が決まってきます。


車に使うオイルというのは粘度グレードとは別にオイルのグループ(Gr)というのがあります。

コチラのページによりますと、このような分類になるそうです。


APIによるベースオイルの分類

グループ1(Ⅰ)・・・・・・一般的にミネラルとか鉱物油、ニュートラルオイルなどと呼ばれます。


グループ2(Ⅱ)・・・・・・ハイドロクラック、水素化精製油、HIVI、HVI(※)や高粘度指数基油等と呼ばれます。
多くのオイルメーカーではこのグループⅡまでをミネラル(鉱物油)としますがオイルメーカーによってはこれを合成油と表記することもあります。おおよそ安価なエンジンオイルはグループⅠやグループⅡのベースオイルを採用していると思って間違いありません。


※HIVIとはHighViscosityIndex=高粘度指数のこと。

※2・・・VI(ヴイアイ)とはViscosityIndex(ヴィスコシティ・インデックス)=粘度指数のこと。この数字が高いほど高温での粘度の低下が起こりにくいという指標であると、とりあえず覚えて下さい。多くの場面でこのVIという言葉が出てきますので必須用語です。


グループ3(Ⅲ)・・・・・VHVI(VeryHighViscosityIndex)超高粘度指数基油、高度水素化精製油、合成油、シンセティック等様々な呼び方がなされますので実に曖昧です。


・・・・・・・・・・以上ここまでは鉱物油(原油)を出発点としたベースオイル・・・・・・


・・・・・・・・・・以下は化学合成油とされるベースオイル・・・・・・・・・


グループ4(Ⅳ)・・・・・・ポリαオレフィン、通称PAO、パオと呼ばれます。


グループ5(Ⅴ)・・・・・・以上のどのグループにも属さないベースオイルとなります。最も代表的なものはエステル類、一般的ではないですがアルキルナフタレン等もありますし、リサイクル油なんかも含まれますので色々書くとややこしいので、ここではほぼエステルと覚えてください。


だそうです。ホームセンターで売られているのはⅠ~Ⅲが多いのかもしれませんね。ちなみにグループ4はコチラのページによると、原油から精製したナフサを分解してできたエチレンを重合ししてできたもの、グループ5は植物油などから精製されるエステル系で、卓越した耐熱性と潤滑性を持っているが酸化(劣化)が速いそうで。
これに対しTAKUMIからラインナップされているオイルのベースオイルはどうなっているのか調べてみると、公式から発表されていました。


概要としては

X-TREMEシリーズ
グループ5
0W-40
5W-50

グループ4
10W-40
10W-60

グループ5の方がよさそうに見えますが、あえて10W-60は「PAOを配合」、つまりグループ4と記載されている理由を調べてみるとコチラのページで、PAOというのは高熱になってもせん断につよく、粘度低下を引き起こしにくいんだとか。

とは言えグループ5のエステル系も熱安定性等が良いのにあえてグループ4のPAOにしているのは、剪断の強さもそこそこに、酸化がしにくく(劣化しにくく)ライフが長いことと、価格を抑えるためなのかもしれませんね。


さらにグループ5のエステル系は、金属表面から流れ落ちにくい=ドライスタートに強いそうで、時々しか乗らない自分のような使い方であればぴったりです。
ただエステル系にも弱点があって、上記したように酸化しやすい(劣化しやすい)ことと、オイルシールを膨張させてしまう傾向があるそうですが、最近市販されているものは色々なエステルを組み合わせてコンプレックス化して膨張させないよう克服しているのだそうです。



その他のラインナップされているシリーズにおけるベースオイルのグループは下記のとおりです。

HYBRID(ハイブリッド)シリーズ    ・・・グループ4
HIGH QUALITY(ハイクオリティ)シリーズ・・・グループ3
STANDARD(スタンダード)シリーズ   ・・・グループ1~2

なお公式にも書いてありますが、X-TREME及びHYBRIDシリーズのベースオイルはグループ3と、グループ4か5の組み合わせであり、ベースオイルが100%グループ4or5ではないというところは見逃せないポイントで、ベースオイルの大部分をきっとグループ3で構成しているから安価にできているのかもしれませんね。


ということでTAKUMIモーターオイルを使うのであればシリーズによってグレードも明確にされているので、自分にはどれが適しているのか選びやすくて良いですね。


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