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2022年6月23日木曜日

NEXEN N FERA SPORT Rの定量評価(vs A052, 71RS, RT660)

日本では86レースで使われ始め、その性能を評価されているNEXENの新作タイヤですが、国内だと中々定量的な比較がなかったのですが、海外のサイトで良い定量比較があったのでご紹介です。

結論からすると「A052はオールラウンドで速い。RE-71RSは近しいがどちらかと言うと高速サーキット向け、AZENIS R660は一歩引いた感じ、N' FERAはドライだと縦方向は最も評価が高いがウェットは苦手」という評価でした。


全製品225/45/R17のサイズを8Jのホイールに組み込み、同じ車でテストという条件。
定速から何mで停車できるかといった客観的なものと、ドライバーが「のりやすい」と感じる主観的なもの、色々な評点の合計値が上図の結果だそうです。

詳細について、サマリー部分を要約すると以下です。

ADVAN A052
「ADVAN A052はドライでの最速ラップに加え、ドライバーの主観的スコアも最高。ドライでのトップタイムに加え、1位と僅差の2位であるウェットトラクション性能は、このクラスの指標にふさわしいタイヤです。さらに、路面追従性でも最高の評価で、他の追従を許さない総合的な性能を持っています。」

POTENZA RE-71RS
「ブリヂストンのポテンザRE-71RSは、総合評価でA052に一歩及ばず。ウェット路面での優れたトラクション性能は1位でこのカテゴリーにおけるベンチマークとなる。ドライでの横方向のトラクション(訳注:横方向の発生G)がテスト中ベストで、チームからの総合的な評価と同様に高いポイント。客観的にはドライでのラップタイムは劣ったものの、個性と性能は、スラロームのような荷重変動が大きい小規模なテストとは異なり、サーキットでの走行に適しているように感じます。」

FALKEN AZENIS RT660
「ファルケンアゼニスRT660もこのカテゴリーの中ではトップ層です。ドライ路面での性能は、テスト項目のうち半分は1番となっており、高いレスポンスと張りのあるステアリングは、主観スコアでは1位のポイントを獲得。ウェット路面でのトラクションはそれなりに強力だが、テールハッピーな傾向もあり、前述のようにステアリング応答性が高いため、限界まで攻められると神経質な印象を受ける。凹凸のある一般道では、ハイグリップタイヤのカテゴリにおいては特筆するほどではないが、鋭いステアリングと軽いハンドリング特性は、この指標でもテスターから良い評価を獲得しています。」

NEXEN N'FERA Sport R
「N FERA Sport Rはドライ路面では、時速50マイル(約80kmh)の制動距離が69.5フィート(約21m)と、今回のテストでは最も短く、それだけがトップですが、他のすべての測定項目で2位という数値を示しており、ドライバーとしてはどんな状況でも一貫して使いやすい運転特性に感心。一方でウェット路面では、客観的にも主観的にもすべての項目で劣っています。」

A052は以前R1Rと比較しましたが強いですね。
ということでストップ&ゴーの大きいジムカーナみたいな使い方だとネクセンもありなんじゃないかと思えるこの結果ですが、日本だと1サイズしか導入されていないことがネックですね。
今は普通の通販では扱ってないようなので時々出てくる新古品とかを狙うしかないのが玉に瑕。。。(各通販サイトでも6/23時点では新品なしです。。。)


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