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2026年3月21日土曜日

GR86のE型 受注停止と騒音規制

マイナーチェンジだとは思いますが、GR86の現行E型の納期がついに公式HPで「お問合せ≒受注停止で残受注枠限り」になりました。
(BRZはまだ受付中ですが時間の問題と推察されます)




普段であれば小規模な法規対応と商品改良に伴う型変更と受け止めていますが、2026年の今年はスポーツカーにとって大きな節目になると思っています。その理由が騒音規制のフェーズ3(UNR51-03)です。

  • 適用は継続生産車も2026年10月から
  • 排気騒音を現状の70〜74dBから68〜72dBへ低減
  • 排気音だけでなくタイヤやエンジンのメカニカルノイズまで適用範囲の拡大

法規の概要は上記で、マフラーの音だけでなくメカニカルノイズまで含まれるため、スポーツカーには厳しく、特に圧縮比の高いNAエンジンの車はかなりのテコ入れを余儀なくされます。
(ちなみに軽自動車でも法規対応するためNAエンジンのみエンジンアンダーカバーが分厚くなる、などの対策している車があります)

この規制のため35GT-Rや90スープラ、33スイフトスポーツ等は受注終了した背景があります。
勿論GR86やBRZにも適用されるため、納期が最長5か月ぐらいかかるGR86は9月までの生産枠が埋まってきたので受注停止されたと考えると辻褄が合います。(ちなみにレヴォーグやWRXなど、スバル車は軒並み受注停止になってます)

加速騒音対策するためにエンジンをデチューンしたり、マフラーが更に静音化されたりといった変更がF型で入ると、楽しさが半減しそうなので心配ですね。ちなみに2030年あたりにも色々法規制が来ますが、内容見ると漏れなくハイブリッド化しないと販売できなくなりそうなモノばかりなので、純エンジン車が買えるのもあと数年になりそうですね。。。



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2026年3月18日水曜日

RE-71RZの定量評価(タイム・グリップ・熱ダレを比較)

ついに全日本ジムカーナでも好成績だったブリヂストンのRE-71RZですが、国内外の定量的比較情報をまとめてみました。 まず最初に大先輩であるユウ選手のインタビュー映像です。

   

 要約すると 
 ・ウォームアップ性能が上がり、全域で性能が底上げ
 ・滑り始めてからも粘りが出た 
・ジムカーナで1秒弱のタイムアップ ・空気圧は160kPaでスタートし、走行後に180kPaぐらいになるレンジが良し 

 主に定量的な部分を取り上げるとこんな感じでしょうか。 一方でドライバーやその日のコース設定(サイドターンの有無)でタイムの良し悪しはかなり変わってしまうので、もう少し定量的かつ、他のタイヤとの比較をしている記事を探ってみました。

海外のこちらの記事ではADVAN A052とラジアルタイヤ最速と評価されたVitour P1とのオートクロス(サイドターンがないジムカーナのような競技)比較記事がアップロードされていました。有料記事なので全部は書けませんが、要点だけ抽出してみました。

ゴールタイムタイム差
RE-71RZ36.48
A05236.65+0.17
Vitour P136.86+0.38

30秒程度のオートクロスの結果は上表のとおりです。
タイムだけ見るとA052とは僅差ですが、定性的な評価としては

・ウォームアップ性能が格段にアップ
・A052よりも熱に強く、繰り返し使える
・一方、冷間時の性能はA052が一番

と言うことで、一般ユーザーが目を見張る点としては「冷間も良くなり、A052のように一度熱が入ると劣化が進むタイヤではない(意訳)」という点でしょうか。
またユウ選手の動画等でも「RE71RSに比べ角が削れるような減り方じゃなくなった」との事ですので、タイムも出るのに摩耗や熱劣化が少ない、ユーザー想いの良い製品と評価できそうですね。



RE71RSと構造的に何が変わったのかの分析はこちらの記事、海外でVitour P1が評価ランキング1位になった記事はコチラをご覧ください。



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2026年3月2日月曜日

GTウィング有無で何kg変わるか?

サーキットでタイムを出すために有効なGTウィング
カッコよさと言う点でも重要ですが、機能的な部品です。

見た目はさておき、大きなサーキットで有効なのは間違いないと思いますが、ミニサーキットやジムカーナにおいて有効なのか疑問に思ったので計算してみました。



条件として、どの車種でも付けやすい1500㎜幅×奥行250㎜のGTウイングを例に計算してみます。


上記の式に海抜0mにおける空気密度で数字を入れてみた結果が下表です。



角度調整式のウィングも多いので、CLを0.8~1.5の場合で計算してみました。
30km/hにおいてはウィング自体の重さの影響の方が大きそうですし、ウィング自体が重心の高い所にあるため、サイドターンとかでは動きに差が出るかもです。

ダウンフォースは10㎏ぐらいないと一般的に体感が難しいと思いますので、70㎞/h以上で「効く」イメージでしょうか。
逆に100㎞/hでは最大35㎏もダウンフォースが効くので、取付方法によってはトランクとかが凹む恐れがありますね。


ダウンフォースは質量を伴わないので遠心力等を気にせずタイヤを押しつぶすことが出来る魔法の力になりますが、諸刃の剣でドラッグが増えます。
ドラッグが増えるということは「前に進みにくい≒馬力が食われる」と言うことになります。

100km/hにおけるドラッグを、計算しやすく10kgfと仮定して損失を計算してみました。
1ps = 75kgf m/s、かつ3600秒/1000m=3.6を掛けた270を分母とすると


約4馬力ドラッグだけで食われることになります。
ここに35㎏分のダウンフォース増加による転がり抵抗増加で0.5馬力食われると仮定すると、GTウィングだけで4.5馬力ぐらい損失することになります。
コーナリング中は良いですが、ストレートで4.5馬力はロードスターやヤリス等の小排気量の車では結構影響ありそうですね。(ちなみに高速道路移動でもGTウィングついてたら常時、この抵抗が発生することになります。。。)


結論として、70km/h以上で走るコーナーが多ければGTウィングはタイムに好影響をもたらす可能性が高く、それ以下のコーナーが多ければただのオモリになる可能性が高そうですね。(低速で効果を得たいならもっと大きな羽が必要)

サーキットでいうと筑波2000等では間違いなく有効だが、茂原サーキットや幸田サーキットぐらいだと、なくても良さそうなイメージですね。
とは言え毎回取外し&取付けするのも現実的ではないので、角度調整式ウィングであればミニサーキット&ジムカーナでは寝かせ気味、高速サーキットでは立て気味にするというのも一つの考え方になるかと思います。
(過去のレースカーでは低速でも空力を得るためにファンを付けていたこともあります。低速サーキットで使えるか?についてはコチラの記事をご覧下さい)




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