私自身もリチウムイオンバッテリー関連企業に従事していたこともあり注意喚起です。
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— ALPHA ENERGY(アルファエナジー) (@AlphaEnergy_Li) September 3, 2025
昨今の猛暑によりエンジンルームに搭載される車種においてバッテリーが変形するというケースがありました。
リチウムバッテリーは85度以上の環境ですと変形・破損してしまう可能性があります。
猛暑の影響でボンネット内が高温になり、バッテリーが変形するということはつまり、内部のバッテリーセルが膨張してしまったということかと推定されます。
そもそもリチウムイオンバッテリーは特性上、寒さや暑さに弱く、携帯電話でも熱くなると充電が止まってしまったり(充電制御)、寒いとすぐに電池切れを起こした経験をお持ちの方も多いのではないかと思います。
今回の事例は変形で済んだかもしれませんが、内部セルが膨張したということは、いつ発火してもおかしくない状況です。
以下の投稿は普通のモバイルバッテリーの例ですが、NITEによる実験動画です。
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— ナイト(独立行政法人 製品評価技術基盤機構) NITE公式 (@NITE_JP) July 1, 2025
『モバイルバッテリー』車内放置は危険です!
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リチウムイオン電池は熱に弱いため、暑い日の車内や直射日光下では、バッテリーが劣化したり、最悪発火することがあります。
その他のリチウムイオン電池搭載製品も含めて車内放置に注意しましょう!#国民安全の日 pic.twitter.com/XJSjmLPzyp
上の動画のとおり、最初はセルが膨らみ、最終的にはパック破裂した後に発火しています。
ちなみにリチウムイオンバッテリーは諸々の理由がありますが振動にも弱く、加振試験をこれでもかとやっているであろうホンダのモバイルパワーバッテリーパックですら、全国の郵便局に配備されているEVバイク発火が相次いでいる状態であることからも、非常に気を遣わなければならない種類のバッテリーになります。
個人的には危険を知ってしまっているため、軽量化するのであれば安心と信頼の鉛シールドバッテリー(ドライバッテリー)の方が、リチウムイオンより圧倒的に安いですし、メンテナンスフリーなのでおススメです。
2輪用によく使われているシールドバッテリーなので振動は勿論、安全性も段違いです。
(あとは圧倒的に安いというところも魅力だと思っています)
その他リチウムイオン電池の特性が気になる方はコチラもお読みください。
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