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2024年10月27日日曜日

NDロードスター2L幌の発表?

こんな投稿をみつけました


ついに発表されたようです。
おそらく次の年末年始あたりの年次改良で導入され、オートサロンで発表といったところでしょうか。

ただ心配なのが駆動系で、もしパワーアップしたにも関わらずRFと同じミッションだとブローのリスクが高いので以前調べたように、なぜブローしてかまうのかを理解し、また以下のような投稿も見かけており、ギリギリまで軽量化してるために失っているものもあると思っています。。。。



少なくとも強化貫通ボルトに変えてケース剛性あげてあげたいところです。



1グレードで出てくるのか、はたまた特別仕様車で出てくるのかで公認競技でのクラス分けにも影響するので、年末年始の情報更新が待ち遠しいですね。
(なぜNDミッションが壊れやすいのかはコチラの記事をご覧ください)


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2024年10月18日金曜日

MAXXISのTW200タイヤ(Victra Sport VR2)

台湾の最大王手タイヤメーカーの正新ゴム(チェンシンゴム)の1ブランドであるMAXXISから、主に北米におけるトレッドウェア200クラス(TW200)に適合した新しいタイヤのリリースが発表されました。
(バイクや自転車乗られる方は日本でもメジャーなブランドですね)




Victra Sport VR2という製品名で、同じクラスのADVAN A052等と同様に、左右非対称のトレッドパターンになっています。

気になるポテンシャルですが、こちらのHPを拝見しした上での要点は以下のとおりです。

  1. 何回走行しても(熱を何回入れても)グリップが低下しにくい
  2. 温まりが速い上に連続走行してもグリップがタレにくい(71RS比較)
  3. 路面インフォメーションが掴みやすく、滑り挙動が扱いやすい
  4. 路面を流れるような雨だとNGだが弱ウェットまではOK

上記のような内容が記載されています。
この記事の中で、Justin Ross選手が「これまで使ったことのあるどのTW200タイヤよりも横方向のグリップが強い」と言っています。

上記の「定性的」な情報は良さそうですが、一歩踏み込んで「定量的」なタイム比較での情報が欲しい所です。

ちなみに記事内で出てきたGRIDLIFE Touring CUP(GLTC)のイベントでは、いつの間にか北米でモデルチェンジしていたNEXEN N'fera Sport R(日本は未導入)が1位、2位と3位が今回のMAXXIS VR-2でした。

本当は日本国内に導入されているA052とかと比べられれば良かったのですが、現段階では情報がつかめていません。
ちなみに同じクルマ(型式)で違うドライバーが同じコースを以前記事にしたHoosierのA7で走ったタイムと今回のVR2が同じ1分37秒台という動画を見つけたので、それなりに良さそうではあります。

肝心の日本発売について輸入元のMAXXIS Internationalに確認していますが、返答がないので返信あり次第更新します。


ハイグリップタイヤのトレッドウェア一覧はコチラをご覧ください



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2024年9月19日木曜日

HoosierのTW200タイヤ(Track Attack pro)

 スリックタイヤの老舗であるHoosierから、ついにトレッドウェアが200のタイヤがリリースされる旨、発表されました。


グルーブのデザインが独特ですね。

現地時間で9/18に発表されたばかりなのでレビュー等はまだ充実してませんがこんな動画がアップされてました。



以前触れた同じフージャーのR7に比べ、約60秒のサーキットのベストラップ差は0.4秒(スリックタイヤからは約2秒差)という結果となっております。



個人的にはR7よりソフトコンパウンドのA7も比べて欲しいところですね。
動画内のコメントとしてはADVAN A052やPOTENZA RE71RSよりも優れているとしています。(詳細な比較は年明けにやるようです)


どうして年明け(2025)なのかと思ったら、まだ製品リリースが出来てないようですね
サイズラインナップもHoosierにしては小さいサイズから出ており、TW200イベントが盛んなアメリカらしいですね



30種類以上あるので日本ではJAF戦とかでも使えるかも知れません。

日本においてはインポーターのDEEP STAGEさんがいつから取扱い開始になるのか、A7やA052と比べどうなのか、要チェックですね。
ちなみにA7は日本ではあまり評価されてませんが、A052とかが値上がった現在においては、コスト含めたパフォーマンス的にはかなりレベルも高いですね。


ハイグリップタイヤのトレッドウェア一覧はコチラをご覧ください



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2024年8月18日日曜日

JB64ジムニーのふらつき対策(ステアリングダンパーレス化)

フレーム車のジムニーに乗ってて色々思うところはありますが、大きな不満点の1つに交差点等の低速で曲がるときのハンドルセンターあたりの戻りの悪さに起因する「ふらつき」でした。



単純に車高が高いからと言うわけではなく動き自体に違和感があり、普通の「ラック&ピニオン式」ではなく「ボール・ナット式」のステアリング機構によるものかと勘違いしていましたが、それにしてもハンドルセンター付近の違和感がひどいものでした。

調べてみると、JB64,JB74の現行ジムニーから導入された「ステアリングダンパー」がオンロード走行においては邪魔になるようです。
一般的にステアリングタンパーを強化する方がほとんどのようですが、オンロードしか走らない我が家にとっては不要ですし、動きに違和感しかないのでレス化を試みました。



ステアリングダンパーの取り外し方についてはネット上に沢山ありますし、5分かからず出来るので割愛しますが、プーラーで取外すところが硬めで苦労しました。

取外してみると悩んでいたことが嘘のように、普通のスッキリとしたステアフィールになりました。
オフロード走行におけるステア機構の保護や、ジムニー特有のシミー現象等の対策で導入された部品なのだと思いますが、街乗りだけであれば無い方が運転しやすいですね。

ネット上探しても、ステアリングダンパーがいらないという意見はあまり見なかったのでご参考までに。
その他ジムニー関連記事はコチラをご参照下さい。


2024年8月13日火曜日

GB7フリードのニュートラルなアライメント調整

街乗り&ファミリーカーのGBフリードですが、スライドドアの車としては以前も記載したようにi-DCDというデュアルクラッチトランスミッション+モーターというスポーツマインドにあふれた車で、同じような考えを持った方がサーキット走行においても、「スライドドアとしては」かなりラップタイムも早いと聞いています。


そんな動力性能は高いフリードですが、ハンドリングはラインオフの状態ではそこまで洗練されているとはいいがたいものがあります。
狙うべくは昨今話題になっている「ニュートラルステア」ですが、以前も記載したようにショックの減衰、車高、空気圧を詰めていくというのは頭で理解はできるものの、自分でそこまでの領域を作り上げることは難しいのもありますし、街乗り車なので少し高めの空気圧にしておきたいというのもあります。



なので車の「そもそもの動き」を作り出す「アライメント」で「ニュートラル」な領域を煮詰めてみようと考えやってみました。
車を持ち上げてアライメント計測&調整。
これでトーイン、トーアウト、色々なセットを試してみました。


ちなみにナックルを締結しているボルト2か所を緩めて、ボルトの「ガタ」分でキャンバーもネガティブ方向に調整。



フロントのアライメントをいくら調整しても左右での動きの違いが修正できないと気づき、調整できないとわかっていてもリアのトーインを計測してみたら左右で全然違っていました。
リジッドアクスル(車軸式)なのでどうしよう、、、と思って車の下から眺めているとアクスルの付け根のボルト、片側5本のボルトを緩め、ガタを利用して左右差を小さくすることはできそうです。




写真だと赤い頭のボルトが4本しか見えませんが、この後ろにもう一本います。
ただアクスル全体を動かそうにも寝そべった状態では力が入らず、ジャッキを使って左右を上げ下げしながら何度かトライ。



最終的に左右共にトーイン10分まで追い込むことが出来ました。
おそらくカタログ値としては、リアは左右共にトーイン10分なのでしょう。



この状態から改めてフロント側のトーを何セットかトライ。この時点で朝から何度も車を上げ下げして夜になってしまい1日目はタイムアップ。
2日目も何セットかトライしてやっと丁度良い値を見つけました。


少なくとも自分の車だと「フロントトーイン3分」が一番自然な動きになりました。
ただし以前記載したニュートラルステアではなく「自分好みの動き」です。ニュートラルステア「もどき」は現状だともう少しトーインでしたが、違和感があったのでおそらくここから先は空気圧やオフセット等を追い込んでいく必要があるため、アライメントで出来るハンドリングの追い込みは一旦終了です。
なおイケヤフォーミュラのゲージでは10分ごとのメモリしかついていませんので、そこから先は感覚になります。

あくまで自分の車での結果なのでご参考までに。


2024年7月1日月曜日

スピードハックエアーについて考察

SNSで「スピードハックエアー」なる「タイヤの空気を入れ替えるだけでワンランク上の性能になる」と言う触れ込みの商品を見つけました。



2024年4月頃からリリースされたようで、公式によると「空気を補充するために特殊なコアを挿入したセパレーターを通してタイヤの空気を入れ替えるだけ」とのことで、もし本当であれば窒素充填やドライエアーにも勝る、持ち運びも可能な高性能エアーになりますね。

公式HPを読込んでいくと「炭化チタンのコアを通過した空気が電磁波や静電気を帯びた空気を活性化し、最終的にはタイヤやホイールにも影響を与える」とあります。



タイヤ空気圧に与える大きな要素として「水分」があり、水は温度変化に伴う空気圧変動が大きいため「ドライエアー」と呼ばれる、水分を除去して充填する方法がF1を始め、レース競技でも使われています。
一方でスピードハックエアーは製品目線で「何に、どのように作用し、どの程度の変化量が生じているのか」が重要なポイントですが、その記載がないので効果含め調べてみました。




まず炭化チタンは文字通り、炭素とチタンを燃焼合成という手法で作るセラミックスで、水をキレイにしたり、空気中の水分をヒドロキシラジカルといった、殺菌性を示す形に触媒するそうです。
(パナソニックは「ナノイー」と呼んで、空気清浄機とかに使われています)

パナソニックリリースより


このヒドロキシラジカルがタイヤの空気圧にもたらす変化については文献を見つけられませんでしたが、そもそもヒドロキシラジカルはかなり不安定な状態のため、こちらの論文によれば寿命としては70ns程度しか持たないそうです。

空気清浄機のように常にラジカルを作り続けるなら効果もわかりますが、一度だけ炭化チタンを通過した空気中のヒドロキシラジカルの存命率はかなり低いと考えざるを得ず、調べを進めるとこんな製品もリリースされていました。


「スピードハックエアバルブキャップ」という商品名で、触媒に使っている炭化チタンをキャップにすることで「バルブキャップがある限りタイヤの中の空気を常に活性化させた良い状態を保つ」ことが出来る、と公式から案内されています。

一見すると理にかなっていると思いましたが、あくまで「キャップ」を炭化チタンにしただけで、「バルブコア(一般的にはムシとも呼ばれます)」ではないので、タイヤ内の空気と触れることはほぼない部品と思われます。


上図で「バルブコア」と呼ばれる部分がタイヤ内の空気を止めているため、バルブキャップをいくら触媒と同じ素材にしてもタイヤ内の空気を触媒できる理屈にはならないため、炭化チタンバルブキャップは客観的に「効果無し」と断言できます。



結局スピードハックエアー(ヒドロキシラジカル)がどのように空気圧に作用するのか調査・理解することが出来なかったこと、自分で実験する前に公式に確認してみました。



上図コメントのとおりで入れたら変化を感じつつも、公式としては現状、何も計測したり理論検証はされていないとのことです。


と言うことで、試そうと思っていましたが原理不明のため見送り、手軽で継続的にタイヤに入れられる優れた空気としては、冒頭出てきた「ドライエアー」になると思います。
今はSMCというメーカーから後付け、かつコンパクトなセパレーターが売っているので、こちらをコンプレッサーケーブルに装着することでどこでも手軽に実績のあるドライエアーを作り出すことが出来ます。


コンパクトな上に手頃なのでサーキット等の出先でも空気圧を保ちやすい空気を作ることが出来そうですね。


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