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2024年11月1日金曜日

ADVAN A050 G/2Sコンパウンドの復活(受注生産)

ヨコハマのADVAN A050には色々コンパウンドがあり、冬場のアタックやジムカーナで良く用いられる一番柔らかいコンパウンドのG/2Sですが、2023年末に生産終了になっていましたが、「2024年11月1日~12月6日」の約1カ月間の受注に限り、受注生産が決まったとのことです。




ニュースリリース等は見つけられてませんが、実際に通販サイトで確認すると既にG/2Sがオーダーできるお店がいくつかありましたので、Yahooショッピング等や近場のお店でオーダー必須ですね。
ちなみに期間限定生産なので、予備も含めて注文しておいた方が良さそうです。。。

受注生産で復活したサイズはジムカーナで良く用いられる以下の6サイズとのことです。
Yahooや楽天等の通販サイトでも本日時点でオーダーできるお店がいくつかありますので、以下の各通販サイト検索してみてください。

サイズ通販サイト主要車種
245/40R18
Yahoo Shopping
ランサー
楽天市場
Amazon
255/40R17
Yahoo Shopping
RX-7
楽天市場
Amazon
225/45R17
Yahoo Shopping
スイフト
エキシージ
楽天市場
Amazon
225/45R16
Yahoo Shopping
インテグラ
シビック
楽天市場
Amazon
205/50R16
Yahoo Shopping
スイフト
ロードスター
エキシージ
楽天市場
Amazon
195/55R15
Yahoo Shopping
インテグラ
シビック
楽天市場
Amazon

※2024年11月1日~12月6日が受注期間です
※出荷は2025年2月中旬以降予定(1月以降に納期回答)


アタックやジムカーナの冬季/ウェット用に欲しい方は要オーダーですね。



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2024年10月18日金曜日

MAXXISのTW200タイヤ(Victra Sport VR2)

台湾の最大王手タイヤメーカーの正新ゴム(チェンシンゴム)の1ブランドであるMAXXISから、主に北米におけるトレッドウェア200クラス(TW200)に適合した新しいタイヤのリリースが発表されました。
(バイクや自転車乗られる方は日本でもメジャーなブランドですね)




Victra Sport VR2という製品名で、同じクラスのADVAN A052等と同様に、左右非対称のトレッドパターンになっています。

気になるポテンシャルですが、こちらのHPを拝見しした上での要点は以下のとおりです。

  1. 何回走行しても(熱を何回入れても)グリップが低下しにくい
  2. 温まりが速い上に連続走行してもグリップがタレにくい(71RS比較)
  3. 路面インフォメーションが掴みやすく、滑り挙動が扱いやすい
  4. 路面を流れるような雨だとNGだが弱ウェットまではOK

上記のような内容が記載されています。
この記事の中で、Justin Ross選手が「これまで使ったことのあるどのTW200タイヤよりも横方向のグリップが強い」と言っています。

上記の「定性的」な情報は良さそうですが、一歩踏み込んで「定量的」なタイム比較での情報が欲しい所です。

ちなみに記事内で出てきたGRIDLIFE Touring CUP(GLTC)のイベントでは、いつの間にか北米でモデルチェンジしていたNEXEN N'fera Sport R(日本は未導入)が1位、2位と3位が今回のMAXXIS VR-2でした。

本当は日本国内に導入されているA052とかと比べられれば良かったのですが、現段階では情報がつかめていません。
ちなみに同じクルマ(型式)で違うドライバーが同じコースを以前記事にしたHoosierのA7で走ったタイムと今回のVR2が同じ1分37秒台という動画を見つけたので、それなりに良さそうではあります。

肝心の日本発売について輸入元のMAXXIS Internationalに確認していますが、返答がないので返信あり次第更新します。


ハイグリップタイヤのトレッドウェア一覧はコチラをご覧ください



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2024年9月19日木曜日

HoosierのTW200タイヤ(Track Attack pro)

 スリックタイヤの老舗であるHoosierから、ついにトレッドウェアが200のタイヤがリリースされる旨、発表されました。


グルーブのデザインが独特ですね。

現地時間で9/18に発表されたばかりなのでレビュー等はまだ充実してませんがこんな動画がアップされてました。



以前触れた同じフージャーのR7に比べ、約60秒のサーキットのベストラップ差は0.4秒(スリックタイヤからは約2秒差)という結果となっております。



個人的にはR7よりソフトコンパウンドのA7も比べて欲しいところですね。
動画内のコメントとしてはADVAN A052やPOTENZA RE71RSよりも優れているとしています。(詳細な比較は年明けにやるようです)


どうして年明け(2025)なのかと思ったら、まだ製品リリースが出来てないようですね
サイズラインナップもHoosierにしては小さいサイズから出ており、TW200イベントが盛んなアメリカらしいですね



30種類以上あるので日本ではJAF戦とかでも使えるかも知れません。

日本においてはインポーターのDEEP STAGEさんがいつから取扱い開始になるのか、A7やA052と比べどうなのか、要チェックですね。
ちなみにA7は日本ではあまり評価されてませんが、A052とかが値上がった現在においては、コスト含めたパフォーマンス的にはかなりレベルも高いですね。


ハイグリップタイヤのトレッドウェア一覧はコチラをご覧ください



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2024年7月1日月曜日

スピードハックエアーについて考察

SNSで「スピードハックエアー」なる「タイヤの空気を入れ替えるだけでワンランク上の性能になる」と言う触れ込みの商品を見つけました。



2024年4月頃からリリースされたようで、公式によると「空気を補充するために特殊なコアを挿入したセパレーターを通してタイヤの空気を入れ替えるだけ」とのことで、もし本当であれば窒素充填やドライエアーにも勝る、持ち運びも可能な高性能エアーになりますね。

公式HPを読込んでいくと「炭化チタンのコアを通過した空気が電磁波や静電気を帯びた空気を活性化し、最終的にはタイヤやホイールにも影響を与える」とあります。



タイヤ空気圧に与える大きな要素として「水分」があり、水は温度変化に伴う空気圧変動が大きいため「ドライエアー」と呼ばれる、水分を除去して充填する方法がF1を始め、レース競技でも使われています。
一方でスピードハックエアーは製品目線で「何に、どのように作用し、どの程度の変化量が生じているのか」が重要なポイントですが、その記載がないので効果含め調べてみました。




まず炭化チタンは文字通り、炭素とチタンを燃焼合成という手法で作るセラミックスで、水をキレイにしたり、空気中の水分をヒドロキシラジカルといった、殺菌性を示す形に触媒するそうです。
(パナソニックは「ナノイー」と呼んで、空気清浄機とかに使われています)

パナソニックリリースより


このヒドロキシラジカルがタイヤの空気圧にもたらす変化については文献を見つけられませんでしたが、そもそもヒドロキシラジカルはかなり不安定な状態のため、こちらの論文によれば寿命としては70ns程度しか持たないそうです。

空気清浄機のように常にラジカルを作り続けるなら効果もわかりますが、一度だけ炭化チタンを通過した空気中のヒドロキシラジカルの存命率はかなり低いと考えざるを得ず、調べを進めるとこんな製品もリリースされていました。


「スピードハックエアバルブキャップ」という商品名で、触媒に使っている炭化チタンをキャップにすることで「バルブキャップがある限りタイヤの中の空気を常に活性化させた良い状態を保つ」ことが出来る、と公式から案内されています。

一見すると理にかなっていると思いましたが、あくまで「キャップ」を炭化チタンにしただけで、「バルブコア(一般的にはムシとも呼ばれます)」ではないので、タイヤ内の空気と触れることはほぼない部品と思われます。


上図で「バルブコア」と呼ばれる部分がタイヤ内の空気を止めているため、バルブキャップをいくら触媒と同じ素材にしてもタイヤ内の空気を触媒できる理屈にはならないため、炭化チタンバルブキャップは客観的に「効果無し」と断言できます。



結局スピードハックエアー(ヒドロキシラジカル)がどのように空気圧に作用するのか調査・理解することが出来なかったこと、自分で実験する前に公式に確認してみました。



上図コメントのとおりで入れたら変化を感じつつも、公式としては現状、何も計測したり理論検証はされていないとのことです。


と言うことで、試そうと思っていましたが原理不明のため見送り、手軽で継続的にタイヤに入れられる優れた空気としては、冒頭出てきた「ドライエアー」になると思います。
今はSMCというメーカーから後付け、かつコンパクトなセパレーターが売っているので、こちらをコンプレッサーケーブルに装着することでどこでも手軽に実績のあるドライエアーを作り出すことが出来ます。


コンパクトな上に手頃なのでサーキット等の出先でも空気圧を保ちやすい空気を作ることが出来そうですね。


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2024年6月12日水曜日

タイのハイグリップタイヤOTANI BM2000の国内販売開始

タイヤ通販大手のオートウェイがタイのOTANIタイヤからリリースされているハイグリップタイヤ、BM2000という製品の販売を開始した旨、アナウンスがありました。

パターンはADVAN Neovaに近しいものを感じる、やる気あるデザインですね。

タイ本国のHPのカタログによるとすり減りやすさを示すトレッドウェア(TW)は180ということで、近年のハイグリップタイヤのTW一覧を見て頂ければとおもいますが、かなり柔らかい部類になります。



サイズもそれなりにあるので、スポーツ走行をする国内の車種はおおむねカバーできそうです。(大型の車は除きますが、、、)



気になるグリップ感については、さっそく「くるまのニュース」さんに取り上げられており、それぞれ受け取り方が異なると思いますのでお読みいただければと思いますが、製品目線できになったのがこちらの写真です。


袖ヶ浦フォレストレースウェイを15周した後というタイヤの表面写真です。
走行した日は「気温が20度を超える日」と記載があり、写真を見る限り晴れていますので路温も35℃程度あったと仮定しても、15周してこのトレッド面は「かなり堅そう」でしょうか。。。

勿論実物を見ない限り何も言えませんが、写真から察するに冷えた状態ではグリップを発揮し難そうな印象を受けます。

トレッドウェアはタイヤメーカーがある程度自由に付与できる数字なので一概に「柔らかい」「堅い」は判断できませんが、このタイヤに限って言えば「TWの数字以上に減りにくそう」ですね。価格は昨今話題のシバタイヤより安いですね。

なおSNS上では「052ほどのグリップ感はなく、Z3程度」というコメントも見受けられましたが、あながち間違っていないかもしれませんね。
(ハイグリタイヤのトレッドウェア一覧はこちらをご覧ください)

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2024年1月15日月曜日

ANTARES BLITZK RS(アンタレス タイヤについて)

オートサロン2024を見回すと、聞きなれないタイヤが展示されていました。




ANTARES TIREというメーカーです。
飾ってあったのはまだ発売前のBLITZK RSというハイグリップタイヤ。

タイヤの設計等について伺うと、中身はフェデラルRS-Rの開発陣が設計しつつ、595RS-PROというフェデラル最高峰タイヤは「良い素材・設計をしたがコストが高い」という意識のもと、一つ前の型になる595RS-Rをベースにコンパウンド素材を選定しなおして作ったのがこのBLITZK RSという製品だそうです。

すり減りやすさ(≒柔らかさ)を示すトレッドウェア(TW)は160という、かなり柔らかい部類で、ドリフトの岩井選手も今年から使い始めるそうです。
RS-Rは縦方向は素直なものの、横方向の限界域の動きに特徴があったのでこの製品でどのようになったのかは注目ですね。

またベースがRS-Rなので計測はできませんでしたが、体感的に重量が「重い」タイヤでしたので、タイヤバランスは少し目をつむる必要がありそうです。

サイズラインナップ、価格についてはかなりお手頃価格ですね。




1月下旬以降にリリースされるそうですので、楽しみです。
(ハイグリップタイヤのトレッドウェア一覧についてはコチラをご覧ください)




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2023年12月28日木曜日

Nankang CR-S V2コンパウンド Part2

以前の記事で、ナンカンのCRSはV2コンパウンドに変わった旨を記載しましたが、続きの情報が出ていたのでパート2になります。

私からも北米のデストリビューターに問合せしていましたが、いち早く台湾のNankangへと言わせされている方の記事を拝見しました。



上記の方の記事によれば、2023年の10週(3月上旬以降)以降に生産されたCR-SはすべてV2コンパウンドであるとのこと。

またV2コンパウンドは「熱ダレに強くなった」というメーカーサイドの見解だそうですが、以前取り上げた海外の方のレビューにおいても同じようなコメントが見受けられます。




コチラの方曰く、こんなコメントをされています。

「71RSに比べると少しラップタイムは早く、71RSよりもタレるまで2週長く持つ。温まった時のレスポンスも良好で、滑る限界領域も使いやすいが、他のTW200に比べて高価」
「温まりはRT660の方がはやく、AutoX(日本で言うジムカーナ)にはRT660の方が優れていると思うが、RT660はピークグリップは低く摩耗も早め」
「でも価格もTW200としては高め」

だそうです。

ゴムを変えたのか、はたまたケース設計を変えたのかまでは分かりませんが、サーキット周回用に熱ダレを抑制したということは、トレードオフとして温まりがV1よりは悪くなっている可能性があるかもしれませんね。

日本で最近購入された方のX(旧Twitter)における製造週のポストを見る限り、既にV2コンパウンドが日本にも入ってきているようなので、これから買われる方は安心して(?)購入できるのではないでしょうか。

上記については日本の輸入代理店であるオートウェイからも返答ありませんが、わかる事実として日本に導入された2022年3月ごろに比べ、約1.6倍の価格で現在は売られているようです。円安の影響もありますが、V2になった影響もありそうですね。

実勢価格は以下の各ネットショップで確認いただければと思いますが、かなり国産タイヤの価格に近付いてきましたね。。。

Nankang CR-S
インチサイズ価格
15
205/50R15
225/45/R15
245/40R15
17
245/40R17
255/40R17
275/35/R17
18
235/40R18
245/40R18
255/35R18
265/35R18
275/35R18
275/40R18
285/30R18
315/30R18
19
245/35R19
275/35R19
305/30R19
20
245/35R20
305/30R20
325/30R20





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