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2021年8月31日火曜日

GTラジアルのTW140ハイグリップタイヤの登場(CHAMPIRO SX-R)

先日GT Radialの新しいタイヤがデビューしている旨、情報を頂きましたので調べてみました。


以前も触れましたがシンガポールに本社を置くほぼインドネシアの会社のGTラジアルは、ミシュランのタイヤ生産を担っていたこともある品質が高いタイヤのメーカーです。


モータースポーツ的に気になるハイグリップタイヤとしてはCHAMPIRO SX2というのがこれまでのフラッグシップモデルでした。


支店であるアメリカの工場で生産されるSX-2はドリフト競技用に柔らかいコンパウンドが採用され「CHMPIRO SX2 RS」という商品名で発売開始されているのは以前記載したとおりです。ただし本国のHPにも載っていない、北米限定品のようで、勿論日本にも導入されていません。


グリップの指標によく用いられるトレッドウェアですが、公式ではアナウンスされておらず、現地の通販サイトの現物の写真を確認すると「TW140」と記載されていました。今競技用として流行りのかなり柔らかいゴムのようですね。

サイズラインナップと価格ですが、現在下記の5サイズの予定みたいです。


1番安価と思われる15インチが現地通過の日本円換算で1万円ジャストぐらいなので、17インチ以上も安価かと?

ミシュラン品質をこの価格と考えれば良い選択肢となり得そうです。

今回は本国のHPに掲載されているので、日本への導入もあり得るかもしれません。輸入元の阿部商会さんにそのうちお伺いしてみようと思います。



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2021年8月19日木曜日

K&Pオイルフィルターのメリット・デメリット

繰り返し使える上に、オイル流路抵抗が激減すると噂のK&P製オイルフィルターの記事をよく目にします。




中身のフィルターはステンメッシュで出来ており、洗浄すれば繰り返し使用することが可能という製品です。
飛行機等にも純正採用されているそうですが、車に純正採用されている普通の紙オイルフィルターと比べ、デメリットがないのか調べてみました。


①濾過能力について

K&Pオイルフィルターはレーザー加工された35μmのステンメッシュで、小さなスラッジも濾過できると謳い文句があります。
一方で普通の紙オイルフィルターは、20μm程の粒子を捕捉できるものが多いようです。
よって濾過能力だけを見るのであれば、やはり紙フィルタに軍配が上がりそうです。

ただし紙フィルターであっても、特に高回転時や目詰まりした時のためにリリーフ機構が設けられていてそこからオイルが素通りするので、全部が捕捉できるわけではありません。





内部構造については上画像のコチラのページが詳しくて分かりやすいです。


②リリーフバルブスプリングの設定について

エンジンによって油圧や油流量は異なります。
純正品はリリーフバルブ閾値も確認していると思いますが、K&P製をはじめとした社外品の設定値はどうなのかが気になります。
いくらフィルターが優れていたとしても、バルブが開いてオイルがフィルターを素通りしている状態であれば意味がありません。

この辺の情報は開示されていないので推測の域を出ませんが、コチラのサイトで純正品とK&P製を付け替えた時の出力差を検証されています。



どの回転域でも出力向上=オイルポンプ抵抗が少ない(フィルタの抵抗が少ない)結果だそうです。

個人的にはリリーフバルブが比較的閉じているであろう低回転域でも違いが出ていれば、フィルター自体の抵抗の差であると推察できますが、上記のページの実験3と4で低回転域の結果が前後しており、結論としてはよくわかりません。
純正含め、各回転域においてどの程度バルブが開いているのか、データが欲しいところです。


という事で、リリーフバルブについては分かりませんが濾過能力については純正品に劣る可能性があります。
またフィルターは繰り返し使えますが、Oリングは消耗品なので要注意です。

一方のメリットは

・繰り返し使用可能
・温度上昇による濾過能力に変化が少ない(ステンレスフィルタのため)
・フィルター抵抗が少ない(濾過能力の裏返しですが)

このフィルタを使う方はオイルもまめに交換される方が殆どだと思いますので、多少濾過能力が劣っていたとしてキチンとオイル交換されればメリットの方が大きそうです。
価格は純正品の10倍程しますが、長い目で見ればローコストになりそうです。



微々たるものだと思いますが、表面がフィン形状なのでオイルクーラー的な役割も期待できるかも?しれません。


他にもオイルに関する豆知識を記載してたりしますので是非ご覧下さい。その他は↓のラベルや関連ページ等からご参照ください

2021年8月16日月曜日

アルミホイールナットの強度について

バネ下の軽量化はとても重要で、ホイールのみならずナットも軽量化される方も多いと思いますが、特にアルミのホイールナットは以前も触れたように、強度的に不安な部分がありますが、こんな投稿を見かけました。


 

単位が違うところが気になりますが、要はアルミであればA7075-T6という超ジュラルミンでギリギリという考察をされています。

やはりホイールナットはアルミを使うのであれば使い捨て、できればチタンもしくはクロモリ等の強度があるナットを用いた方が良いのかもしれません。



この手の大手のKYO-EIやDIGICAMも基本的にはクロモリやチタンを推していることからも、リスクを考えるとアルミは避けた方が良いかもしれませんね。


金額だけ考えるとクロモリの方が現実的ですね。

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