以前のブログでも紹介したトレッドウェア(TW)300のVALINO PERGEA08Cについて、開発・設計に関する動画がアップされていました。
とても興味深い動画です。
メインはドリフトをターゲットに開発されている、目的が明確なタイヤなので勿論ドリフト目線からもありがたい製品ですが、グリップユースでもかなり気になる製品です。
全体の要点としては
・グリップの限界領域から滑り出しの過渡期特性が優れている
・空気圧変動によるセット変更(縦横のバランス)ができる
・08Rよりもサイドウォール剛性が高い
・空気圧1.5kpaぐらいだとサイドウォールに対してトレッド面のヨレによるトレッドゴムのショルダー減りが発生する
個人的には以前も考察したように、一般的にはサイドウォールが硬ければ早いコーナリングができるようになる(硬けりゃいい訳ではありませんが。。。)ので、路面温度によっては08Rよりも早いラップで走ることが出来るかもしれませんね。
一方で過渡期特性に優れる(滑り領域が広い)ということは、タイヤの使い方が一般的なハイグリップタイヤとは違うのかな、と動画のお話を聞く限りは考えてしまいます。
具体的には、タイムアタックで一般的な使い方である「滑りだす直前の限界領域」でなく、「若干滑らせながら」走らないとタイムが出しずらそうです。
グレードは違いますがヴァリノのPERGEA 08RSも、私自身の評価としては「ナナメに走らせた方が速いかも?」と以前レビューしておりましたので同じ様な特性なのかもしれません。
また空気圧変動も、空気圧を下げると縦のグリップ(≒スタートダッシュ)が速いということも分析結果が出てたので、同じように今回の08Cはより滑らせつつ空気圧は前後でちょっと変え気味で走ることがタイムアップの秘訣なのかなとか考えてみたり。
ただ路面や車のセット、気温等で変わりますから実際履いてみないとわかりませんが、グリップ走行でも面白そうなタイヤですね。
2020年5月27日水曜日
こぼれないノズルのオイルジョッキ(フタ付)
こんなTweetを発見しました。
なんで今まで気が付かなかったんだろう…ぐらい個人的に目から鱗なオイルジョッキ。
こぼれることも少なくなりますし、ノズルの先についたオイルも中に戻るので無駄もありません。
またフタもついてますからサーキットやジムカーナ場に持ち運びも便利という優れものですね。
ご家庭で使い切った洗剤ボトルは今後要保存ですね(←
一方でバイクの方や持ち運ぶオイル用であれば市販の1ℓ容量サイズで問題ないかと思いますが、車に使うには1ℓだと容量が小さくて使いにくいですし、中身の容量がどれぐらい残っているのか外から見えると良いなと考えていたら丁度いいのがありました↓↓↓
↑↑こちらのランドリー用詰め替えボトル↑↑
2000ml(2ℓ)と洗剤詰め替えボトルとしては大容量ですし、ボトルは透明ではないですが白なのでかざせば大体どのぐらい残っているのか外から見えそうです。
使い始める前に計量カップで250ml単位ぐらいで外側にラインをつけておくと使い勝手も良さそうですね。
本当はアタックのように横に窓が付いているとベストなのですが。
ちなみに海外向けのバイオゼット アタックは2.3ℓ缶があったりします。こちらは窓ないですが。
ただし洗剤ボトルの素材はPE(ポリエチレン)なので一時的な使用は問題ないと思いますが、熱に弱かったりすることもあるそうなので、保管はあくまで自己責任での使用ですね。
またこのオイルジョッキ(洗剤ボトル)にオイルを入れるときですが、ペール缶や4ℓ缶から移し替える時にどうしてもこぼれてしまうので何とかならないかと思って調べてみるとあるんですね、蛇口(知らなかった。。。)↓↓
↑↑先が細くなっているので洗剤ボトルにも入れやすそうです。
また蛇腹になってないので掃除も簡単そうですね。
COVID-19の影響でSTAY HOME継続中につき車を3カ月弱見に行けてないですが、管理人さん(?)が2週毎にエンジンかけてくれているので大丈夫でしょう。
ただしアイドリングだけというのはエンジンオイルにとってはかなりシビアコンディションでしょうから、次回走行前にオイル交換したいと思います。
他の記事をお読みになりたい方は↓のラベルや関連ページ等からご参照ください。
I found good tweet, that is useful for oil exchange.
色々試行錯誤した13年目のオイルジョッキがこちら— fazeless (@uniikuradonburi) May 24, 2020
蓋が出来て周囲が汚れない、今の所の最適解 pic.twitter.com/v6YdSJeWFK
なんで今まで気が付かなかったんだろう…ぐらい個人的に目から鱗なオイルジョッキ。
こぼれることも少なくなりますし、ノズルの先についたオイルも中に戻るので無駄もありません。
またフタもついてますからサーキットやジムカーナ場に持ち運びも便利という優れものですね。
ご家庭で使い切った洗剤ボトルは今後要保存ですね(←
一方でバイクの方や持ち運ぶオイル用であれば市販の1ℓ容量サイズで問題ないかと思いますが、車に使うには1ℓだと容量が小さくて使いにくいですし、中身の容量がどれぐらい残っているのか外から見えると良いなと考えていたら丁度いいのがありました↓↓↓
↑↑こちらのランドリー用詰め替えボトル↑↑
2000ml(2ℓ)と洗剤詰め替えボトルとしては大容量ですし、ボトルは透明ではないですが白なのでかざせば大体どのぐらい残っているのか外から見えそうです。
使い始める前に計量カップで250ml単位ぐらいで外側にラインをつけておくと使い勝手も良さそうですね。
100cc毎にマーキングすれば完璧ですネ!(´∀`)/ pic.twitter.com/aBFSg8HAmx— KTMβ (@Ichiro1098s) May 24, 2020
本当はアタックのように横に窓が付いているとベストなのですが。
ちなみに海外向けのバイオゼット アタックは2.3ℓ缶があったりします。こちらは窓ないですが。
ただし洗剤ボトルの素材はPE(ポリエチレン)なので一時的な使用は問題ないと思いますが、熱に弱かったりすることもあるそうなので、保管はあくまで自己責任での使用ですね。
またこのオイルジョッキ(洗剤ボトル)にオイルを入れるときですが、ペール缶や4ℓ缶から移し替える時にどうしてもこぼれてしまうので何とかならないかと思って調べてみるとあるんですね、蛇口(知らなかった。。。)↓↓
↑↑先が細くなっているので洗剤ボトルにも入れやすそうです。
また蛇腹になってないので掃除も簡単そうですね。
COVID-19の影響でSTAY HOME継続中につき車を3カ月弱見に行けてないですが、管理人さん(?)が2週毎にエンジンかけてくれているので大丈夫でしょう。
ただしアイドリングだけというのはエンジンオイルにとってはかなりシビアコンディションでしょうから、次回走行前にオイル交換したいと思います。
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I found good tweet, that is useful for oil exchange.
2020年5月20日水曜日
エンジンオイルSP、GF-6規格のスタート
エンジンオイルを選ぶ際に気になる規格と言うのがあり、APIやILSAC、ACEAなどがあります。
日本ではAPIとILSACの分類がオイル缶に記載されていることが多いです。
TAKUMIモーターオイルより
画像で言うところの缶の右下に記載してある"SM"や"SN"というのがAPI規格のグレードです。APIは日本で販売されているオイルにはよく記載されています。これに省燃費性能などを加えた規格がILSACだそうで”GF-5”や"GF-4"とかが缶に記載されています。(画像だと奥の緑の缶とかには記載されています。ちなみにCFはディーゼルの規格です)
この規格について、今までSN/GF-5が最新規格だったのですが、2020年5月からSP/GF-6が最新規格となっています。
SP/GF-6に求められるのはGF-5 規格に比べ、省燃費性、耐スラッジ性、ピストン清浄性、高温酸化安定性などだそうですが、トピックとして3点抜き出してみました。
①省燃費性能
0W-16という柔らかいオイルも規格に加えられ、エンジンオイルに求められる省燃費性能が向上。
②低温清浄性能
HYBRID車は特にそうだと思いますが、STOP&GOでエンジンオイルの温度が上がらず、スラッジが発生しやすい条件においても清浄性能が保てるよう、性能が向上しているみたいです。
③チェーン摩耗防止性
タイミングチェーンを採用しているエンジンは近年増えていますが、チェーンが伸びる原因の一つであるスラッジの影響を緩和しているそうです。
個人的には一番気になる向上項目ですね。
その他にも沢山試験項目がありますが、これまでのSN/GF-5よりは、全体的に性能が向上しているそうです。
詳細なGF6についてはJXTGから出ている論文が良くまとまって読みやすかったのでご参照ください。試験項目だけ抜粋します。
今回のSP/GF-6ではメインを省燃費性能に目を向けた新規格となっているため、モータースポーツをする上でそこまで気にする必要もないのかもしれませんが、総合的に性能向上しているようですので、オイルを選ぶ際に頭の片隅に知識として置いておく必要はありそうです。
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What is the newest ILSAC engine oil performance standard "GF-6"??(API "SP") .What is the main purpose of this?
日本ではAPIとILSACの分類がオイル缶に記載されていることが多いです。
TAKUMIモーターオイルより
画像で言うところの缶の右下に記載してある"SM"や"SN"というのがAPI規格のグレードです。APIは日本で販売されているオイルにはよく記載されています。これに省燃費性能などを加えた規格がILSACだそうで”GF-5”や"GF-4"とかが缶に記載されています。(画像だと奥の緑の缶とかには記載されています。ちなみにCFはディーゼルの規格です)
この規格について、今までSN/GF-5が最新規格だったのですが、2020年5月からSP/GF-6が最新規格となっています。
SP/GF-6に求められるのはGF-5 規格に比べ、省燃費性、耐スラッジ性、ピストン清浄性、高温酸化安定性などだそうですが、トピックとして3点抜き出してみました。
①省燃費性能
0W-16という柔らかいオイルも規格に加えられ、エンジンオイルに求められる省燃費性能が向上。
②低温清浄性能
HYBRID車は特にそうだと思いますが、STOP&GOでエンジンオイルの温度が上がらず、スラッジが発生しやすい条件においても清浄性能が保てるよう、性能が向上しているみたいです。
③チェーン摩耗防止性
タイミングチェーンを採用しているエンジンは近年増えていますが、チェーンが伸びる原因の一つであるスラッジの影響を緩和しているそうです。
個人的には一番気になる向上項目ですね。
その他にも沢山試験項目がありますが、これまでのSN/GF-5よりは、全体的に性能が向上しているそうです。
詳細なGF6についてはJXTGから出ている論文が良くまとまって読みやすかったのでご参照ください。試験項目だけ抜粋します。
今回のSP/GF-6ではメインを省燃費性能に目を向けた新規格となっているため、モータースポーツをする上でそこまで気にする必要もないのかもしれませんが、総合的に性能向上しているようですので、オイルを選ぶ際に頭の片隅に知識として置いておく必要はありそうです。
他の記事をお読みになりたい方は↓のラベルや関連ページ等からご参照ください。
What is the newest ILSAC engine oil performance standard "GF-6"??(API "SP") .What is the main purpose of this?
2020年5月14日木曜日
HOOSIER Racing Tire(フージャータイヤ)について
フージャータイヤとは千葉にあるDEEP STAGE RACINGさんが輸入されているアメリカのメーカーで、コンチネンタルのグループ会社です。
ドラッグレース用がメインのメーカーと思っていましたが、「ドラッグラジアル、スポーツカー」と呼ばれるストリートタイヤが日本のサーキットユースでも使用されており、評価・評判も良いようです。
スリックタイヤも勿論ラインナップされていますが、特に公道を走行できるハイグリップタイヤが気になったので調べてみました。
まずHPを拝見しましたが、素人目には「本当に公道走っていいの?」というタイヤデザインです。
もはや潔くて好きですが(笑)
アメリカの運輸省が定める安全規格に合格した製品はDOTと刻印する義務があるそうで、逆を返すと公道使用するのであれば表記さえあればOKということになります。
この「スポーツカーDOTラジアル」はコンパウンドが2種類あり
A7:ジムカーナ及びワンラップタイムアタック用
R7:サーキット周回用
という、ソフトとハードコンパウンドの2種類で分けられています。
本国のサイトにあるA7&R7の仕様書を読む限り、A7は約43℃~60℃、R7は約82℃~94℃が適正温度域のようですね。
もっと低温やWetコンディションであればウェットタイヤも用意されています。最早スリックタイヤですね…。
また仕様書で「3℃以上のキャンバーを付けること」と定義されているので、ドラッグレースのタイヤよろしく、サイドウォールが柔らかいタイヤであることが想像されます。そのため車重ごとの温間、冷間時の空気圧までメーカーから指定されているので、ユーザー側は設定に悩まなくて良いですね。
公開されているタイヤの細かな仕様書は初めて見たので新鮮です。
もしSタイヤ(セミスリック)以上のタイヤを求めるのであれば、このようなHタイヤ(ほぼスリックタイヤ、勝手に命名w)をチョイスしてもよさそう。ただし強烈な入力があるでしょうからスズキ車でありがちなハブベアリング割れや古い車だとありがちなボディのクラック、そして重心が高い車は横転に注意等が必要になりそうです。
またタイヤサイズラインナップがカタログ上は56種類あります。この手のタイヤとしてはラインナップ数多いですね。
サーキットアタックのみならず、ジムカーナのように冷間スタートするような競技でも使えてしまうのでユーザー数は増えるかもしれませんね。
ただサイズラインナップが日本車にとっては履けないサイズも多いので、買う際は要確認ですが、86/BRZに代表されるような225サイズはありますね。
ドラッグレース用がメインのメーカーと思っていましたが、「ドラッグラジアル、スポーツカー」と呼ばれるストリートタイヤが日本のサーキットユースでも使用されており、評価・評判も良いようです。
スリックタイヤも勿論ラインナップされていますが、特に公道を走行できるハイグリップタイヤが気になったので調べてみました。
まずHPを拝見しましたが、素人目には「本当に公道走っていいの?」というタイヤデザインです。
もはや潔くて好きですが(笑)
Sportscar DOT Radial A7&R7
アメリカの運輸省が定める安全規格に合格した製品はDOTと刻印する義務があるそうで、逆を返すと公道使用するのであれば表記さえあればOKということになります。
この「スポーツカーDOTラジアル」はコンパウンドが2種類あり
A7:ジムカーナ及びワンラップタイムアタック用
R7:サーキット周回用
という、ソフトとハードコンパウンドの2種類で分けられています。
本国のサイトにあるA7&R7の仕様書を読む限り、A7は約43℃~60℃、R7は約82℃~94℃が適正温度域のようですね。
もっと低温やWetコンディションであればウェットタイヤも用意されています。最早スリックタイヤですね…。
また仕様書で「3℃以上のキャンバーを付けること」と定義されているので、ドラッグレースのタイヤよろしく、サイドウォールが柔らかいタイヤであることが想像されます。そのため車重ごとの温間、冷間時の空気圧までメーカーから指定されているので、ユーザー側は設定に悩まなくて良いですね。
公開されているタイヤの細かな仕様書は初めて見たので新鮮です。
もしSタイヤ(セミスリック)以上のタイヤを求めるのであれば、このようなHタイヤ(ほぼスリックタイヤ、勝手に命名w)をチョイスしてもよさそう。ただし強烈な入力があるでしょうからスズキ車でありがちなハブベアリング割れや古い車だとありがちなボディのクラック、そして重心が高い車は横転に注意等が必要になりそうです。
またタイヤサイズラインナップがカタログ上は56種類あります。この手のタイヤとしてはラインナップ数多いですね。
サーキットアタックのみならず、ジムカーナのように冷間スタートするような競技でも使えてしまうのでユーザー数は増えるかもしれませんね。
ただサイズラインナップが日本車にとっては履けないサイズも多いので、買う際は要確認ですが、86/BRZに代表されるような225サイズはありますね。
購入される方は他にもネット販売されているので↑↑とかのショッピングサイトから
覗いてみてください。
ただしSタイヤ以上に劣化が早く慣らしが必要だったり、保管方法もシビアな気がするので、使う方は「買ったらすぐに使い切る!」ぐらいの気合いが必要かもしれません…。
他の記事をお読みになりたい方は↓のラベルや関連ページ等からご参照ください。
What is Hoosier Racing Tire? What kinds of tire is that Sportscar DOT Radial?
ただしSタイヤ以上に劣化が早く慣らしが必要だったり、保管方法もシビアな気がするので、使う方は「買ったらすぐに使い切る!」ぐらいの気合いが必要かもしれません…。
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What is Hoosier Racing Tire? What kinds of tire is that Sportscar DOT Radial?
2020年5月7日木曜日
鍛造ホイールのメリット・デメリット
サーキット走行後にホイールをチェックすると、縁石に乗るからだと思いますがクラック(欠け、割れ)が発生していることがあります。
個人的な感覚としては「鍛造ホイール」ほど発生していることが多いと感じ、ドリフトなどの縁石バンバン踏む競技の方は「鋳造」を選ばれていることが多いような気がしていたので、なぜなのか調べてみました。
(結論としては「気のせい」でした…)
モータースポーツをされる方はなるべく軽いものを要望されることが多いと思いますが、ホイールを軽くすることによるメリットは「路面追従性」や「ブレーキ性能」が良くなり、反対にデメリットとして乗り心地が悪くなると一般的に言われています。
(ホイールを軽くするメリット、デメリットは沢山記事がありますので、気になる方は検索してみてください)
なるべく軽いホイールを選ぶにあたって出てくるのが、ホイールの製造方法である「鋳造」と「鍛造」という言葉です。
漠然と「鋳造は溶かしたアルミを型に流し込んで形作る」、「鍛造は金属の塊を叩いて形作る」ぐらいの理解でしたが、なぜ鍛造の方が軽くて強いホイールになるのか理解して無かったので調べてみました。
こちらのHPのご説明が一番よくわかりました。
要は鍛造だと木で言う年輪のような筋(メタルフローライン)を切断することなく、活かしたまま形作るので、薄く(軽く)ても強くて「しなやかな」ホイールができるようです。
と言うことで冒頭で懸念していたクラックに対する強さ(衝撃に対する強さ≒靭性)も含め、全てにおいて「鍛造」の方が優れているのですね。
デメリットとしては生産が難しく、検査工数も多いためコストが高く、複雑なデザインがし難いことぐらいでしょうか。
と言うことで、値段が高いというデメリットを除けば、「鍛造」を選ぶのが良さそうですね。
ただ最近は「鋳造」でも優れた製造方法が沢山あり、軽量で高剛性な製品もたくさんあるので、模造品等の粗悪品を除いて「好きなデザイン、ブランド」で選んで良いかと思います。
他の記事をお読みになりたい方は↓のラベルや関連ページ等からご参照ください。
What is the difference between forged-wheel and casting-wheel? Is the Forged-wheel has good tenacity?
個人的な感覚としては「鍛造ホイール」ほど発生していることが多いと感じ、ドリフトなどの縁石バンバン踏む競技の方は「鋳造」を選ばれていることが多いような気がしていたので、なぜなのか調べてみました。
(結論としては「気のせい」でした…)
モータースポーツをされる方はなるべく軽いものを要望されることが多いと思いますが、ホイールを軽くすることによるメリットは「路面追従性」や「ブレーキ性能」が良くなり、反対にデメリットとして乗り心地が悪くなると一般的に言われています。
(ホイールを軽くするメリット、デメリットは沢山記事がありますので、気になる方は検索してみてください)
なるべく軽いホイールを選ぶにあたって出てくるのが、ホイールの製造方法である「鋳造」と「鍛造」という言葉です。
漠然と「鋳造は溶かしたアルミを型に流し込んで形作る」、「鍛造は金属の塊を叩いて形作る」ぐらいの理解でしたが、なぜ鍛造の方が軽くて強いホイールになるのか理解して無かったので調べてみました。
こちらのHPのご説明が一番よくわかりました。
要は鍛造だと木で言う年輪のような筋(メタルフローライン)を切断することなく、活かしたまま形作るので、薄く(軽く)ても強くて「しなやかな」ホイールができるようです。
と言うことで冒頭で懸念していたクラックに対する強さ(衝撃に対する強さ≒靭性)も含め、全てにおいて「鍛造」の方が優れているのですね。
デメリットとしては生産が難しく、検査工数も多いためコストが高く、複雑なデザインがし難いことぐらいでしょうか。
と言うことで、値段が高いというデメリットを除けば、「鍛造」を選ぶのが良さそうですね。
ただ最近は「鋳造」でも優れた製造方法が沢山あり、軽量で高剛性な製品もたくさんあるので、模造品等の粗悪品を除いて「好きなデザイン、ブランド」で選んで良いかと思います。
他の記事をお読みになりたい方は↓のラベルや関連ページ等からご参照ください。
What is the difference between forged-wheel and casting-wheel? Is the Forged-wheel has good tenacity?
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