エンジンオイルを選ぶ際に気になる規格と言うのがあり、APIやILSAC、ACEAなどがあります。
日本ではAPIとILSACの分類がオイル缶に記載されていることが多いです。
TAKUMIモーターオイルより
画像で言うところの缶の右下に記載してある"SM"や"SN"というのがAPI規格のグレードです。APIは日本で販売されているオイルにはよく記載されています。これに省燃費性能などを加えた規格がILSACだそうで”GF-5”や"GF-4"とかが缶に記載されています。(画像だと奥の緑の缶とかには記載されています。ちなみにCFはディーゼルの規格です)
この規格について、今までSN/GF-5が最新規格だったのですが、2020年5月からSP/GF-6が最新規格となっています。
SP/GF-6に求められるのはGF-5 規格に比べ、省燃費性、耐スラッジ性、ピストン清浄性、高温酸化安定性などだそうですが、トピックとして3点抜き出してみました。
①省燃費性能
0W-16という柔らかいオイルも規格に加えられ、エンジンオイルに求められる省燃費性能が向上。
②低温清浄性能
HYBRID車は特にそうだと思いますが、STOP&GOでエンジンオイルの温度が上がらず、スラッジが発生しやすい条件においても清浄性能が保てるよう、性能が向上しているみたいです。
③チェーン摩耗防止性
タイミングチェーンを採用しているエンジンは近年増えていますが、チェーンが伸びる原因の一つであるスラッジの影響を緩和しているそうです。
個人的には一番気になる向上項目ですね。
その他にも沢山試験項目がありますが、これまでのSN/GF-5よりは、全体的に性能が向上しているそうです。
詳細なGF6についてはJXTGから出ている論文が良くまとまって読みやすかったのでご参照ください。試験項目だけ抜粋します。
今回のSP/GF-6ではメインを省燃費性能に目を向けた新規格となっているため、モータースポーツをする上でそこまで気にする必要もないのかもしれませんが、総合的に性能向上しているようですので、オイルを選ぶ際に頭の片隅に知識として置いておく必要はありそうです。
他の記事をお読みになりたい方は↓のラベルや関連ページ等からご参照ください。
What is the newest ILSAC engine oil performance standard "GF-6"??(API "SP") .What is the main purpose of this?
Translate ~Select your language~
登録:
コメントの投稿 (Atom)
人気の投稿
-
ホイール等のバネ下重量を軽くすることは非常に重要である、というのはモータースポーツを知る方の間ではよく聞く話だと思いますが、具体的にどの程度影響するのか調べてみました。 定性的なホイール等の軽量化の効果は以下の認識です。 1. 路面追従性の向上(乗り心地と接地感) バネ下重量とは...
-
GR等からリリースされているバレル研磨されたファイナルギアですが、展示会などで話を伺う限り4割程度、標準品より駆動損失が減るとアナウンスされています。 ネット上で調べるとより詳細な数字として38%という数字を拝見しました。 ではファイナルギア単品で標準品から38%改善すると具体的...
-
BRIDGESTONEからRE71RSの後継となるハイグリップタイヤ、RE71RZが発表されました。自分もタイヤ開発に関わっていた知見から変化点を分析してみます。 今回は大きく変わったトレッドパターンについて見てみます。 左が従来品のRS、右が新製品のRZです。 タイヤを一周して...
-
現行車でもスイフトや86/BRZ等、多くの車がフロントサスペンションの形式としてストラット式を採用しています。 ストラット式とは、ショックアブソーバーがナックル上部を支え、サスペンションアームの1部を兼ねている形式になります。 画像は Tein HP より 上図のようにアッパーア...
-
海外のモータースポーツ系メディアのGrassroots Motorsportsにハイグリップタイヤの 評価一覧 がアップロードされていましたのでシェアします。 定量的な検証を年間とおしてやっているメディア&製品評価尺度が価格も含めて8つあり、中々信憑性高そうなランキングです。 評...



0 件のコメント:
コメントを投稿