ナンカンタイヤから新しいタイヤがリリースされる旨、情報を頂いたのでリサーチしてみました。
アメリカTouge Factoryのサイト画像です。
うたい文句を見るとドリフト用ではなくラップタイムを削れるタイヤ、つまりグリップ用のタイヤとのこと。
また別のサイトを見てみると「氷点下での使用、保管、移動には使うな」と書いてあるので、トレッド温度がある程度確保できる環境下でないと使えないみたいです。(Sタイヤのように温度感受性が高いのでしょうか)
要約・意訳すると下記の通りです。
「Gridlife Holizon festivalでNankang Motorspot CR1の275/35/R18とYokohama A052の265/35/R18を比較した。
イベントは金曜日~日曜日の3日間で、金曜日及び土曜日はA052、日曜日にCR-1に交換したところ0.6秒ラップタイムを短縮し、順位も1位になることが出来た。
性能比較するにあたり、10名のドライバーの1~3日目のタイム変遷を確認したところ、日曜日にタイム更新できたのは3人のみで、10名の平均は土曜日に比べて0.2秒タイムが遅くなっていた。(つまりコンディション的に悪かった日曜日で0.6秒も更新できたのはタイヤが凄い)
印象としてはA052そっくりで、走行1週目以降のタイヤに熱が入ってくると少しグリップが落ちるところまでA052と似ている。(Nankangが別に出しているAR-1では無かった)
結論としてはTW200クラスとしてはA052と同等、もしくはそれ以上の性能であり、今後のメインタイヤとして使用していきたい。」
(各社トレッドウェア一覧もあわせてご覧下さい)
Gridlifeというのはちょろっと調べた感じとしてはかなり大規模のイベントのようですね。
アメリカではTW200クラスというサーキットアタック・クラスが盛んなようです?
確かアメリカでは溝が8mm以上ないといけないルールがあり、日本と違ってA052も深溝タイプが販売されています(特定の地域、イベントだけかもしれませんが)。
縦溝2本やシーランド比規制を保ちつつブロック剛性を確保しようとすると、どの会社もトレッドパターンが似通ってきますね。。。
A052よりCR-1は優れているようですが、上記したようにCR-1は寒い環境下では性能を発揮できず、A052は割と広い温度域で使用出来るので、その部分が違うかもしれませんね。
という事でテストを周回レースの方が行っていることからも、RE-12Dやβ02のようなスタート直後からグリップする代わりにライフが短いタイヤではなく、ある程度硬いゴムでライフが長めなサーキットユース寄りなハイグリップタイヤであることが推察されます。
いづれにしてもまだテスト段階かつ、先週テスト行ったばかりなのでまだまだ情報が無い状態ですが、引続き調査していきたいと思います。(USAでの価格はA052よりかなり安いですが、アメリカと日本では工場からの輸送費がだいぶ違うので注視します)
2020.12.31
日本導入予定についてメーカーにお話を伺いました。
2021.9.2
2022.2.8
日本における発売予定がアナウンスされました。2022.3.7
実販売サイズと値段について表を更新しました。
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