先日のブログで書いたように、腐食というネガな部分はありつつも、極圧剤として機能する塩素化パラフィンが入っているベルハンマーをエンジンにはオイル交換と共に添加、またミッションはオイル交換はせず、添加のみしてみました。
ベルハンマーLS、原液の1リットル。
メーカー推奨値は5~10%ですが、以前のブログのとおりあまり濃度を高くするとデメリットが多くなるので少なめにしました。
なおベルハンマーの成分のうちどのぐらいが塩素化パラフィンなのかわからないので、エンジンオイルにおけるベルハンマーの濃度を5%に抑えてみました。
ミッションはオイル交換をせず、ただ足しただけなので約2%ぐいらいの添加です。
入れてみた評価としては、それぞれ下記のとおりです。
①エンジンオイル添加効果
入れた直後は「なんか回りが軽い」と感じました。
体感的にもアクセル開度が少なくても進みますし、ブースト系でインマニ圧を見ててもいつもより少ない圧で回っている気がします。(が、あくまで主観です)
とは言え「エンジンオイル交換したから」軽くなったと言われればそんな感じですし、500kmぐらい走ると最初感じた違いがよく分からくなりました。
燃費も若干良くなったような気がしますが、同じ道、同じ気温条件ではないので一概に比較できませんが、下道(山道・都心含む)のみ、スタッドレスタイヤという状態のL700ミラジーノ(ターボ、MT)の燃費としてはソコソコな気がします。
富士スピードウェイまで道志で往復、そこからオール下道で都心を抜けて千葉までで燃費22.3km/l。ベルハンマーの効果はなんとも言えないですね#L700#ミラジーノ#ターボ#MT pic.twitter.com/7YB0b7g4po— ATSU (@Outlaw_ATSU) 2019年2月24日
最近のアルトやミライースに比べれば当たり前な数字だとは思いますが、この年式・EF-DETエンジンでこれだけ走れば優秀と思っています。
ただベルハンマーを入れなくても20km/ℓは出てたので、燃費改善のために入れるのであれば費用対効果は微妙ですね。
また洗浄(剥離)作用ですが、以前撮ったこの写真から変化ありません。
もっと長期的に見ないといけないのか、はたまた目に見えるほど洗浄効果がないのかわかりません。
②ミッションオイル添加効果
入れた直後から「ミッションの入りが良い」と感じました。
これはエンジンオイル以上によくわかりました。
元々シンクロが摩耗していて入りにくいのですが、「入りずらい」と思ったことが6割だったのが3割ぐらいに減りました(主観)
この効果についてはエンジンオイルと違って現在も続いているので、腐食が進んでいるのかもしれませんが、体感的には「効果あり」と思っています。
③結論
よって燃費改善を目的に入れるのであれば「微妙」だが、ミッションの「入り」を改善するには「効果あり」という感じでしょうか。
なおミッションに入れる場合は以前のブログでも書いたように、超極圧になるような条件は良くなさそうなので使い方次第でしょうか。(特に極圧になりやすいLSDは勿論、デフが内蔵されているFFや4駆のミッションは注意かもですね)
自分が使ったのは通常のベルハンマーです。製造元であるベルハンマーSHOP楽天市場支店から直接購入されると時々セールもやっているようですし、お得なのかもしれません。
きっと自分が認識していること以外にもメリット・デメリットがあるでしょうから今後も添加剤(極圧剤)については注視していきたいと思います。
2019.3.22
販売元のスズキ機工にお話を伺いました。
オイルや極圧剤など、他の記事をお読みになりたい方は↓のラベルや関連ページ等からご参照ください。
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