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2019年3月12日火曜日

ギアシフト時間の短縮の考察(REWITEC、レヴィテックの効果)

以前もシフトチェンジの時間に関してブログを書きましたが、最近こんな記事を見つけました。





オイルに添加するREWITEC(レヴィテック)をミッションオイルに入れることで、シフト時間が半分になるというもの。
以前添加剤について記載しましたが、REWITECについてはケイ素がどのように作用して潤滑させているのか今のところわかりませんが、普段の街乗りにおいてもスコスコ入るシフトというのは気持ちいいですし、競技走行においてはタイムに影響が出てきそうな気がします。

画像だとどのぐらいの時間軸なのかがわかりませんが、仮にシフトアップに0.8秒かかっていた場合、半分の0.4秒になるとどのぐらい効果があるのか、S15の純正ギア比を例に簡易計算してみました。

7,000rpmでシフトした場合、1速の7,000rpmでの速度は62km/h
2速にすると4,300rpmとなり、2速の7,000rpmでの速度は102km/h
3速にすると4,900rpmとなり、3速の7,000rpmでの速度は146km/h
4速にすると5,500rpmとなり、4速の7,000rpmでの速度は186km/h

となります。

単純計算で1速から2速へのシフト時間が短縮されて0.4秒加速する時間が増える=約6.8m加速する区間が増えます。
2速においてシフトアップ後の4,300rpmから7,000rpm(レブ)まで加速にかかる時間を3秒とすると、添加する前のシフトアップ完了ポイント(0.8秒後)において添加後は加速して約67km/hに到達しています。




※変速中は、加減速がないものとします。

上記の条件に加えて、どこの回転数でも加速が変わらなかった場合(エンジンの回転の上がり方が変わらない)、添加後は添加前に比べて2速における車速が5km/h上回ることになる=2速で加速区間のアベレージスピードが5km/hあがることになります。
なので仮に2速における加速区間が50mでアベレージが80km/h→85km/hになった場合、最終的な違いとしては約0.14秒変わってくることになります。(間違ってたらごめんなさい)

同様の条件で3速におけるレブまでの加速時間を4秒とすると、添加する前のシフトアップ完了ポイント(0.8秒後)において添加後は加速して約106km/h(添加前+4.4km/h)に到達し、3速における加速区間が80mでアベレージが120km/h→124.4km/hになった場合の違いとしては約0.09秒変わってきます。

同様の条件で4速におけるレブまでの加速時間を5秒とすると、添加する前のシフトアップ完了ポイント(0.8秒後)において添加後は加速して約149.2km/h(添加前+3.2km/h)に到達し、4速における加速区間が100mでアベレージが130km/h→133.2km/hになった場合の違いとしては約0.07秒変わってきます。


上記の例が正しいかどうかはわかりませんが、一つ言えることとしてギアの段数が上がれば加速度が落ちるので、シフトアップの時間を短縮しても影響が少なくなると言うことでしょうか。
加速がよくなって最高速が伸びるということはブレーキの制動距離も取らないといけないですし、空気抵抗も時速の2乗に比例して増えるので上記の数字がそのままゴールタイムに影響するわけではないでしょうが、1速→2速をよく使うようなミニサーキット、ジムカーナではシフトの入りが良くなるとタイムに影響が出そうですね。



他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。

Does the rewitec could improve the shift??
The speedy shift effective for rap time??

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