最近ドリフトでは有名なD-MAXから2ピースのチタンナットが発売されました。
2ピース構造なのでホイール側を傷めにくく、一日に何回もつけ外しするようなモータースポーツユースにはピッタリですね。
一方で軽量なアルミナットでは、削れたり強度が足りなくてタイヤが外れてしまった、という事例もあるそうなので、チタンはどうなのか調べてみました。
調べてみるとこちらのページによりますと「ヤング率」と言う値で強度は比較するそうで。
またアルミ(ジュラルミン)とも比べるべくこちらのページから数字を抜き出しますと、
鉄 203~206
チタン 106
ジュラルミン 69~74
(数字が大きい方が変形しにくい)
上記ページの説明を鵜呑みにすれば、大雑把にまとめると「クロモリ(鉄)に比べてチタンは約1/2、ジュラルミンは約1/3の強度」という感じでしょうか。
また重量も比重を比較する限り「クロモリ(鉄)に対し、チタンは約1/2、ジュラルミンは約1/3の重さ」なので、強度と重量は相関している結果のようですね。
上記より強度と重量のバランスを考えると、コストを除いてチタンと言うのは良い選択肢になりそうです。
個人的にはジュラルミンナットは「消耗品」と割り切って頻繁に交換していたこともあって、使用中に脱落や緩みが発生したことはありませんでしたが、よりチタンは信頼性が高そうなので次回購入時には検討してみたいと思います。
トヨタ・ホンダ・ミツビシ・マツダ・ダイハツに代表的な1.5のピッチ
2020年6月22日月曜日
フリードクロスター(フリードハイブリッド)の燃費
フリードユーザーの方から燃費に関して質問を頂いたりしているので、燃費に関して。
東京23区か、東京→千葉駅の移動をメイン使っていますが、冬場はヒーター使ったりするので燃費は21~22km/lが平均でしたが、6月に入って一気に暑くなって、最近はエアコンONで乗ることが殆どになりました。
まだそんなに暑くないので何とも言えませんが、家族を乗せて常時エアコンONだと23~24km/lといったところでしょうか。
これは4月のヒーターONで空いている夜の時間での燃費で28.2km/lと表示されています。
ヒーター使っていてもEV走行できる速度帯だと比較的効率よく走れます。
そしてたまたま先日、暑くも寒くもない日に1人で走る機会があり、ミニバンとしては良好な値を表示させることが出来ました。
千葉→東京という郊外+都心の走行で、エアコンはOFFで50kmほど走行した時の燃費で33.3km/lと表示されています。
HONDAの燃費計はトリップメーターの距離を正とすれば、満タン法で算出した燃費と±2%以内だったので信用してもよさそうです。
一般道のみでこの燃費と言うのは、これまでハイブリッドどころか電子スロットル車に乗ったことが無い自分としてはびっくりするぐらい好燃費ですね。
ただハイブリッドモニターが無いと中々EV巡行を維持しにくいので、EVモードを維持させる運転に慣れればもう少し伸ばすことが出来そうです。
フリード関連のブログはこのブログの「フリードハイブリッド」タブ(ラベル)にまとめてますのでご覧下さい。
東京23区か、東京→千葉駅の移動をメイン使っていますが、冬場はヒーター使ったりするので燃費は21~22km/lが平均でしたが、6月に入って一気に暑くなって、最近はエアコンONで乗ることが殆どになりました。
まだそんなに暑くないので何とも言えませんが、家族を乗せて常時エアコンONだと23~24km/lといったところでしょうか。
これは4月のヒーターONで空いている夜の時間での燃費で28.2km/lと表示されています。
ヒーター使っていてもEV走行できる速度帯だと比較的効率よく走れます。
そしてたまたま先日、暑くも寒くもない日に1人で走る機会があり、ミニバンとしては良好な値を表示させることが出来ました。
千葉→東京という郊外+都心の走行で、エアコンはOFFで50kmほど走行した時の燃費で33.3km/lと表示されています。
HONDAの燃費計はトリップメーターの距離を正とすれば、満タン法で算出した燃費と±2%以内だったので信用してもよさそうです。
一般道のみでこの燃費と言うのは、これまでハイブリッドどころか電子スロットル車に乗ったことが無い自分としてはびっくりするぐらい好燃費ですね。
ただハイブリッドモニターが無いと中々EV巡行を維持しにくいので、EVモードを維持させる運転に慣れればもう少し伸ばすことが出来そうです。
フリード関連のブログはこのブログの「フリードハイブリッド」タブ(ラベル)にまとめてますのでご覧下さい。
2020年6月15日月曜日
ハイグリップタイヤのトレッドウェア一覧(比較)
最近VITOURやVALINO等のからトレッドウェア(TW)が300付近のタイヤが続々とリリースされていることもあり、各社のタイヤのTWはどうなっているのか、そして価格はどうなのか気になったので知っているスポーツタイヤを一覧化してみました。
価格については変動もあるので、各商品名をクリックして比較、参照ください。
価格については変動もあるので、各商品名をクリックして比較、参照ください。
(2022.4.15更新)
2020年6月10日水曜日
T-REV(減圧バルブ)の効果について
こんな記事を見つけました。
NDロードスターで筑波1分5秒、すごいですね。
個人的に気になったのは”T-REV”と呼ばれる、いわゆる「減圧バルブ」と呼ばれる製品です。
これはブローバイ配管につけることによって、エンジン内部(クランクケース)の気圧を低くし、回転しやすくする効果があるとのことです。
以前触れたように一般的なエンジンにはPCVバルブと呼ばれるものがあり、アイドリングや低負荷運転時にはPCVバルブ側からブローバイガスを抜き、逆に高負荷時にはPCVバルブが閉じ、エアクリの後ろ当たりにある経路からブローバイが排出されることでクランクケース内を負圧方向に持っていくと共に、換気を行うことでオイルの寿命を飛躍的に伸ばしています。
PCVバルブと同じようなワンウェイバルブをエアクリーナー側にある経路に設けることによって、クランクケース内に空気が入ってくることを遮断し、クランクケースからブローバイ配管に「逃げる」方向にしか空気が動かなくなるようにするもののようです。
— Outlaw-motorsports (@outlaw_ms_pr) June 10, 2020
NDロードスターで筑波1分5秒、すごいですね。
個人的に気になったのは”T-REV”と呼ばれる、いわゆる「減圧バルブ」と呼ばれる製品です。
これはブローバイ配管につけることによって、エンジン内部(クランクケース)の気圧を低くし、回転しやすくする効果があるとのことです。
以前触れたように一般的なエンジンにはPCVバルブと呼ばれるものがあり、アイドリングや低負荷運転時にはPCVバルブ側からブローバイガスを抜き、逆に高負荷時にはPCVバルブが閉じ、エアクリの後ろ当たりにある経路からブローバイが排出されることでクランクケース内を負圧方向に持っていくと共に、換気を行うことでオイルの寿命を飛躍的に伸ばしています。
PCVバルブと同じようなワンウェイバルブをエアクリーナー側にある経路に設けることによって、クランクケース内に空気が入ってくることを遮断し、クランクケースからブローバイ配管に「逃げる」方向にしか空気が動かなくなるようにするもののようです。
↑↑ バルブが高速回転でも追従できるような構造をしているためか安くはないですが、特許はとられていますし、HPを見る限り品質管理もしっかりした製品みたいですね。
一方で低負荷時および高負荷時はクランクケース内圧は純正でも負圧方向に導かれていることから、パーシャルスロットル(サージタンクが負圧でも正圧でもない)の時ぐらいしか効果ないのかも?と考えていたら、コチラのページにデメリットを含めて全て記載されていました。
以前PCVバルブを塞いだことによって街乗り等の低負荷時にクランクケース内圧が高くなったためか、オイルレベルゲージが何度か抜けていた経験があるので、とても納得のいく説明です。
要約すると
メリット
・ブローバイガスを大気開放している車には効果あり
・単気筒のエンジンには効果を感じやすい
デメリット
・高回転時はバルブがあると逆に負圧方向への導きの邪魔になる
・バルブが凍結や固着した時にクランクケース内圧が高くなるリスクがある
・オイルの劣化が早くなる
何でもそうですがメリットデメリット、効果を得られやすい条件もあるので一概に良し悪しは判断できませんが、気筒数の少ないエンジンや一部の車種を除いて、低負荷・高負荷時の効果は得にくいかもしれませんね。
他の記事をお読みになりたい方は↓のラベルや関連ページ等からご参照ください。
What is “T-REV”??( Pressure reducing valve) Is that effective for general vehicles?
2020年6月4日木曜日
低イナーシャなデュアルマスフライホイール?
NDロードスターのフライホイールについて、とても興味深い記事を拝見しましたのでメモです。
ジムカーナやサーキット等でスポーツ走行をされる方は問答無用で交換されるであろう(?)純正フライホイール。
中でも3型と呼ばれる2018年6月以降の生産モデルからはデュアルマスフライホイールと呼ばれる、2重構造のフライホイールが採用されているそうです。
(ちなみに学生の頃このフライホイールの上に乗って腰をひねるストレッチをよくやっていた記憶がありますww)
気になる点は、上の記事の方もおっしゃられるように重量の重いデュアルマスフライホイールをどうやって「低イナーシャ」化したのか、と言う点ですね。
以前もまとめましたが多分重い部品であるエンジン側のディスクと、バネ等の部品をできるだけ小さい直径でまとめることによって実現しているのかもしれませんね。
個人的には好きな機構なんですが、クランクシャフトの軸出力が食われるという記事を見てしまうと、やっぱりスポーツ走行には不向きなのでしょう。
一方で高速道路を一定速度でクルージングする際などは、慣性重量が大きい方が速度維持がしやすいことから運転は疲れにくくなるので、(またアクセル操作頻度が減るので、定速運転では燃費もよくなるのだとか?)時々スポーツ走行ぐらいの使い方であればある程度重いフライホイールの方が良いかもしれませんね。
商品改良版のRFにデュアルマス・フライホイールを採用した理由 https://t.co/i2HRrlTLUV— Outlaw-motorsports (@outlaw_ms_pr) June 2, 2020
ジムカーナやサーキット等でスポーツ走行をされる方は問答無用で交換されるであろう(?)純正フライホイール。
中でも3型と呼ばれる2018年6月以降の生産モデルからはデュアルマスフライホイールと呼ばれる、2重構造のフライホイールが採用されているそうです。
(ちなみに学生の頃このフライホイールの上に乗って腰をひねるストレッチをよくやっていた記憶がありますww)
気になる点は、上の記事の方もおっしゃられるように重量の重いデュアルマスフライホイールをどうやって「低イナーシャ」化したのか、と言う点ですね。
以前もまとめましたが多分重い部品であるエンジン側のディスクと、バネ等の部品をできるだけ小さい直径でまとめることによって実現しているのかもしれませんね。
個人的には好きな機構なんですが、クランクシャフトの軸出力が食われるという記事を見てしまうと、やっぱりスポーツ走行には不向きなのでしょう。
一方で高速道路を一定速度でクルージングする際などは、慣性重量が大きい方が速度維持がしやすいことから運転は疲れにくくなるので、(またアクセル操作頻度が減るので、定速運転では燃費もよくなるのだとか?)時々スポーツ走行ぐらいの使い方であればある程度重いフライホイールの方が良いかもしれませんね。
2020年5月28日木曜日
ヴァリノ ぺルギア08Cの設計特性
以前のブログでも紹介したトレッドウェア(TW)300のVALINO PERGEA08Cについて、開発・設計に関する動画がアップされていました。
とても興味深い動画です。
メインはドリフトをターゲットに開発されている、目的が明確なタイヤなので勿論ドリフト目線からもありがたい製品ですが、グリップユースでもかなり気になる製品です。
全体の要点としては
・グリップの限界領域から滑り出しの過渡期特性が優れている
・空気圧変動によるセット変更(縦横のバランス)ができる
・08Rよりもサイドウォール剛性が高い
・空気圧1.5kpaぐらいだとサイドウォールに対してトレッド面のヨレによるトレッドゴムのショルダー減りが発生する
個人的には以前も考察したように、一般的にはサイドウォールが硬ければ早いコーナリングができるようになる(硬けりゃいい訳ではありませんが。。。)ので、路面温度によっては08Rよりも早いラップで走ることが出来るかもしれませんね。
一方で過渡期特性に優れる(滑り領域が広い)ということは、タイヤの使い方が一般的なハイグリップタイヤとは違うのかな、と動画のお話を聞く限りは考えてしまいます。
具体的には、タイムアタックで一般的な使い方である「滑りだす直前の限界領域」でなく、「若干滑らせながら」走らないとタイムが出しずらそうです。
グレードは違いますがヴァリノのPERGEA 08RSも、私自身の評価としては「ナナメに走らせた方が速いかも?」と以前レビューしておりましたので同じ様な特性なのかもしれません。
また空気圧変動も、空気圧を下げると縦のグリップ(≒スタートダッシュ)が速いということも分析結果が出てたので、同じように今回の08Cはより滑らせつつ空気圧は前後でちょっと変え気味で走ることがタイムアップの秘訣なのかなとか考えてみたり。
ただ路面や車のセット、気温等で変わりますから実際履いてみないとわかりませんが、グリップ走行でも面白そうなタイヤですね。
とても興味深い動画です。
メインはドリフトをターゲットに開発されている、目的が明確なタイヤなので勿論ドリフト目線からもありがたい製品ですが、グリップユースでもかなり気になる製品です。
全体の要点としては
・グリップの限界領域から滑り出しの過渡期特性が優れている
・空気圧変動によるセット変更(縦横のバランス)ができる
・08Rよりもサイドウォール剛性が高い
・空気圧1.5kpaぐらいだとサイドウォールに対してトレッド面のヨレによるトレッドゴムのショルダー減りが発生する
個人的には以前も考察したように、一般的にはサイドウォールが硬ければ早いコーナリングができるようになる(硬けりゃいい訳ではありませんが。。。)ので、路面温度によっては08Rよりも早いラップで走ることが出来るかもしれませんね。
一方で過渡期特性に優れる(滑り領域が広い)ということは、タイヤの使い方が一般的なハイグリップタイヤとは違うのかな、と動画のお話を聞く限りは考えてしまいます。
具体的には、タイムアタックで一般的な使い方である「滑りだす直前の限界領域」でなく、「若干滑らせながら」走らないとタイムが出しずらそうです。
グレードは違いますがヴァリノのPERGEA 08RSも、私自身の評価としては「ナナメに走らせた方が速いかも?」と以前レビューしておりましたので同じ様な特性なのかもしれません。
また空気圧変動も、空気圧を下げると縦のグリップ(≒スタートダッシュ)が速いということも分析結果が出てたので、同じように今回の08Cはより滑らせつつ空気圧は前後でちょっと変え気味で走ることがタイムアップの秘訣なのかなとか考えてみたり。
ただ路面や車のセット、気温等で変わりますから実際履いてみないとわかりませんが、グリップ走行でも面白そうなタイヤですね。
他の記事をお読みになりたい方は↓のラベルや関連ページ等からご参照ください。
I found development story of VALINO PERGEA 08C in youtube. What is this tire purpose of?
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