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2018年12月28日金曜日

エンジンオイルグレードの選び方について

車が好きな方で比較的発生するイベントというのがエンジンオイル交換ではないでしょうか。
その時に選ぶオイルというのは千差万別で、好きなブランドだったり、ショップのオススメであったり、価格が安かったからであったり…色々あると思います。


ただ選んだブランド(メーカー)のオイルでも粘度は色々あって、0W-20や10W-50など、自身の車に合わせてチョイスされているかと思います。
この時に選ぶ粘度ですが、一般的に「高速道路やスポーツ走行をするのであれば固いオイル」という認識が自分もあり、あながち間違ってもないですが、なぜその粘度を選んだのか分かったうえで選択できると良いなと思ってまとめてみました。




具体的な違いについてはコチラコチラのページに0W-30、5W-30、10W-30を例に詳細が記載されていますが、●W-〇と記載されるマルチグレードオイルについて要約すると


・●W-〇という表記は、●が40℃の時の粘度、〇の部分が100℃の時の粘度
・〇が同じであれば●が違っても40℃や100℃の時の動粘度はほとんど変わらない

ということで、エンジンオイルの単純な「固さ」というのだけ見るのであれば〇だけ見ればよさそうです。


では低温側の●は気にしなくても良いのか?というとそういうわけでもなく?
上記のページとあわせてBPのコチラのページに詳細が掛かれていますが、まとめると

・●は-35~-10℃の時のエンジンオイルの粘度がどれくらいか。
・10w-30に比べ0w-30のように低温側の数字が低いオイル程、動粘度指数と呼ばれる、「40℃の時と比べて100℃でもオイルが固さを保てるか」の数字が高く、ベースオイルが良くないと作れない(≒高いベースオイルを使っていることが多い)
・エンジンのピストンやコンロッドとのクリアランスが狭いエンジン(新品エンジン)であれば粘度を高くしても抵抗になるだけでエンジン保護にはあまり役に立たない
・逆に使用過多なエンジンであればオイルを固くしてクリアランスを埋めることで圧縮漏れ等を抑制し、エンジン保護にもつながる
・高温側の〇が高いオイルを入れると、もともと固いので高温になっても粘度が保たれやすい

とのことで基本は「10w-30から0W-30へ低温側の●を変更しても〇側が変わらなければオイルそのものの固さに問題はなく、むしろ良いベースオイルの可能性が高い。また〇側はエンジンの設計や新品エンジンか否かで選べばよい」という感じですね。付随して「130℃等の高温になる使用条件があるのであれば高温側の硬いオイルを使うと粘度を保ち、保護につなげやすい」ということでしょうか。

ちなみに自分の場合、ジムカーナという短時間の競技ということもあり油温はいっても90℃(真夏で95℃)なので〇の部分がそんなに固いのを使う必要はないですが、競技で使っているのできっとピストン等のクリアランスは広がっていて40ぐらいが妥当かな?と思い、X-TREAMの0w-40を使っています。



SRエンジンは普通に使っている分にはどちらかというとオーバークール気味なエンジンなので、ドリフトや周回アタックをしなければそこまで固いオイルを使う必要はないですが、油圧機構であるNVCS等があるので柔らかすぎるオイル(0w-20等)はやめといた方がよいかなという判断です。以前も触れましたが今のところカジリとかスラッジも異音もないので良くも悪くもなく、使っています。
ちなみになぜかX-TREAMシリーズは0w-40と10w-40はSAE規格のSNなのに5w-50と10w-60はSM規格です。SNはSMに比べて省燃費性能0.5%、触媒に害をなすリンの発生を20%以下、そしてデポジット発生を14%以上低減していることになるので、規格だけ見ると0w-40や10w-40の方がよさそうです。ただメーカーの記載を見ると10w-40と10w-60がより良いベースオイルを使っていると書いてあるのでよくわかりませんね。

また上記はあくまで一般論であって、メーカーによっては表記上は固くなくても、良いベースオイルや添加剤を使っているオイルもあるのかもしれませんが、これは実際に測定してみないとわからないですね。
実際に測定されているサイトがコチラコチラにあるので、もし気になる銘柄がある方は参考までに。


2018年12月25日火曜日

車のリチウムイオンバッテリーについて

最近バイクや軽量化のためにリチウムイオンバッテリー(軽量バッテリー)を使うことがあるかと思いますが、「発火した」等のうわさもあることから気にはなっても手を出しにくいと言う意見を聞いたことがあります。
無難なのは以前のブログで触れたような鉛のドライバッテリーというのがお手頃ですが、「もっと軽量化!」となるとリチウムイオンになるかと思います。

そのリチウムイオンバッテリーについて、先日i-MiEVのバッテリー開発の方とお話させていただく機会があったので、実際のところどうなのか聞いてみました。


まずリチウムイオンバッテリーというのは管理が難しいという点があります。
詳しいことはコチラコチラのページを見て頂ければわかりますが、「軽い・高寿命」というメリット以外のデメリットの部分をお伺いし、まとめると

・貴金属等を使っているので原価が高い
・バッテリーの中はセルと呼ばれる乾電池(パックもある)が連なった構造をしていることが多く、ただ繋げるだけではなく、1つずつセルを管理しながら充放電をしないと崩壊する。
・上記をコントロールするためのユニットが必須
・高温に弱く、温度が高くなれば寿命が飛躍的に短くなる
・低温は電流を流しにくくなるため、セルスタートしにくくなる
・バッテリーを痛めないために実際は全容量の20~80%程の間でしか使用できない。
・充電回数は一般的に1,000回で寿命(一部除く)

だそうです。
確かに携帯電話だと毎日充電していると2~3年でダメになりますね。



エンジン駆動での車やバイクであれば始動時以外は基本、充電されたままなのでコントロールユニットさえしっかりしていればセルはあまり劣化しないのですが、課題はセルを回すときの大電流を流すのが鉛に比べて苦手で、特に低温になればなる程大電流を流すことが出来ないため冬は地域によっては始動できないことがあるそうです。

ちなみに自分も以前SHORAIバッテリーを使用していたことがあります。




コチラのバッテリー。
自分もそうですが、サイズ的には↑が4輪だと良く使われている気がします。

この商品においてはネット上の評判も、「発火した」等の大きなネガティブ要素は見当たらないのでコントロールユニットがしっかりしているのではないでしょうか。(その分高いですが)
実際4年ほど使って発火はしませんでしたww

利用していた中で、勿論数年使って劣化している可能性も否めませんが冬場は始動できなかったことが多々あります。
1週間ぐらい間をあけたときは勿論、1日あけただけでも寒い日はセルが全然回りませんでした。これも今思い返せば、鉛バッテリーでも冬場は弱いですが、よりリチウムイオンバッテリーは上記の特有症状で始動できなかったのかもしれませんね。(特に車両を停めているところが冬場だと氷点下になることがあるのも影響があるかもしれません)

競技車なので軽量化を第一にしていたためあまり気にしていませんでしたが、冬場は予備バッテリーを持ち歩いていましたし、もし利用されるならその点だけ注意が必要ですね。



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2018年12月22日土曜日

L700ミラジーノの冬支度(スタッドレスタイヤへ交換)

今年も寒い時期がやってきました。
雪道に行く事はあまり無いと思いますが、出先で凍結した路面やシャーベット路面を走る事は考えられる事から、我が家のファミリーカー、ジーノSもスタッドレスタイヤに交換です。


ジャッキアップして


昨年外して物置保管していたBLIZZAKへ交換。
冷暗所に置いていたとは言え3年落ちで、現行のVRX2でもVRXでもなくREVO GZなのでそろそろ心配ですが、ないより良いでしょう。
あまり距離は走っていないため山はバリ山です。


Before


After

ホイールはATECHのシュナイツァーという安めのホイール。
さらに純正の14インチから13インチに落としたのでムッチリ感アップです。

スタッドレスタイヤでトレッドが柔らかいことと、インチダウンした事により飛躍的に乗り心地が改善されました。

細かいことはまた今度触れますが、今使っているダウンサスとショックだと縮み側が強めで結構路面の凹凸を拾うので、タイヤが柔らかくなるとファミリーカーとしては助かります。(燃費はマイナスですが)

これでクリスマスのお出かけでも文句言われない(?)でしょう。

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2018年12月20日木曜日

A052のサイズ追加について

本日A052のサイズが大幅に増える旨の情報がありました。




関東のJAF下部組織であるJMRCの会議議事録を見ると、2019年における、いわゆる「ラジアルタイヤ」の基準は

「2018年12月31日までに30サイズ以上ある銘柄、もしくはトレッドウェアが240以上を満たしているタイヤ」

となっています。
現在これを満たしているのがダンロップのZ3とブリジストンのRE-71R、アドバンだとAD08ネオバでした。
このうち実質使われているのはZ3と71Rという状態でした。

A052はサイズが20種類ほどしかなかったため、ラジアルタイヤクラスには使う事ができませんでした。
(PNクラスは除く)


横浜タイヤが使われていない事に危機感を覚えたのかはしりませんが、上記の規定を満たすためにA052を年内に、しかもクリスマスにラインナップをふやすというので、ジムカーナを意識しているように感じてしまいます。

2018年12月15日土曜日

査定資格から中古車売却時のポイントについてまとめてみる

先日、中古車査定士の資格試験を受験(趣味)してきたので、中古車の売却・購入時の加点しなくてはならないポイントについてまとめてみました。
概要としては「車種によって基準価格は協会が決めていて、そこを基準に各販売店が加減点を行っている」ということです。

一応まず査定金額がどのように算出されるのかは基準によってきめられています。なので業者によって状態評価による加減点は一緒になるはずです。(基準上は)
概要は下記の通り。

~基準価格は全国一律(一部除外あり)~

査定協会というのがあり、そこが毎月車種ごとに「査定基準価格」というのを設定し、車屋さんに配布・連携しています。
車屋さんはその「査定基準価格」から販売するにあたって必要な「標準整備費」と場合によっては店舗間で輸送したりする必要があれば「標準諸掛」、そして利益などの「特別調整」というのを差し引いて「基本価格」というのを算出します。
この「基本価格」からさらに車の状態(修復歴や傷など)を差し引いたり、車検が長く残っていれば加点したりというのをして、最終的な「査定額」が提示されます。


というように「査定額」というのはもろもろ引かれてしまいますが、逆に査定時に「加点しなくてはならないポイント」というのがいくつかあるのでまとめてみました。
ちなみに加算額も決められています(あくまで基準では。。。)

①取扱説明書・定期点検記録簿・保証書は3つそろっていると1万円プラス

→逆に一つでも欠けていると減点されてしまいます。

②タイヤ溝は5mm以上で査定額がプラス

→インチによって違いますが、16インチであれば1本あたり5千円プラスにされます。

③法定点検が査定する日の1年以内だと1万5千円プラス
→査定してもらう日の1年以内に法定点検した記録簿があればプラスされます。ちなみに貨物だと半年以内です。やってなかったら査定日直前でよいので出来る方は自主点検記録をつけましょうw



もちろんその他車の内外装がキレイ、距離走ってなかったりといった他に、バックカメラを後付けしてたりといった点があれば加点となりますが、オプションで「お金をつけて付けてれば評価」されるものですので、沢山あってキリがないので割愛します。

あと以前のブログでも触れましたが、修復暦というのはフロントだとコアサポ交換、リアだとトランクのリヤエンドパネルの交換やリアフェンダーの交換は修復暦に含まれません。

もし少しでも査定結果が気になったら、その査定額を算出する根拠となる「カーチェックシート」と呼ばれる、査定した際に使用した加減点表みたいなものは提示を求めればお客に見せなければならない決まりとなっています。



こんなやつ。
タイヤ溝があるのに加点されていなかったり等の点があれば指摘することができますの見せてもらって損はないかと思います。


また事故してしまったりして大破してしまっていたり、部品取りしてしまってガ〇バーとかに査定してもらえないような状態であれば、事故車等の損害車買取をするTAUとかに見てもらうと良いかもしれません。↓↓↓





↑↑↑ここは事故車を海外に向けてインターネットオークションで売りさばいています。
なにげに高く売れるらしいので、部品需要が高い車ほど普通に国内で売るより高いそうです。
参考までに。

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2018年12月14日金曜日

バイクブロスのショッピングサイトの閉店の理由について

自分も利用していたバイクブロスの通販サイト、ショッピングサイトが閉店する旨の発表がありました。


バイク用の通販サイトだとかなりの大手だったのに何故だろうと思って知人に聞いてみると、親会社のプロトコーポレーションが運営するgooであったりといったサイトにおける広告収益を主軸としたビジネスに注力するため、広告ビジネスに比べると薄利なECサイトビジネスを中止する事になったとのこと。(事業自体は最近利益出てたらしいです)


またこれに合わせて雑誌事業(モトメンテナンスやロードライダーなど)も撤退し、ライターやスタッフをweb記事や広告スタッフに配置転換するそうです。

上記の発表については社員にも最近まで発表されていなかったようで、中はゴタゴタしているそうです。

2019/5/1
バイクブロスの通販サイトを後継する会社が決まったみたいなので更新しました


他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。

2018年12月12日水曜日

富士スピードウェイ年間パスポート(FISCOクラブ)について

今回は富士スピードウェイの入場料をお得にする、FISCOクラブについて。
(5大レースの年間パス、チェカパスではありません)

富士スピードウェイは入場料があり、1日1,000円を入場ゲートで支払う必要があります。
(JAF会員だと900円に割引されます。)
特に自分は一番近いサーキットということもあり、ジムカーナ場やドリフトコースは勿論、時々イベント等で訪れることがあるのですが、入場料が意外と馬鹿にできません。




学生や社会人1年目の頃は年間30回近く訪れていました。(行き過ぎ)



そんな時目を付けたのがFISCOクラブ(旧 富士モータースポーツクラブ、略称FMC)です。


こちらは年間1万円で、GTや大きなイベント日を除いた日であれば入場し放題な上に、競技参加する上で欠かせないモータースポーツ保険、JMRC共済料(2,500円)も含まれています。
さらにJAF公認クラブということでJAFライセンスの更新までしてくれるというおまけつきです。

さらに年に1度はスーパーフォーミュラなどの招待券を頂ける上に、その他大きなレースの特別なチケットを購入・割引があるなど、かなりお得な内容となっています。

本コースやショートコースなどのサーキットライセンスまではいらないけども、よく富士に行かれる方は申込されると良いかと思います。
入会時には年会費1万円にプラスして入会金1万円かかりますが、学生さんであれば免除されます。(自分も社会人になる前に加入したのでタダでした)

コチラがFSWのホームページですので、その他にもチャンピオンレースに興味がある方などは覗いてみてください。


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This blog is about "What is FISCO club?? Is there an annual passport for Fuji speedway(FSW)? " If you want to read this blog, please press "Translate" buttons near the top of this blog.

2018年12月8日土曜日

TAKUMIモーターオイルの製造元や会社について

先日関係の方にお話を聞くことができたので以前のブログの続きで、TAKUMIオイル(AKTジャパン)の製造元やその会社について。



以前のブログでネット上の情報から「製造元は中外油化工業らしい」ということを書きましたが、聞いてみたところ「中外油化工業」が製造元で間違いないそうです。
TAKUMIオイルは元々、日本国内の事故者や水没車両を外国に輸出しているTAUという会社が、車両と共に輸出していたオイルです。

そのうちブログでも触れますが、このTAUというのは事故車や水没車など、普通であれば廃車処分するような車両を買い取ってくれる中々稀有な業者さんです。

同社のHPを見て頂ければと思いますが、事故車や水没車などワケあり車両を買い取って輸出されているのですが、たとえ事故車等でも海外で「日本製の車で安価で買える」というのが非常に受けていて、その部品取りに使われたり、状態によっては直して利用されているそうです。
その際に船に一緒に「日本製」を謳ったオイルを乗せ販売してみた所、性能を含めてかなり好評だったとのことです。

ただ「売れた、または輸入しているベースオイルが今何処にあって、どれだけ国内にあるのか、もしくは船上にあるのか」など、オイルの在庫管理などが大変で、事業を売却されたとのこと。
その事業というのがTAKUMIモーターオイルの販売会社である「AKTジャパン」という会社です。

現在のオーナーさんはロシアの会社と聞いていますが、製造や配合についてはHPでも「日本製」といっているように、中外油化工業で生産されています。

自分自身も使わせて頂いており、特段オイルが起因のトラブルは起きておりませんので是非購入を検討されているのであれば一度使ってみてはいかがでしょうか。



こちら↑のHPで書いてあるとおり、TAKUMIモーターオイルのメーカー直販で買えるので安くてよいですね。

2019.3.26
さらにベースオイルについても調べてみたのでまとめてみました。




他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。


This blog is about "How about TAKUMI mototr oil(review)?? Where is that oil manufactured?? AKT japan, How was the company founded? " If you want to read this blog, please press "Translate" buttons near the top of this blog.

2018年12月5日水曜日

インタークーラーやオイルクーラーの水冷化について

今日はインタークーラー等の冷却装置について。

こんな記事が出ていました。





HKSがS660用にインタークーラーおよびオイルクーラーを水冷化するキットを発売した、という記事です。
以前自分のブログでも触れたように、パイピングレイアウトが短く出来、コアサイズも小さくできることから水冷化は有効な手段ですが、重量や構造が複雑化することによるデメリットと天秤にかけてどっちが良いかという話になるかと思います。

特に軽自動車等の排気量が小さめでトルクがないターボエンジンであればある程、インタークーラーというのは短く、小さくすることの効果が大きいかと思われます。

水冷化という点以外でこの記事の中で気になったのが、S660で通常の空冷仕様だと吸気温度が150度に達してしまうという点です。
単純にコアサイズが小さすぎるというのもあるかと思いますが、MRという車のレイアウト上、インタークーラーが風に当てにくいという欠点がよくわかります。同じくエンジンオイルのオイルクーラーも油圧が下がってしまうことから風が当たるからと言って前に置いたりといった長いレイアウトを取ることができないというのも難点です。
てことはターボであるMR2は勿論、MR-S、NSXなどのMRレイアウトの車というのはみんな吸気温度(ターボ車)と油温の冷却が難しそうです。

MR-2などではこんな感じでミッションの下あたりにオイルクーラーを水平に設置している方がいらっしゃいます。


コチラのサイトより。

勿論やらないよりは効果あるかと思いますが、この取り付け方だと通常の垂直に取付を行うよりも風による冷却効果が少ないのでもしMRの方で冷却関連に困っている方がいれば、このキットを流用するなどして水冷化を考えても良いかもですね。

This blog describing the cooling efficiency of charge air cooler and oil cooler.If you want to read this blog, please press "Translate" buttons near the top of this blog.




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2018年12月1日土曜日

ZEKNOVA TIRE(ゼクノーバ)の設計製造について

以前も記事にさせていただいたZEKNOVA(ゼクノーバ、ゼクノバ)タイヤですが、設計製造について公式からこんな発表が出ていました。




ZEKNOVAはZESTINOの製造設計サポートを受けているという記事です。

以前のブログでも書きましたが、まだZEKNOVAというブランドになる前、ゼスティノのテストドライバーをやらせて頂いている時にRS606をテストさせて頂きました。ZESTINOの設計を元に中国の生産工場の会社が企画立案して作ってしまったタイヤと聞いています。


先日聞いたところ自分がテストした後、市販品には少し改良を加えてから販売しているそうです。

先日のMSCでも表彰台に乗られた選手がいらっしゃったので、中々の実力があるのではないかと思われます。



他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。


This blog is about "What is ZEKNOVA tires? Where is ZEKNOVA TIRES manufactured?". If you want to read this blog, Please press "Translate" buttons near the top of this blog.

2018年11月29日木曜日

TAKUMIオイルの評価や製造元について

先日のブログでも触れさせていただきましたが、スカラシップを受けてお世話になっているTAKUMIモーターオイルさんにも結果を取り上げて頂けました。




いつもありがとうございます。

TAKUMIオイルはネット上ですと悪い噂を聞きませんが、実際のところどうなのでしょうか。
自分自身も使わせて頂いている身としての評価は「可もなく不可もなく」です。


①使用してみての評価


オイルを運転して明確に評価なんて少なくとも自分はわかりません(汗)
なんとなく違うぐらいなら感じますが明確に違いを定量的に評価するのは難しいかと思います。(LSDオイルはチャタリングの違いが出てきますが)
自分自身で数字で示せるものとしては、軽自動車でホームセンターの鉱物油(多分グループⅡ)からTAKUMIにしたら燃費が10%程上がりました。(これはTAKUMIだからと言うより潤滑性の高いグループⅤのエステル系配合のX-TREMEシリーズだからな気がしますが。。。他社オイルでもグループⅡからⅤに変えれば同様な効果が出そうな気がします。詳しくは続きのブログにて)

なのでオイルは使ってみて、フィーリングが良くなることも大事ですが、定量的に評価するにはエンジンやミッションを開けた時の可動部の状態を観察するしかないと思います。が、開けてみてみたところ上に書いた通りで「可もなく不可もなく」です。
めちゃくちゃヘッド回りがキレイ!というわけでもないですし、汚いというわけでもなく、普通です(笑)
まぁ普通の状態を維持できることが大事だとは思いますが。


②製造元について


てことで品質を調べる上で気になってくるのは以前もブログを書いたように製造元ですが、TAKUMIモーターオイルの製造元であると噂の中外油化工業はカストロールの国内販売オイルを製造委託されている会社で、JXエネルギーのような精製所は持っていないものの、基油(ベースオイル)へ添加剤付加を実際に行い、パッキングまで行っている会社です。



こんな会社。


拡大してみると


Google Mapで工場を見てみるとカストロールオイルが搬送口付近に積まれているのがわかります(笑)




これだけ製造できる会社ですので、変な輸入物のオイルに比べたら品質は保証されているのではないでしょうか。ただ製造工程や添加剤の分量における品質検査はされていると思いますが、オイルの基本は「ベースオイル」という基油が80%以上を占めるので、それが良いものを使っているのか悪いものを使っているのかで出来上がりの製品に差が出てきてしまうはずです。


③製造、製品品質について


そんなこんなで調べてみたらAmazonでこんなレビューを書いている方がいました。



もしベースオイルも日本製のものであれば期待できる品質なのでしょうか。
ただ一方でHIVIについてはこんな記事も見かけたので、本当にグループⅢ以上のベースオイルなのかはわかりませんが、ひとまず現にそこまでスラッジも発生していないのでよしとしましょう(笑)


④どのオイル(種類)がお得なのか


買うなら他社のオイルより単価が安いので、こちらのブログで書いたように、TAKUMIの最上位グレードであるエステル(グループV)が配合されたX-TREAMEシリーズ、さらにその中でも5W-50と0W-40が成分的にお得な気がします。
エステルはレース等で求められる高温時の油膜保持性能は勿論ですが、週末しか乗らない等で頻繁に車を使わない場合(ドライスタートになりやすい条件)でも、金属表面からオイルが流れ落ちにくいのでエンジン保護に繋がり、街乗り使用でもオススメです。
ちなみに上記したように軽自動車で安い10w-30(多分グループⅡ)オイルからX-TREAMの0w-40に変えたら燃費が約10%向上しました。(これは粘度を変えたと言う事もありますし、TAKUMIでなくてもグループV系列オイルなら見込める効果ですが、他社でこの手のオイルは総じて高価なのでTAKUMIだと手を出しやすいです)



最近マイクロチタンメルトという製品が発売されましたが、チタンの特徴についてコチラのブログでまとめてますのでご参照ください。
容量も20Lだけでなく4Lとかもあるので↑↑の楽天市場やYahooショッピングで探してみてください。


2018.12.08
製造元等について関係の方にお話を伺えたので続きを記載しました。


他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。


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2018年11月26日月曜日

TGRF2018

昨日は富士スピードウェイにて開催されたトヨタガズーレーシングフェスティバル、TGRFに行って来ました。


まずは本番前に入場車をパシャリ。


トヨタ車は勿論ですが、日産やマツダなど多種多様な車が進行していって入り口前から楽しんでおりました。

んで中に入っていきなり目の前を世界の新井選手が通過。


左ハンドルだしミスファイアリングシステム(?)の音がするしで本当に車検取れている車なのか疑問なぐらい迫力がありました。


MIRAIのラリーカー。ビックリ立ったのがウイング。

ブレーキを踏むとウイングが立って、抵抗でブレーキを補助するという物。
ドラッグは増えますがスピードレンジによってブレーキバランスが変わってしまうのでセットが難しそうですね。


話題のヤリスWRCも元気に走ってましたし、


新型スープラも間近で見ることが出来ました。

色々なジャンルの車が飾ってあってみてるだけでも楽しいですね。


一通り見た後はドリフトコースへ。
TOYOタイヤさん主催のドリフトイベントが開催されていました。


次期、川畑選手のマシン?


ハイラックスのドリ車も。
ご丁寧に後部座席までバケットシートでしたw

注目だったのがどのマシンもイグニッションコイルは以前ブログでも取り上げたIPコイルを採用していました。


このレベルの方々が乗るマシンは腕もそうですが車がキッチリしてますね。
ボディメイクもスポット溶接から塗装など細かな所まで仕上がっています。

個人的に注目したのがトーヨーさんの供給しているR888のドリフト後のトレッド面。


トレッド面に亀裂が入っています。
以前ZESTINOのトレッド面に亀裂が入る旨の記事を書きましたが、国産メーカーのタイヤでも出てしまうそうです。
これは熱くなったトレッドが一気に冷やされる事でゴムが縮み、つなぎ目の部分が表れてくるという症状だそうで、あまり連続走行しなければ発生しないそうです。


同上走行をされていました。
何百人も並んでたので選手もメカニックの方も大変(汗

タイヤ工場での製造の苦労話や、スーパーフォーミュラの利権的な話を聞けたりと大変有意義な時間を過ごさせて頂きました。



帰りは高速に乗るまで2時間弱かかるぐらいの大渋滞でした。

来週はニスモフェスだそうですが、家庭の都合につきお留守番です。
入場無料というのもありますが、4万3千人というとんでもない数が来るイベントということもあり規模が大きく楽しめますね。

来年も訪れたいと思います。