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2021年4月30日金曜日

HALスプリングについて

以前からジムカーナやワンメイクレースを始め活躍し、細かな特性、ラインナップを揃えるHal Springというメーカーさんがあることは知っていましたが、どういったラインナップがあるのか知らなかったので調べてみました。


タニダのHPより。

バネレートは勿論ですが、低反発、中反発、高反発といった特性違いのバネをラインナップされていることが特徴でしょうか。
一般論で言えばサーキット走行であれば急な荷重変動を抑えるように高反発なバネが良いでしょうし、縁石に乗り上げるような使い方や荒れた路面で使う用であれば低反発の方がタイムが出そうなイメージです。

ただこの高反発、低反発というのが、市販品の中におけるどの程度の位置づけなのかが気になるところです。

以前各メーカー別の特性についてまとめましたが、この表の中のどのあたりにHalスプリングが位置づくのか、イメージでも良いのでわかるとユーザー側としてはありがたい限りです。

レンタルなんて制度もあるようなのでセッティングに悩まれている方には強い味方になりそうですね。先日紹介したスプリングリテーナーと合わせるとよりタイムアップが期待できそうです。

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2021年4月26日月曜日

RacerampのPITSTOPについて

先日手軽に使える簡易リフトについて調べましたが、もっと簡単なものはないのか調べていたらこんなものを見つけました。




アメリカのRacerampがリリースしているPitstopという製品です。
要は巨大なスロープですね。

デメリットは巨大すぎてどこに収納しておくか、という問題がありますが、高さが35cm程、車高を合わせれば車が50cm近く浮いているのでこのまま整備も楽々できそうです。
展示用として中を抜いた状態にできますが、駐車場でこの展示モードにしておけば物理的に車を動かせないので盗難されるリスクもぐっと下がりそうです。




ただお値段は輸入品ということもありソコソコしますね。
ただ展示モードにすれば盗難防止にかなり役立つ上に、物理的な盗難対策になるので近年値上がっている90年代スポーツカーを始め、盗難率の高い車を所有されている方は検討してもよさそうです。
日本では上図のような前から後ろまで繋がってるモデルは通販されてないようですが、半分のこちらでもソコソコのお値段です。
これなら先日紹介した簡易リフトの方が安価で良いかもしれませんね。

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2021年4月20日火曜日

TW200のContinental Extreme Contact Forceの発表

メガサプライヤーのコンチネンタルから新しいTW200クラスのタイヤが発表されました。


デザインがカッコいいですね。

このタイヤは先日発売されたナンカンのCR-1と同じく、アメリカのSCCAをはじめとしたTW200規制のレース用に開発されたタイヤです。

流通開始は6月で、サイズラインナップもそれなりにあるので比較的多くの車両ではけそうです。


アメリカではA052、VALINOのVR08GPNANKANGのCR-1といったTW200タイヤの開発が激化してますね。
もしかしたら日本にも流れが来るかもしれません。

販売はコンチネンタルか、スリックタイヤのHoosierブランドを取扱うお店で買えると書いてあります。
日本だとコンチネンタル公式か、以前も記載したようにHOOSIER代理店さんから購入出来るかもしれませんね。

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2021年4月17日土曜日

シバタイヤの競技用タイヤリリース(シバタイヤR)

今年に入って快進撃を続けるシバタイヤから、JAF競技やドリフト大会で通用するタイヤが発売される旨のアナウンスが発表されました。


すごいですね。
以前触れましたがOEMのRydanzがリリースする素のR03RSとR33RSのトレッドウェアは140なので、シバタイヤバージョンのR03RSおよびR33RSのトレッドウェア80と言うのは、より低温域からグリップする、近年のドリフト、ジムカーナ競技向けのタイヤに近い硬さです。


ただ上記の説明書きにも「ドリフトのリアタイヤには使うな」と書いてあることからも、熱が入りやすそうな印象を受けます。
値段はVALINO等と同じぐらいの値段になるそうですが、そこは需要が少なく、賞味期限が短い素材なだけに仕方ないですね。



また気づいたらタイヤサイズがえらいことになっています。



TW180であれば上図より50種類もリリースされることになるので、今年の関東ジムカーナシリーズを始めとしたラジアルタイヤクラス規則の「30種類以上のラインナップ」を満たせてしまいますね。

値段もA052に比べたら半額以下ですから、ユーザー数はかなり増えそうです。


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Zeknova 07SとVICTASの発売(ZESTINO)

ゼクノバから新しいサーキットラジアルが発表されています。



近年のハイグリップラジアルらしい縦溝が片側に寄ったデザインです。
鳥の足っぽい溝が有るのが特徴でしょうか。

海外だとZESTINO名義で既にリリースされているようです。


縦溝がある方が外側でオーストラリアでテストされているようですね。
また以前オートサロンで日本では5FIVEXタイヤから展示されていたVICTASシリーズも発売されるようです。



こちらは一応縦溝がないのでMコンのSタイヤだそうですが、当時のご説明だと絶対的なグリップよりは耐久性を重視した旨をお話されていました。
サイズが2年前から増えて無いような?

日本では結局ZEKNOVA名義で発売されるようです。

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2021年4月15日木曜日

簡易リフトの調査(手動式リフト等)

自宅で整備をする際にリジットラックに車を乗せて作業をする必要がありますが、乗せるまでの過程が割と面倒ですし、ガレージジャッキだとあまり高く上がらないのが難点です。
一番良いのは整備工場にあるような2柱リフトですが、自宅に設置するのはかなりハードルが高いので、ガレージジャッキより便利(高く上げられる)な簡易リフトについて調べてみました。






①クイックジャッキ

コストコとかでも売っているクイックジャッキは、2本のレールを油圧で昇降するタイプの簡易リフトです。
電源は12Vや100Vを選択できるので電源がない場所でもバッテリさえあれば使えるところが良いですね。




各レールの重さが約36kgという事で、それなりに重いので、持ち運ぶというよりは自宅の駐車場内で動かす程度のイメージでしょうか。
競技会場に行くと持ち運んでいる方も時々いらっしゃいますね。軽自動車〜5ナンバー車(s15サイズ)は5000SLXと公式ショップのコメントがありました。それ以上は7000がオススメなのでしょうか。


②タイヤジャッキ

こちらはタイヤそのものをジャッキアップするので、車高が低い車でもいちいちスロープ等を用いる必要が無いです。



形状は上述したクイックジャッキよりは収納時に邪魔になりにくいかもしれません。
難点は両側それぞれに別途油圧ジャッキが必要なことと、一気に両側を上げられないこと、そして価格は30万程度らしく高価なところでしょうか。


③手動式自動車整備用リフト

こちらは電源の必要もなく、ネジ式で車を傾けて上げていくタイプです。
前or後ろの片方づつしか上げられないという点はありますが、傾けるという性質を用いてかなり高く上げることが出来ます。





ミッションの脱着とかもやりやすそうですね。
別に油圧ジャッキや電源も不要ですし、構造がシンプルなので壊れてしまうリスクも低そうです。
デメリットとしては重さが50kg近くあり、広めの駐車場でなければ出し入れや収納が難しいというところですが、安価なので導入しやすそうです。


個人的には手動式リフトが安全性、耐久性という観点からも気になる製品です。

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2021年4月13日火曜日

ブレーキダストクリーナーの落とし穴(デメリット)

ブレーキダストによってホイールが汚れてきますが、しばらく放置すると中々取れない汚れになってしまいます。この際、ブレーキダストクリーナーを使う方も多いかもしれませんが落とし穴があるようです。



①ブレーキダストは「鉄」

一般的な車だと茶色のダストがホイールに付着していることが多いと思います。このダストはパッドの磨材も勿論ですが、ローターの削れたものも多分に含まれています。


私の車はジムカーナメインなので後ろの方が汚れやすいですが。。。
このダストはホイールのみならず、ボディにも付着し、酸化して茶色い汚れがよりひどくなることも多々あるので早々に取り除ければ一番良いのですが。。。

②クリーナーは「鉄」と反応

良く販売されているホイールクリーナーは洗浄成分もそうですが、「鉄」と反応させて汚れをきれいにしている製品が多いです。
代表的な製品として、パープルマジックがありますね。


噴射後は紫色に化学反応してめちゃくちゃ汚れが取れている気分になります。
ある程度こすり洗いをすることでかなりキレイになるような印象を持っています。

が、後述する理由により飛び散らないように配慮する必要があります。


③クリーナーによる弊害と解決策

上述したとおり、ローター等の削りカスであるブレーキダストの鉄と反応して汚れを強力に落としてくれるので非常に助かる製品ですが、弊害があります。
注意書きにもあるアルミホイールのメッキ等への影響ももちろん弊害ですが、見落としがちなのが「ローターへの攻撃性」です。



ブレーキローターのダストに反応するクリーナーですから、もちろんローター本体にかかると反応してしまいます。
1回や2回かかったぐらいでは大きな影響は無いかも知れませんが、洗車のたびにパープルマジック等を使用しているとローター表面がガタガタになり、ひどい場合ローター交換する必要が出てきてしまいます。
どこかのショップに入庫した街乗りしかしてないのに年に2回以上ローター交換した方の原因がこれだった、と言う記事も見たことがあります。

なので解決策としては「ローターにかからないようにクリーナーを噴射する」もしくは「クリーナーを用いなくても良いようにこまめに掃除する」になります。
一番確実なのはホイールを車体から外してホイール単体で洗浄する事でしょうか。


④クリーナーより水垢取り?

一般的にはクリーナーとしてパープルマジック等が有名ですが、それでも取れない汚れについて、Twitterでこんな投稿を見かけました。


水垢取りを用いると黒ずんでしまって取れないような汚れも取れるというものです。
モータースポーツをしていると特に熱等でホイールに黒ジミ化したダスト汚れが残りがちなので試してみても良いかもしれませんね。



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2021年4月9日金曜日

リチウムイオンバッテリーによる軽量化のメリット•デメリット

(先日の記事にバグがあったので修正版です。)
車やバイクにおいて大幅に軽量化できる事がメリットのリチウムイオンバッテリー。
ところが市場に出回っている製品は本当に市販して良いのか疑問が残る製品も多いようで、調べてみました。




①リチウムイオン電池は制御が必要

リチウムイオン電池は複数のセルを1つのパックにまとめて「バッテリー」として販売されている事がほとんどです。

上の写真のような缶電池だったり、アルミのパウチだったり形状は様々ですが、複数の「セル」を繋いで構成されています。
鉛バッテリーなら電源に繋ぐだけでいいですが、リチウムイオンバッテリーはセル間の電圧差等を監視しながら充放電しないと劣化したり、最悪は爆発します。
このセル間のバランスを監視するのが通称BMS(バッテリーマネジメントシステム)と呼ばれ、パック内に基盤が設置されている事もあって、リチウムイオンバッテリーは高額になることが多いです。
ところが、BMSが搭載されているアフターパーツは少なく、発火の事例が後を絶たないようです。

②SHORAIバッテリーはBMS非搭載

SHORAIはBMSが搭載されていません。
こちらのページで分解結果が掲載されてます。


日本で後付のリチウムイオン電池としてはかなり有名なショーライも、「膨張した」や「燃えた」といった話は時々聞きますが、BMSが入ってないからかもしれません。
個人的にも使っていましたが、今考えると運が良かっただけかもしれません。

③BALLISTIC、AZ、SkyRichバッテリーBMS非搭載

AZバッテリーやスカイリッチバッテリーもよく聞きますが、こちらもBMSは入ってなく、製造元が同じようです。

やはりBMS非搭載と言うこともあってか、発火事例があるようです。
またバリスティックも上記のページで分割されてますが、非搭載のようですね。

④RCEバッテリーはBMS搭載

非搭載のバッテリーばかりでしたが、台湾のRCEはBMSを搭載しているそうです。

ちゃんと基盤がいますね。
レビュー件数が多くないですが、セル自体も大手の物を使っている事もあり、燃えた事象は確認されていないようです。
ただし、現在日本では手に入りにくいです。

⑤ANTIGRAVITYはBMS搭載

アメリカのアンチグラビティのリチウムイオンバッテリーは分解事例はないですが、BMSが搭載されているようです。
細かいことは省略しますが、SHORAIバッテリーより優れているとメーカーが謳っています。
ただちゃんとBMSが搭載されていることもあってか、価格はそれなりです。



レビュー件数が多くないですが、セル自体も大手の物を使っている事もあり、燃えた事象は確認されていないようです。

⑥結局はドライバッテリーが良い?

上述してきたように、ジムカーナやワンメイクレース等でどうしても軽量化したい、バッテリーのメンテナンスは頻繁に行うと等の理由がない限り、軽量化を目的としたリチウムイオンバッテリーは今のところ選びにくいですね。
結局のところ、以前も取り上げましたが安心と信頼の鉛ドライバッテリーで軽量化するのが無難な気がしています。価格も安いですし。



リチウムイオン程は軽量化出来ませんが、普通のバッテリーよりは軽いですし、何より扱いが簡単で安いのがいいですね。

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2021年4月2日金曜日

ヴァリノVR08GPはアジアン最速⁉︎

 筑波サーキットアタックをされている方がVR08GPでこんな記録を叩き出したそうです。

昨日の関東は最高20℃近くあったのにこのタイムは凄いですね。
比較対象として同じ方が同じ車で、同じサーキットを違うタイヤで走った時はこんな投稿がありました。

昨日より気温が低い時期なのでよりタイムが出やすい条件ではありますが、RE-12DよりVR08GPは1.3秒落ちと言ったところでしょうか。



どう感じるかは人それぞれと思いますが、個人的にはかなりハイスペックなタイヤだなと言う感想です。私自身も評価してますが、まだまだこのタイヤの本領発揮前だったのでまた走りに行きたい所です。

サイズもRE-12Dと比べるとそんなに遜色ないラインナップ、かつ価格は安いと言うのが凄いですね。

VR08GP
インチサイズ価格
18
315/30/18
295/30/18
265/35/18
245/40/18
235/40/18
17
255/40/17
245/40/17
225/45/17

実勢価格は半分以下でしょうか。
上のネットを見てみると売切れしているサイズもあるみたいなので欲しい方は早めに手配しておいた方が良さそうですね。

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