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2018年9月1日土曜日

バッテリーの軽量化について

今回はバッテリーの軽量化について。

モータースポーツをする上で、軽量化というのは皆さん一度は考えた事があると思いますが、軽量化する部位の1つとしてバッテリーがあるかと思います。

バッテリーを軽量化するには小さくするか、バッテリー形式を変更するかになると思います。
普通の鉛バッテリーですと19サイズというのが一般的に一番小さいサイズですが、あまり売られていませんが更に小さい17サイズというのがあります。



ビートなどの一昔前の軽自動車に採用されていたサイズですね。
自分も17サイズのバッテリーを積んでたことがあって、昔のブログに書いたように19サイズよりも1kgほど軽量化することができます。





といっても鉛バッテリーですので7kgはある感じですが、これ以上に軽くしたいとなると形式の違うバッテリーが登場します。
ドライバッテリーについては次回触れますが、現在は携帯電話等にも使われているリチウムイオンバッテリーが主流になりつつあります。
なかでも現場で一番良く見るのがSHORAIバッテリーです。



一般的な国産車であれば上記のLFX27A3-BS12が無難なサイズだと思われます。
これで重量は1.8kg程とのことなのでかなり軽くする事ができますが、値段が3万円越えと中々のお値段です。。。
さらにこのままだとバッテリーターミナルが付かないのでこのようなものを買う必要があります。



このターミナルにM5のボルトを買って初めて車には搭載できるようです。

リチウムイオンの特性ですが、携帯電話を長年使っている方は分かると思いますが段々容量が減っていきます。またバッテリーの中には「セル」と呼ばれる部屋にいくつか分かれているのですが、それぞれの部屋の電圧がバラついた状態で充放電を繰り返すと、弱いセルの劣化が格段に進んでしまうため、BMU(呼び方BMSだったりもします)と呼ばれる「バッテリーマネジメントユニット」が各セルの状態を把握し、充放電を一番弱いセルに合わせてコントロールする必要があります。
これでキチンとコントロールしていないとあっという間に寿命を迎えてしまいます。
(メーカーによってはセル自体の構造を強くしてBMUをつけないでコスト削減している商品があるようですが、リチウムイオン電池であれば本当に大丈夫なのか、長時間使用したレビューをしっかり見てから購入されたほうが良いと思います)

このようにそもそもリチウムイオンセルが高いというのもありますが、BMUを搭載しないと使い物にならないため価格が高いというのが欠点です。


では現在においてコストと軽量化のバランスを取った物は無いのかといわれれば、昔ながらの「ドライバッテリー」と呼ばれる商品が当てはまるように思いますが、それについては次回




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