前回のブログでも触れましたが、今回はデュアルマスフライホイールについて。
聞いたことない方もいるかもしれませんが、こんなものです。
フライホイールなのにメチャクチャ動きますね。
要はエンジンやミッションの振動の吸収と、クラッチ蹴りなどで劇力が加わった際にここで吸収するというものです。
一般的には、クラッチを繋ぐ際の衝撃というのはクラッチディスクにバネのダンパーをつけるという製品が多いかと思います。
こんな感じ。
このダンパーというのはミッションやドライブシャフト等、駆動系が弱い車種であればあるほど有用で、ダイレクトにしてしまうとブローの可能性がより高まってしまいます。
クラッチディスクにつけるタイプのダンパーというのは、一定の入力値に対してはダンピングするようですが、細かい微振動や一定以上の入力は吸収できないので注意が必要です。
このクラッチディスクダンパーでは吸収できない振動をいなしたいとメーカーが判断した場合出てくるのが、上の動画のようなデュアルマスフライホイールです。
デュアルマスフライホイールの構造はこのようになっています。
複数のバネが埋め込まれて微振動や一定以上の入力に対して吸収できるような構造となっています。S15の純正フライホイールもデュアルマスフライホイールですが、これはアイシン製のFS6R92Aが共振音が多いことと、ミッションの強度がないためフライホイールで逃がそうというメーカーの考えかと思います。
よくこのデュアルマスフライホイールを「重い」とすぐ捨ててしまうパターンが多いと思いますが、単純に重量だけをみると普通のフライホイールに比べて重いですが、かなりの高回転で回るフライホイールですから、円周部が重いわけではなく、中心側が重くなるように設計(中心寄りにバネが配置されている)されているため、見た目の重量ほど「重たいふけ上がり」にはなっていないはずです。
設計的には素晴らしいこのデュアルマスフライホイールですが、これだけ動きますので寿命があります。
メタルクラッチとかでフライホイールを定期的に交換されている方ならあまり問題ないかもしれませんが、デュアルマスフライホイールは1つの単価が10万円を超えるほどの価格だそうなので、定期的に交換というのも考えものですね。
他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。
This blog is about "What is Dual mass flywheel?". If you want to read this blog, Please press "Translate" buttons near the top of this blog.
Translate ~Select your language~
ページ(サイトマップ等) ~Select our pages~
▼
人気の投稿
-
自動技術総合機構と言う、いわゆる車検の陸運局の運営からこんな アナウンス がでているようです 純正流用品を用いた改造であれば届出不要とする内容です。 ネット上で色々な憶測が広がっていますが、既に陸運局で具体的な改造内容について掲示があったようです。 タイムリーだ そして1コース...
-
整備する時にはジャッキスタンド(リジッドラック・ウマ)を利用して行うことが「安全」だと思っていましたが、こんな投稿を見つけましたのでシェアします。 改めて今回の敗因。 ①車重1650kgのCX-5に対して1800kgのウマだったので余裕が無かったこと。 普通は車検証上の重量より...
-
車幅を広げるとコーナリング速度が速くなるのか気になり計算してみました。 結論としては1~2%、コーナリング速度が上がるようです。 (※下述の条件の場合) 感覚的に車幅が広ければコーナリングスピードが上がりそうな気がしますし、サーキットアタック車両等ではオーバーフェンダーをつけて拡...
-
海外のモータースポーツ系の媒体であるGrassroots Motorsportsにおいて、RE-71RSの廃盤と、新たにRE-71RZがリリースされる 記事 を見かけました。 RE-71RSと言えばBRIDGESTONEにおけるTW200クラスの最上位タイヤになりますが、これがモ...
-
現行車でもスイフトや86/BRZ等、多くの車がフロントサスペンションの形式としてストラット式を採用しています。 ストラット式とは、ショックアブソーバーがナックル上部を支え、サスペンションアームの1部を兼ねている形式になります。 画像は Tein HP より 上図のようにアッパーア...

0 件のコメント:
コメントを投稿