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2020年9月30日水曜日

SAILUN Gene R Podium DとPole Dタイヤ(サイレン ポディウムD)

以前も紹介しましたように、D1の2020シーズンにおいて中国のサイロン?サイレン?サイルン?日本語での読み方が分かりませんが、SAILUNタイヤが好成績を残しています。
このタイヤの商品名すら知らなかったのですが、どうやらジーンR ポディウムDという製品名のようです。 調べていくと中国とロシアでは展開しているようで、日本の正式導入はまだのようですね。
同じトレッドパターンでストリート用のポールDという少し硬いゴム、コンパウンドもあるようです。
よって最上位モデルとしてはPodium D、セカンドモデルがPole Dという形でしょうか。

 2020年発表された新製品であるPodiumDは「すぐ発熱してグリップする」と、うたい文句があり、昨今のドリフト競技で求められる冷間でのグリップが優れているようです。またネット上ではSAILUNタイヤは表示サイズよりやや太めである写真を見たことがありますが、センターの2本の溝が比較的広いので、実行トレッド面積を稼ぐために全幅が広くなっているのかもしれないですね。 

サイズラインナップはPoleDが7種類、15インチも入っています。一方PodiumDは今の所4種類のようですね。 トレッドパターン的にはヨレにくそうなので、ジムカーナやタイムアタック等のグリップ走行でも無難に使えそうです。 
日本への導入については以前の記事の関係もあるのでSAILUN名義になるか分かりませんが、注視していきます。 

 This year, SILUN TIRES released Gene R Podium D. I looked into it detail. 
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2020年9月29日火曜日

ブッシュリムーバルツール(SST)

イケヤフォーミュラさんからこんな商品が販売開始されました。

ブッシュリムーバルツールという、ブッシュ打ち抜きに使えるツールです。

以前ホームセンターでボルトを買ってきて、適当なコマを当てて作業を試みたことがありましたが、ボルトが伸びたり当ててる金属板がゆがんで結局抜けず、プレスで打ち抜いた経緯があります。

一般的にプレスがおうちにある方は少ないと思うので(?)、一気に足回りをリフレッシュを考えている方であれば、このツールを購入した方がショップ等に委託するよりも安上がりになるかと思われます。

ただしメンバーブッシュ等の大型ブッシュはプレスじゃないときついと思いますが。。。


いずれにしろ、DIY派にとって強い味方ですね。

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Today, IKEYA FORMULA announced of new products that “Bush removal tool”.

2020年9月23日水曜日

Garret(ギャレット)の破産

ターボ車に欠かせないタービンメーカー大手のギャレットが破産申請している旨のニュースを見つけました。 かなりの技術を持っている会社なだけに、引続き運営されることを切に願います。 個人的には以前触れたEターボという技術がアフターパーツとして出回れば、小排気量車や低速トルクが厚くなるターボ車が出来そうで期待しています。
Eターボについては以前の記事にまとめてますのでご覧ください。 いずれにしてもターボ業界に激震ですね。

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2020年9月17日木曜日

VITOURタイヤの新コンパウンド

VITOURタイヤから新しいコンパウンドのリリースに向けて新しいタイヤをテストしている動画がアップされていました。

現在ヴィツァーからリリースされている中では一番ハイグリップとなるV-01Rの更に上となるモデルのテスト模様ですね。
(VITOURはV01R~V03Rというコンパウンドが用意されています。一覧はこちらの記事をご覧ください)

翼君もコメントしてますが温まりを重視した、よりソフトなタイヤを開発しているようです。
同じトレッドパターンのままコンパウンドを変えるというのは、柔らかくなればなるほど難しい開発だとは思いますが、試合においてはコンパウンドチョイスの幅が広がるので選手サイドからしたらありがたいですね。


VITOURのTEMPESTA ENZOシリーズは周回で使ってもゴムヨレが少なく、すり減りにくく安価であるため、サーキット等でのサンデーユースにはピッタリなタイヤでしたが、新しいコンパウンドはどちらかと言うと一発で結果を出さなければならない競技ユース向けのタイヤになりそうな気がします。

いずれにせよ動向が気になるタイヤですね。
今年はコロナの影響もあるにも関わらず、新しいタイヤの開発がすさまじいですね。

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2020年9月16日水曜日

ホイールサイズの選び方(ホイールフィットメント)

ホイールの太さやインセット(オフセット)を変更する際に、どのサイズが良いのかは計算である程度予測は出来ても、実際にタイヤを組み込んだ状態ではみ出すか否かについては銘柄によっても左右されるので中々選択が難しいところです。
その悩みを解決するホイールフィットメントと呼ばれる商品を見つけました。



こんな感じで、組む予定のタイヤにあてがって、ホイール幅、インセット値を可変させることが出来るので、どんなホイールサイズを購入すればよいのかが確実になります。
新しい車を買われたり、アームやフェンダーを変更した際、特に社外フェンダーはFRPが多く、製造誤差も大きいので計算検討だけでなく実際にあてがってみたい場合はこのホイールフィットメントがあれば確実ですね。



金額的には日本円にして約8万円ぐらいなので、ホイール販売をされている方だったり、仲間内で1つぐらい購入しても良いかもしれません。
構造的にはそこまで難しいものではないので金属加工が得意な方は作っても良いかもしれませんが、精度が大事な製品になってくるので難しいかもしれませんね。


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I found “wheelfitment”. It is useful for wheel fitting.

2020年9月14日月曜日

VALINO PERGEA 08RSのグリップ評価(高温時)

タイヤレビューも4回戦となりましたヴァリノのぺルギアですが、先日気温34℃という真夏で走行しましたので、高温時の評価を忘れないうちに。

トピックとしては
・トレッド温度が70℃以上はタレる!?
・トレッド温度は50℃~70℃が最適温度域(な気がする)
・溝は少ないほどエライ!

順番に記載していきます。

①高温時のトレッド状態

路面温度が何℃だったかメモを忘れてしまったのですが、気温34度の真夏の炎天下における1分ほどのジムカーナ走行後は、トレッドが全輪65℃~70℃になっていました。
HPに書いてある仕様温度域から外れていますが、いわゆるドロドロにはなっておらず、スタートからゴールまで挙動変動なく使用することが出来ました。
ただちょっと後半でヌルっとした感じもしたので、もしかしたらオイシイ上限は70℃あたりかもしれませんが、もっと上の温度域を使ってみないと何とも言えないですね。

②滑り出し特性の変化
朝一のトレッド温度が50℃以下の時のスタート~前半のみ滑り出し挙動がかなり素直でしたが、中盤ぐらいから滑り出しが粘るようになりました。上記①を踏まえ個人的にはトレッド温度50℃~70℃が最適温度域な気がします。
ドリフト競技のスタート温度としてHPには路面温度が20~30℃と記載してあるので、大馬力のドリフト車両が試合で1コーナー進入あたりで50℃超せるのが、それぐらいの路温なのかもしれません。

③溝は少ない方がヨレない
前のレビューでも記載しましたが、ゴムが柔らかいのに新品時の溝が8mmとかなり高いのでヨレます。
特にトレッドセンターの2本の縦線に挟まれた部分は剛性が低く、めくれやすいです。
溝が減れば減るほどヨレが無くなるので、ステアレスポンスも良くなってきましたし、路面のインフォメーションもつかみやすくなります。(乗り心地は良いですが、ロードノイズはすごいです)
スリップサイン出るぐらいがちょうどいいかもしれません?

という事でレビューを第1回(低温)第2回(空気圧変動)第3回(冷間スノーウェット)そして今回の高温という形で分けてきました。
このタイヤのキャラクターが概ねつかめてきましたので、車側のセットを少しいじり始めます。
個人的にはドリフトの試合は勿論、ジムカーナ競技やサーキットの1発タイムアタックあたりに向いているタイヤだと感じています。
ただしグリップで使うには少しクセ強め(第1回参照)なので、理解した上で使えばとても良いタイヤです。


評価してきた08RSはハイブリップタイヤとしてはかなり安価な部類ですので、評価したように使用条件さえ間違わなければ試してみる価値ありのタイヤだと思います。↓↓↓



↑↑グリップだとこのあたりのサイズでしょうか。

という事でレビューシリーズは多分これで最終回と思います。。。というより走る機会がなさ過ぎてこれ以上検証できません。。。
この先は弟子君がしてくれると信じて今回はこの辺で。


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I reviewed VALINO PERGEA 08RS at high temperature track condition. Is that good for use summer situation?

2020年9月9日水曜日

タイヤの真円度、組み方について

意外と気にしてなかった(知らなかった?)タイヤの真円度について。
モータースポーツ関連の方は自分やお知り合いの所で組まれたりすることも多いと思いますが、組込む際に気にするのがタイヤの黄色い印じゃないでしょうか。



このような印。
これはタイヤの中で一番軽い部分を示しており、一般的にはこの黄色い印をホイールの一番重い部分であるエアバルブの所に来るように組むことでバランスをとるようにしている方が多いのではないでしょうか。
一方、少なくとも自分の周りには気にされてない方が多い(?)もう一つの印である赤い印はユニフォミティマークと呼ばれ、タイヤのハイト(厚さ)が一番厚い所になります。

最近はこの赤印の方を重要視して組み付けることが多くなってきているそうです。
特にエコランをされる方や、高速域でのサーキット走行される方であれば、いくら燃費の良いorグリップの良いタイヤを使ったところで、路面に対してタイヤ外周が丸くないと抵抗が増えたり、グリップに乱れが出てきてしまうそうです。

確かに先日新車で購入した車の純正装着タイヤはまさにこの赤印を重視して組み付けてありました。


上の写真の使い回しですが、赤印と、ホイール側の外周で一番凹んでいる所(という表現でよいでしょうか)である白印を合わせており、自動車メーカーとしても真円率を重視していることがわかります。
ただ一番凹凸がある所に印がついているだけで、実際はホイールもタイヤも結構凹凸があるそうで、真円率を追い込もうとするとかなり前の記事なりますが、こちらの記事に出てくる京葉タイヤサービスさんのような匠に組んで頂くのが良いかもしれませんね。

またこちらの記事に書いてありますが、海外から輸入しているタイヤについては例外なく相互にコンテナに積み込む「レース積み」をしているので、工場出荷後にユニフォーミティが悪化する可能性があるそうです。

という事で一般的にはホイールに白印がある場合は、赤色を目印に組込む方が良いような気がします。

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2020年9月1日火曜日

SAILUNタイヤとLINGLONGタイヤの躍進!?

"Last week, D1 Rd.3 was done at EBISU. SAILUN TIRES and LINGLONG TIRES has good result in the end. How about these tires??"

先日福島のエビスサーキットで行われたD1の結果(最終順位)がとても興味深いです。
これまで参戦していたTOYOやVALINOは勿論、サイレン(サイロン?)とリンロンタイヤを使う選手が追い上げているように見えます。


順位選手使用タイヤ
1小橋 正典LINGLONG
2末永 直登LINGLONG
3中村 直樹VALINO
4藤野 秀之TOYO
5川畑 真人TOYO
6横井 昌志NANKANG
7田中 省己SAILUN
8畑中 真吾SAILUN
9日比野 哲也SAILUN
10髙橋 和己TOYO/RYDANZ
11木口 健治DUNLOP
12上野 高広SAILUN
13齋藤 太吾ZEKNOVA
14末永 正雄NANKANG
15内海 彰乃SAILUN
16笹山 栄久VALINO

使用タイヤメーカーを横に記載してみました。
トップ2はエビスサーキットを拠点としているチームオレンジが独占です。
LIONGLONGはまだネット上に詳細情報が何も出てないのですが、動画で車の動きを見る限り凄いハイグリップタイヤであることがわかります。



サイレンタイヤについては以前記事にしましたが、日本でこれらのタイヤが販売されるとしたらRoadXブランドとして出てくるかもしれません。
またこの試合結果は車両トラブル等でたまたま結果が残せなかった選手もいらっしゃいますので、これがそのままタイヤ性能差ではないですが、タイヤ競争に新しい風が吹いてきたことは間違いなさそうです。

という事で今後要注目な銘柄ですね。

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