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2022年5月5日木曜日

タイヤの硬化と劣化について

 サーキットや競技でタイヤを使われる方や、スタッドレスタイヤの硬化というのは気になる問題かと思いますのでリライトです。


この疑問に対し、こんな記事を拝見しました。







要は冷暗冷所、空気流入が激しくないところで保管していれば3年ぐらいは劣化をほぼ考えなくてもよいとする記事です。

もし上記記載した条件で保管できるのであれば比較的長い期間タイヤをフレッシュに使うことができそうですね。



一方で気を付けるべきこととして、上記で劣化しないとしているのは熱等の影響を一度も受けていない「新品」のタイヤであって、一度使用しているタイヤというのは「自動酸化」と呼ばれる劣化が勝手に進んでしまいます。
(製造時の釜の熱で、配合する添加物によっては新品でも酸化してしまうこともあり、特にTWの数字が小さい柔らかいゴム程影響があります)

詳しいことはコチラの論文に記載されていますが、要は一度熱を入れてしまったり紫外線等に当ててしまうと、酸素と化合して酸化、つまり劣化してしまいます。さらにその劣化した部分を起点に、劣化していない部分も自動的に劣化が進んでしまうと読めます。

(イメージ的には、鉄における錆のような感じでしょうか。一部がサビるとどんどん錆が広がる感じ)




ということで一度使ったタイヤというのは冷暗冷所に保管(ラップでぐるぐる巻きにしたり)した方が勿論良いですが、新品タイヤのように何年も劣化が進まないわけではない、という解釈になるかと思います。

逆に少し古いロットの新品タイヤ(ちゃんと保管されていたもの)で、叩き売りされてればラッキーかもしれませんね。



また最近のタイヤは国産メーカーでも海外工場で生産され、海上輸送されてることが多く、暑い時期に搬送された製品だと新品とは言え劣化している場合もありそうなので注意が必要です。

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