TAKUMIオイルが今年から新しい製品をラインナップされています。
画像は全てメーカーサイトより
マイクロチタンメルトと呼ばれる製品。
従来のエステル系が配合されたX-TREMEシリーズに液化チタンを配合したようです?
メリットとしては洗浄性能が高く、金属表面保護が出来るというところのようで、ネット上でも悪いところは見つからず、評判・評価もよさそうです。
ただし逆にデメリットは何なのか気になったので調べてみました。
①チタンは放熱性が悪い
チタンは熱伝達効率がわるく、エンジンオイルに求められる放熱性という点においてはあまり優れていません。この点についてはTAKUMIオイルからはメリットとして1項目目に「熱安定性」と記載してありますが、一般的にはデメリットになる部分かと思われます。
見方を変えると、「保温できる」という事はエンジンが良く止まるハイブリッド車であれば油温を保つことが出来、オイル攪拌抵抗が少なくなり、燃費面で効果があるかもしれません。(サーキット1周のタイムアタックでも油温が保てて抵抗が少なくなるかも?)
ただサーキットの連続周回とかでは油温が下がりにくそうなので適してないのかもしれません。
②ピストン等を傷つけてしまう
チタンの粒子がもし漂っているとすると、ピストン等の金属を傷つけてしまう可能性があります。
TAKUMIオイルからはメリットとして、上の画像のメリット2項目目に「スクラブ効果があってエンジン内のクリーニング作用がある」と記載されています。
詳細についてはコチラのページの酸化チタンという部分に記載されています。
チタンのビーズが金属表面を引っ掻いてゴミを取ってくれるメリットもありますが、同時に金属表面も傷ついてしまうようですね。
〜その他〜
一般的にオイルに添加するチタンと呼ばれるのはジアルキルジチオリン酸チタン(有機チタン)と言う、役割的には普通のオイルによく配合されている有機モリブデンのような作用をするものが配合されているそうで、摺動抵抗を減らす効果があるそうです。レース等ではモリブデンの代わりに使用されることもあるのだとか。(コチラのページ)
まとめると「放熱しにくくスクラブ効果があるが、レスポンスはよくなる?」と言うところでしょうか。
素人の知識寄せ集めなので正しいかわかりませんが、メーカーがやっていることなのでデメリット部分はある程度抑制できるように配合しているのかもしれません?
上記が正しいなら、エンジン内部をフラッシングしたい、一周のタイムアタックのようなショートスプリントで油温が上がらず攪拌抵抗を減らしたいと言う使い方には適しているかも知れません。
ラインナップ(固さ)としては4種類あります。
基本は20Lのペール缶で、一部4L等の小分けで販売されているようですので、下のメーカー公式ショッピングサイトから探してみてください。
5w-30
5W-40
10W-55
15W-60
ベースはエステルが配合されたX-TREMEシリーズとのことなので以前も触れましたが燃費や週末しか乗らない方にも適しているかもしれません。他の記事をお読みになりたい方は↓のラベルや関連ページ等からご参照ください
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