空力ネタは以前書いたような車の底面の流速を上げてダウンフォースを得たり、乱気流が発生してしまうタイヤハウスの空気を抜いてやるというのがチューニング業界の基本スタンスで、筑波最速の称号(?)を持っているアンダー鈴木さんの車両を見れば、明らかです。
こんな感じ。
ウイングやフロント部の出っ張りは勿論、見えないですが底面流速を上げるために底面をフラット化、そしてタイヤハウス後ろは空気を抜くような形をしています。
そんな空力に寄与するグリルシャッターというのをご存知でしょうか。最近はポルシェにも採用されつつある燃費改善に効果的な外装ツールです。
この技術は燃費改善に効果があるので、コストが下がれば国産車にも普及しそうですね。
— ATSU (@Outlaw_ATSU) 2018年9月9日
ポルシェ 911 新型、アクティブシャッター&新開発ブレーキキャリパーを確認 https://t.co/qsCm27aHdw
ポルシェはアクティブシャッターと呼んでいるようですね。
調べてみるとコチラのメーカーでも、独自にグリルシャッターを制作し、その燃費への効果を発表しています。外気温が低い時に測定しているためだと思いますが、グリルシャッターを設置することによって燃費が9.4%も改善したそうです。
もし本当なら電装系につけたりする怪しい燃費改善グッズより効果的ですね。
と思っていたら、燃費がいい車の代名詞である現行プリウスで既に純正採用されているようです。
こちらは水温に連動したモーターによってグリルの開閉を行っているようです。
この記事の中でモータースポーツ的に気にしたいのが「Cd値の改善」です。
通常風がエンジンルームの中に入って抜けようとするのは抵抗となってしまい、車の空気抵抗値の指標である「Cd値」が悪くなってしまうのですが、グリルを閉じることによってエンジンルーム内を通る空気の量が減り、結果的にCd値を改善できるというものです。
Cd値を改善すれば、富士スピードウェイのような直線が長いところではトップスピードに影響が出てきそうですね。社外のラジエター等を入れていて、十分に冷えているようであればフロントバンパーの開口部を塞いで小さくすると手軽にCd値の改善が行えそうです。
上で挙げた空力マニアで知られる(?)アンダー鈴木さんの車両もフロントバンパーは最低限しか開けていないのも空力を考えた上なのでしょうね。
サーキット走る方は冷却のためバンパーの開口部が大きい社外バンパーにされている方もいらっしゃるかもしれませんが、必要以上に空いているようであれば塩ビ版等を使って塞いでみてもいいのかもしれませんね。
(ドリフトの場合は風があたりにくいので開口部は大き目が良いかとは思います。)
あえてバンパーから空気を入れてタイヤの乱気流を抑制するフェンダースリットについてもまとめました。
他の記事をお読みになりたい方は↓の関連ページ等をご参照ください。
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