ストラットのキャンバーを調整するには一般的にピロアッパーにして調整したり、ショックとナックルの締結ボルトを「キャンバーボルト」と呼ばれる偏心のボルトをかませることで調整するかと思います。
ピロアッパー
キャンバー調整ボルト
ピロアッパーはいいですが、キャンバー調整ボルトは強い負荷がタイヤにかかるとキャンバーがずれる可能性があります。
自分自身はキャンバーボルトでサーキットを走っている時、縁石に乗り上げた際にズレました。
なのでストリートで手軽にキャンバーを変えたいというニーズにキャンバー調整ボルトというのは良いかと思いますが、スポーツ走行されるのであれば、ピロアッパーを使った方が無難かと思います。
(キャンバーボルトでポジティブ側に調整されるのであればあまり心配ないかもしれませんが)
ですがピロアッパーだと調整しにくい車種や、ピロアッパーだと音が気になるけどスポーツ走行するには最適なものが最近ラインナップされました。
ブリッツのミラクルキャンバーアジャスターと呼ばれる、キャンバーボルトで調整するのですが、そのブラケットが純正のキャンバーボルト部のようにしっかりと偏心用の凹凸を設けた構造となっており、これならズレの心配もなくキャンバーが調整できそうです。
BLITZのHPによれば
・フロントストラット式のサスペンションDAMPER ZZ-Rのキャンバー角を自由で簡単に調整することができるオプションパーツの車種別専用設計ロアブラケットです。
・無段階偏心カムにより、専用ボルトを動かすことで、微調整が難しいキャンバー角の調整が0~5度までの超ワイドレンジで可能になり、適正なアライメントの幅に広がりローダウン時のタイヤの接地状況を適正化し、タイヤの偏摩耗を防ぎ、タイヤ本来の走行性能を発揮します。
・さらに、標準装備のピロアッパーマウントと合わせることで、最大+2°~-7°までキャンバー角の調整が可能になります。
・また、ピロアッパーマウントで極端にショック自体を傾けずにキャンバー調整ができるので、ショックへの無理な負荷を掛けず、かつ最大トレッドで走行できるので、サーキットでのスポーツ走行でも性能を発揮します。
ということですが、BLITZのZZ-Rと同じサイズの内径とネジピッチの車高調であれば他社のものにも流用可能で取り付けできると思いますので、有用かと思います。
現在フロントストラット用は86/BRZ、アルファード/ヴェルファイア用のみのラインナップです。
ちなみにリア用も同様の商品名で発売されていますが、こちらはキャンバー調節も勿論ですがロールセンターアジャスターの意味合いが強そうですね。
リアを装着するのであれば、フロントのロアアームボールジョイントの位置にもロールセンターアジャスターをつけて前後のロール剛性のバランスを取ったほうが良さそうです。
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