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2021年5月31日月曜日

キングピン角の作用ついて

今回はキングピン角(別名S.A.I)の話。

前回のブログの続きで以前のリライトですが、どうやったらハンドリングを良く出来るのか考察を進めていくと、キングピン角も1つの重要な要素という事が分かりました。


キングピン角の概要はこちらのHPコチラのHPに良くまとまってますね。

上記のHPの中で注目したいのは「キングピン角があると、ハンドルを切るとタイヤの軌跡が車体を押し上げる方向に動く」という所です。


コーナリング中、外側のバネは縮んでても、ハンドルを切れば切るほどタイヤだけ下方向に動き、結果車体が浮き上がるという現象が生じてしまうわけですね。

キングピンアングルによって持ち上げられる車高よりもバネの縮みの方が大きければコーナリング中のフロント全体の車高は下がります。(バネの縮みよりキングピン角によって持ち上げられる方が大きいという事はよっぽどバネが硬い場合だと思いますが)

よってフロントストラットの車でよくありがちなピロアッパーによってキャンバーを変化させたり、キャンバーボルトを使ってキャンバーを変化



こんな感じでネガティブ側に調整するとキャンバーと共にキングピン角も大きくなってしまうわけですね。
キングピン角よりもキャンバーのほうが実変化としては大きいと思うので、結論としてあまり気にする必要は無いかと思いますが、もし気になる場合でストラットの車はキャンバーボルト側で調整すると良い、と言うのも以前記載しました。

続きは今回も長くなったのでこの辺で。

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2021年5月28日金曜日

2輪にも使えるLOVCA Racing 10W-40の発売

ラブカオイルから新たにラインナップが加わっていたようです。


以前も紹介したとおり、LOVCAの最上級グレードの”Racing”ブランドでは大きく3つの種類があります。

・2輪対応
・スーパーアンチフリクションテクノロジー(SAFT)
・油膜強化タイプ

4輪レースのようなレスポンス重視であればSAFT、ドリフトのような熱環境が厳しいような条件であれば「油膜強化タイプ」、そしてバイクであればバイク対応(MA規格)という形で選べばよいかと思います。
今回この2輪対応品に粘度が追加されたようです。



ユーザーの声でどんどんラインナップが増えるのはありがたいですね。
その他各種類別、粘度一覧についてはコチラをご覧ください。

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2021年5月25日火曜日

スマホで計測、RS-Rアライメントゲージ

ダウンスプリング等で有名なRS⭐︎Rから便利なアライメントゲージが発売されているのを見つけました。



タイヤに計測ゲージを取り付けて、キャンバーはスマホのアプリ、トーは左右のタイヤの前後をメジャーで測った値をアプリに入力して計測するようです。キャンバーは多少傾斜があったとしてもスマホ側で補正してくれるようです?



4輪それぞれの測定し、アプリ上でトータルトーも見れるようです。




不便な点として、従来の糸を張って計測するやり方だと角度を見ながらタイロッド調整が行えますが、これだと調整する度に測定し直さなければならない点でしょうか。

ただし値段も安いですし、持ち運べるぐらいのコンパクトサイズなので、個人ユーザーレベルであれば使いやすい商品ですね。



やっぱりちゃんと測定したい、アライメント作業を効率化したいという事であればイケヤフォーミュラのパーフェクトセットがお勧めです。

2021年5月20日木曜日

ストラット車のキングピン角改善法

ストラット車でキャンバーを付けるとキングピン角がズレがちですが、こんな記事を拝見しました。




この記事のとおり、ストラットボルト側、もしくはナックル曲げ加工でキャンバーを付けた方がキングピン角が少なくなるので良さそうです。

ただFF車をメインに、元々キャスターがついていない車でキングピン角まで浅くしてしまうとコーナリング中のキャンバー不足を起こしてしまい、静止状態でのキャンバーを付けざるを得なくなって直進状態でのタイヤ設置面積が減り、ブレーキングがシビアになるというデメリットもあります。

なので結局はバランスになるとは思いますが、FRは概ねこの方法の方がメリットの方が多く、FF車は車種によってバランスを見た方が良さそうな気がしています。
ただ以前も触れたように、キャンバーボルトでのキャンバー変更、特に上側のボルトで変更するパターンだとズレることが多いので、可能であればナックル曲げ加工の方が確実なのかなとは思います。(細かい変更は結局ピロアッパーかボルトでやるしかありませんが)
いずれにしても近年は王道のピロアッパーではないキャンバー変更方法もメジャーになってきたので、消耗品であるピロを気にしなくて良くなりコスト的にもメリットがありますね。

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2021年5月18日火曜日

車検不要のナンバー登録?

こんな記事を拝見しました。




小型特殊登録することで税金は約2,000円/年、車検もなく公道走行可能になるという記事です。
物理的に1速しか入らないようにし、速度を規制することで登録した点がトピックでしょうか。



ただし一般的には1速以外使えないと移動が不便ですが、サーキットのすぐ近くに駐車場やガレージを借りて駐車し、使う時だけレッカーで移動しているような方にとっては積車代が大幅に節約出来そうです。
またメリットとして、幅広のGTウイングつけようがうるさかろうが問題なく公道を走れますし、サーキットに着いてシフトゲートを外せば普通に使えるという、まさにドリフト含めてサーキット専用車にうってつけのナンバーです?
面白い発想ですね。


この次に安価なのは以前も紹介した免許のいらないトレーラーになるかと思いますが、この登録方法であれば年額約2,000円だけで車検もないので圧倒的に安い&手軽ですね。

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2021年5月13日木曜日

スクラブ半径について

以前の記事のリライトですが、スクラブ半径について。
まずスクラブ半径とは何ぞや?ですがコチラのHPに良くまとまっていますね。





小技紹介 様より引用


ワイドトレッドスペーサーやオフセット(インセット)値が小さいホイールを付けるとトルクステア(キックバック)が発生してしまうのはスクラブ半径が大きいことが原因のようです。
更にその影響で、テンションロッドやハブベアリングへの負担、直進性への不安(2枚目)も抱えやすくなり、ワイドフェンダーな方々のピロアッパーやハブベアリングが逝きやすくなるのは必然のようです。


上記のHPで一番気になったのがこの記載。


一般的な市販車であればスクラブ半径はポジティブなのが一般的なようです。
勿論自分が乗っているS15もポジティブです。
上図の赤印のところの「旋回時に加速するとフロントは外側に向かおうとする」とありますが、S15はこの動きが顕著に感じます。
クリッピングについて加速しようとすると大きく外側に膨らみがちで、綺麗に立ち上がれません。
ともすると、単純に考えればスクラブ半径を小さくすれば良いとなります。


S2000やアルテッツァのホイールは+50とかありますが、これによってスクラブ半径が小さいので、キビキビとしたハンドリングの一要素になっているものと思います。




ただ一概にスクラブ半径を小さくすれば良いということも無くて、下図のとおり
画像はコチラのHP様より

スクラブ半径が増えると、外側のタイヤの実ホイールベースが長くなり、逆に内側はホイールベースが短くなります。

では上記を踏まえてドリ車ですごいオフセットのホイールを履かせているのに、初期の反応がいい車があるのはなぜなのか。スクラブ半径だけでハンドリングを考察しましたが、フロントタイヤの動きにはスクラブ半径だけでなく色々考えなければならない要素があります。

が、長くなったので今回はこの辺で。

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