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2022年10月24日月曜日

ブレーキダストクリーナーのデメリット

ブレーキダストによってホイールが汚れた際にクリーナーを使う方も多いと思いますが使い方を気をつける必要がある、と言う話のリライトです。




①ブレーキダストは「鉄」

一般的な車だと茶色のダストがホイールに付着していることが多いと思います。このダストはパッドの磨材も勿論、ローターが削れたものも多分に含まれています。


私の車はジムカーナメインなので後ろの方が汚れやすいですが。。。
このダストはホイールのみならず、ボディにも付着し、酸化して汚れがひどくなることも多々あるので早々に取り除ければ一番良いのですが。。。

②クリーナーは「鉄」と反応

一般的に販売されているホイールクリーナーは洗浄成分もそうですが、「鉄」と反応させて汚れをきれいにしている製品が多いです。
代表的な製品として、パープルマジックがありますね。


噴射後は紫色に化学反応してめちゃくちゃ汚れが取れている気分になります。
ある程度こすり洗いをすることでかなりキレイになるような印象を持っています。

が、後述する理由により飛び散らないように配慮する必要があります。


③クリーナーによる弊害と解決策

上述したとおり、ローター等の削りカスであるブレーキダストの鉄と反応して汚れを落としてくれるので助かる製品ですが、弊害があります。
注意書きにもあるアルミホイールのメッキ等への影響もそうですが、見落としがちなのが「ローター本体への攻撃性」です。



ブレーキローターダストに反応するクリーナーですから、もちろんローター本体にかかると反応します。
1回や2回かかったぐらいでは大きな影響は無いかも知れませんが、洗車のたびにパープルマジック等を使用しているとローター表面がガタガタになり、ひどい場合ローター交換する必要が出てきてしまいます。
どこかのショップに入庫した街乗りしかしてないのに年に2回以上ローター交換した方の原因がこれだった、と言う記事も見たことがあります。

なので解決策としては「ローターにかからないようにクリーナーを噴射する」もしくは「クリーナーを用いなくても良いようにこまめに掃除する」になります。
一番確実なのはホイールを車体から外してホイール単体で洗浄する事でしょうか。


④水垢取りがベスト?

一般的にはクリーナーとしてパープルマジック等が有名ですが、それでも取れない汚れについて、Twitterでこんな投稿を見かけました。


水垢取りを用いると黒ずんでしまって取れないような汚れも取れるというものです。
ちなみにホイールを外した状態であればサンポールも個人的にはオススメです。
モータースポーツをしていると特に熱等でホイールに黒ジミ化したダスト汚れが残りがちなので試してみても良いかもしれませんね。



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2022年10月17日月曜日

ポテンザサーキットチャレンジ@幸田

富士に続き、第二回目となるポテンザサーキットチャレンジ(PCC)が幸田サーキットで開催されるとのことでまたオフィシャル参加してきました。


幸田は仕事で来て以来5ヶ月ぶりです。
今回も盛況で60台弱のご参加を頂きました。




自分は朝以外はポスト員でずっとコース内に張り付いていたので参加者の方と会話できなかったのが残念ですが間近で車の動きが見れるのでこれはこれで楽しいです。


下里選手。軽でポルシェやスープラと戦う猛者!

ドリフトだとゴミ飛んできて目が痛いし服がタイヤカスだらけになるのですがグリップ走行はその辺が平和です←

競技終了後は表彰式やっている間に片付け開始。18時前に撤退することが出来ました。

帰りはマネージャー君と幸田→東京まで下道レーシングで帰宅。



静岡は高速使わなくてもスイスイでいいですね。
燃費もエアコン使っても良さげでした。


これにて今年の国産タイヤメーカーさんのお手伝い終了。
今回も前日入りして色々打合せて頂き、来年はジムカーナ業界にとっても激変の年になりそうです。





2022年9月27日火曜日

車検におけるハイビーム検査の廃止?

Twitterでこんな記事を見かけました。


来年の2023年からこれまでハイビーム検査で車検が取れていた車両(平成10年以降)も、ロービームでないと車検に通らないとする記事です。

この投稿にぶら下がりで旭川の陸運局から発表されていると思われる資料が添付されていました。




こちらを見る限りだと、赤枠で囲ったようにロービームの光軸が取れないと車検が通らないことになっています。
こちらの真偽を確かめるべくもう少し調べたところ、四国の陸運局からはこんな記事が出ていました。


こちらの資料を見る限りだと基本は旭川から発表されているようにロービームでの検査ですが、どうしても計測範囲外になってしまう場合は赤枠で囲ったフローに基づき、ハイビームでの検査を行い、車検を通すことができると読むことが出来ます。

よって地域差や検査員次第なところがありそうですが、いずれにしてもロービームでの検査が主軸になることは間違いないようです。


ロービームが光量不足の場合はバルブを変えたり、レンズを磨いたりといった整備が必要になりそうですね。

2022年9月24日土曜日

2023年シバタイヤの使用可否⁉︎

今年、2022年は破竹の勢いでユーザーが増えているシバタイヤ。
安くてグリップして、それなりに持つと言うかなりユーザー想いのタイヤで、ドリフトやジムカーナに限らず色々使われている印象があり、個人的にも大注目のタイヤです。

一方で大きなJAF行事である、来年の全日本ジムカーナの規定が以下のように発表されました。


ピックアップすると「シーランド比(地面に触れない溝の部分の面積)が25%以上」という規定が追加され、RE-12Dやβ10等のウルトラハイグリップタイヤが使用できなくなる規定となり、ゴムの硬さも一定以上となることからシバタイヤのの出番がやって来るかな?と考えてました。





ところが一筋縄ではいかないようです。


シバタイヤから発表されている現状のシーランド比は23%とのことなので、少なくとも全日本ジムカーナでは使うことが出来ないことになりますし、他社も23%ギリギリのタイヤがあるので合わせて締め出されます。
全日本の規則ベースとした試合ではシバタイヤも締め出されてしまうので各地区でどのような規定になるか、要注目ですね。
(少なくとも関東はオリジナルのTW280規制を敷いているので使えそうです。トレッドウェアについてはコチラの記事をご覧下さい)





そんなシバタイヤも上記のブログによれば新しいタイヤを開発中、と記載があるので期待したいところですね。

いずれにしても来年のタイヤ動向は大きく変わりそうですので今から要注視です。


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2022年9月13日火曜日

SR20エンジンの再生産

 東京の八王子にあるマーキュリーエンタープライズから嬉しい発表がありました。




SR20DETエンジンが再販されるというもの。
値段は小ロット生産でしょうから勿論以前よりは高いですが、中古で素性不明のものを買って苦労するぐらいならこちらの方が良いと思います。

態度の良い中古が手に入りずらくなってることからとても有難いことですね。
詳細は下田選手のYouTubeをご覧下さい。


2022年8月24日水曜日

YOKOHAMAの新しいADVAN A055について

 今年6月ごろ、海外のYokohama Tireからこんなリリースがありました。



A050やA052よりもかなり攻めたトレッドパターンをしています。


以前も紹介し、一部のサーキットユーザーで重用されているHoosierと似たようなデザインで、公道走行可能な溝はありつつもドライグリップを極限まで攻めた形状になっています。
(デザイン的には公道OKですが、横浜からも一般道での使用は控えるようアナウンスされています)


気になるレビューですが、本国のユーザーサイト等も発表後にアクセスしてみていますが、投稿が少なく判断が出来かねますが、Tirerackの記載によれば「A055は氷点下や雪道、氷上での走行を想定しておらず、華氏32度以上(摂氏0度)の室内で保管することが必要です」と記載があることから、A050のように温度感受性があるタイヤであるがゆえに、ピークグリップは少なくともA052の上位になりそうです。一方で冬場や強ウェット路面はダメそうですね。

またタイヤの重量も205/50R15というサイズで比べた場合、A050は約9.4㎏なのに対し、A055は約8.1㎏(17.8lbs)であることから、軽量化にもかなり力を入れた新世代のタイヤであることがわかります。(ちなみにA052は約8.5kgなので、溝がA052より少なくなっているにも関わらず軽量化を達成していることになりますね)




気になるトレッドウェアについては40ということで、かなりのソフトコンパウンドであることがわかります。これだけ柔らかいとユニフォミティ(真円度)を維持し、ロス出さずに製造するのも大変そうですが。。。
(トレッドウェアって何?な方はコチラをご覧下さい)

日本正式導入時期についてはまだ回答貰えていませんが、正式導入するには色々課題がありそうですね。


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